青空文庫の全作品
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| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 浅沼稲次郎の三つの代表的演説 | 浅沼稲次郎 | 60分以内 | |
一、吉田内閣不信任決議案賛成演説 一九五三(昭和二十八)年三月十四日 衆議院本会議 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題になりました改進党並びに両社会党の共同提案による吉田内閣不信任案に対し賛成の意を表明せんとするものであります。 | |||
| 秋の悲歎 | 富永太郎 | 5分以内 | |
私は透明な秋の薄暮の中に墜ちる。 | |||
| 現在の日本民窯 | 柳宗悦 | 30分以内 | |
私たちはこれから九州の南端を発して北へと上り、四国を一瞥し、山陽山陰を廻り、中部の諸国を経て、北国に進み、転々と現在の民窯を訪ねようとするのである。 | |||
| 多々良の雑器 | 柳宗悦 | 30分以内 | |
多々良(たたろう)のことを私が初めて耳にしたのは、昭和二十年頃、黒牟田の窯を訪ねた時、その村の円楽寺で一個の植木鉢を見たその時でした。 | |||
| 文化史上の寺田寅彦先生 | 中谷宇吉郎 | 10分以内 | |
現代のわが国のもった最も綜合的な文化の恩人たる故寺田寅彦先生の全貌を語ることは、今日の日本のもつ教養の最高峰を語ることであって、単に物理学の部門での先生の一門下生たる自分などのなし得るところではないかも知れないが、何人がその任に当っても恐らく非常に困難なことであろう。 | |||
| 物語の絵画化についてなど | 亀井勝一郎 | 30分以内 | |
造型は始原的には「言葉」に従ふものである。 | |||
| 通俗作家 荷風 | 坂口安吾 | 10分以内 | |
「問はず語り」は話が好都合にできすぎてゐる。 | |||
| 波の音 | 田山花袋 | 30分以内 | |
一 『何うもあれは変だね?』かう大学生の小畠はそこに入つて来た旅舎の中年の女中に言つた。 | |||
| 山谿に生くる人々 | 葉山嘉樹 | 1時間〜 | |
何たる事であろう。 | |||
| 仏法僧鳥 | 斎藤茂吉 | 30分以内 | |
大正十四年八月四日の朝奈良の宿を立って紀伊の国高野山に向った。 | |||
| 沈め | 仲村渠 | 5分以内 | |
那覇港よ その海民よ 剽悍な気魄いまやなし ああ美しい贈りものを! 尾類が紅いどくを文身こむだらうよ 人魚の肌へ 鮫を、比目魚を、いらぶう、海豚を 市をめぐつて海の族が酔うて痴れて酔ひ痴れて おまへを誘ひにくるだらう 泡盛の匂ひを古酒を撒いて! 沈め沈め沈め海へ底へ おまへの市の石垣が魚城の砦に役立つ日が来た そこで午睡をするがよい! おまへの午睡に役立つ日が来た 海の中で黄いろ? 赤いろ? | |||
| 現今の少女小説について | 宮本百合子 | 10分以内 | |
今行われる少女小説について私は自分の荷にあまるほどいろいろの事を考えさせられるんです。 | |||
| 眼鏡 | 織田作之助 | 5分以内 | |
三年生になった途端に、道子は近視になった。 | |||
| 寺田寅彦 | 和辻哲郎 | 5分以内 | |
(昭和十一年) 寺田さんは有名な物理学者であるが、その研究の特徴は、日常身辺にありふれた事柄、具体的現実として我々の周囲に手近に見られるような事実の中に、本当に研究すべき問題を見出した点にあるという。 | |||
| 魯山人家蔵百選 序 | 北大路魯山人 | 5分以内 | |
私が鎌倉の山崎に窯を築き、製陶の事に懸命に係り出してからといふものは、勢の赴くところとでも云はうか、参考品としての古陶磁の蒐集が余儀なく一箇の大事になつた。 | |||
| 小さい機縁 | 中谷宇吉郎 | 10分以内 | |
今年の六月、本土爆撃がいよいよ苛烈になって、東京は大半焼け、横浜も一日の猛爆で、全市が一遍に壊滅してしまった頃の話である。 | |||
| 新帰朝者日記 拾遺 | 永井荷風 | 10分以内 | |
二月五日 葉山の別邸に父を訪ねた。 | |||
| 黒き素船 | 岩野泡鳴 | 5分以内 | |
黒き 素船 を 透かし見れば、 砂 に しやがめる 影 と まがひ、 沖 の 小島 の 薄き 見れば、 人 の 思ひに 沈む けはひ、 空 に 住へる 月 を 仰ぎ、 寂びし わが身 の 魂 と 見たり。 | |||
| 許南麒の詩のように | 中野鈴子 | 5分以内 | |
「詩とたたかいとは もはや 朝鮮において 区別出来ず たたかいと 詩とは もはや 朝鮮では二つのものではない 若し朝鮮の詩人の名のすべてを聞く人 愛国者の名を聞く人があったら すべての朝鮮の人民の名を のこらず 挙げよう」 (許南麒の詩) 我がサークルの仲間たち 田をおこす 土方をしている 洋服屋へ 通うている 下駄屋 古着屋 奨学資金で 大学にいるもの そして 刑務所にいる 我がサークルの仲 | |||
| 社会時評 | 戸坂潤 | 1時間〜 | |
目次 思想問題恐怖症 自由主義の悲劇面 転向万歳 倫理化時代 減刑運動の効果 世人の顰蹙 林檎が起した波紋 小学校校長のために 博士ダンピングへ 荒木陸相の流感以後 スポーツマンシップとマネージャーシップ 失望したハチ公 武部学長・投書・メリケン 農村問題・寄付行為其他 三位一体の改組その他 罷業不安時代 パンフレット事件及び風害対策 高等警察及び冷害対策 試験地獄礼讃 免職教授列伝 ギャング狩 | |||
| 情智関係論 | 西周 | 5分以内 | |
前日嘗て心理を論じ、心の能力を分ちて、智情意の三大部となして説き、且智の能力は此前に之を略論したり。 | |||
| 「にんじん」とルナアルについて | 岸田国士 | 30分以内 | |
ジュウル・ルナアル(Jules Renard 1864―1910)の作品のうちで最もひろく読まれ、世人に親しまれているのは、この「にんじん」である。 | |||
| 「霜柱の研究」について | 中谷宇吉郎 | 30分以内 | |
同窓の友人M君から自由学園学術叢書第一を贈られたので早速読んで見た。 | |||
| (上等兵安藤孝雄を憶ふ) | 森川義信 | 5分以内 | |
友よ お前は二十歳 ひととき朔北の風よりも疾く お前の額を貫ぬいて行つたものについては もう考へまい わたしは聞いた大きな秩序のなかに ただ はげしい意欲を お前の軍靴の音を わたしの力いつぱいの背のびではとどかない 流れよ幅広い苦悩のうねりよ 友よ二十歳の掌のなかで燃えたものよ | |||
| 旃陀羅考 | 喜田貞吉 | 60分以内 | |
1 緒言 日蓮宗の宗祖日蓮聖人はエタの子なりという説がある。 | |||
| 一家 | 中野鈴子 | 5分以内 | |
わたしの祖先は代々が百姓であった 八町はなれた五万石の城下町 ゆきとどいた殿様のムチの下で這いまわった 少しのことに重いチョウバツ 百たたきの音が夜気を破った 天保に生まれた祖父はいつも言った 百姓のようなつらい仕事があろうか 味無いもの食って着るものも着ず 銭ものこらん 金づちの川流れだ わたしの父母は五人の子供を育てた 父母は子供を百姓にさせる気はなかった 二人の男の子は五つ六つから朝晩瀬 | |||
| 私と外国文学 | 田山花袋 | 5分以内 | |
一 私達が外国文学を研究する時分には、本がないので非常に困つたものである。 | |||
| 真実 | 北原白秋 | 5分以内 | |
自ラノ真実ヲ真実トスルコト、 金ヲ金トシ悲シムコト、 吹ク風ノオノレソヨギ、 薔薇ト野菜ノムキムキニ咲キ、 鳥ノ飛ビ、魚ノオヨギ、虫ノ匍フコト、 男ヲンナノツツマシク連レ添フコト、 ミナアハレナリ、シンジツニ。 | |||
| 神童 | パウル・トーマス・マン | 30分以内 | |
神童が入って来る――会場はしんとしずまる。 | |||
| 北九州の窯 | 柳宗悦 | 30分以内 | |
もし日本の各地に散らばる窯を、地図に赤く印し附けたら、それは山を飾るつつじの如く日本を美しく彩るであろう。 | |||
| 風は草木にささやいた | 山村暮鳥 | 1時間〜 | |
此の書を祖國のひとびとにおくる なんぢはなんぢの面に汗して生くべし 人間の勝利 人間はみな苦んでゐる 何がそんなに君達をくるしめるのか しつかりしろ 人間の強さにあれ 人間の強さに生きろ くるしいか くるしめ それがわれわれを立派にする みろ山頂の松の古木を その梢が烈風を切つてゐるところを その音の痛痛しさ その音が人間を力づける 人間の肉に喰ひいるその音のいみじさ 何が君達をく | |||
| 勝負師 | 坂口安吾 | 1時間〜 | |
五月九日のことだ。 | |||
| 春泥 | 神西清 | 60分以内 | |
大海人は今日も朝から猟だつた。 | |||
| 土下座 | 和辻哲郎 | 10分以内 | |
ある男が祖父の葬式に行ったときの話です。 | |||
| 随筆 藪柑子 | 小川正子 | 5分以内 | |
土井晩翠先生夫人に、初めてお目に懸つたのは、夫人が長島に御出でになられた昭和十年の秋であつたが、其の頃は私はまだ御目見得以下であつたので、直接に御話を伺つたり御接待に出たりしたのではなかつた。 | |||
| 港に沈んだ鉄片の希望 | 仲村渠 | 5分以内 | |
浚渫船はいづこの海を浚つてゐるのだらう 鉄片は沈んで沈んで港の底 眇の眸を覗かせるよ ああ気なげな空想を抱いてゐるぞ ねそべつた比目魚が吐きだす泡にぶらさがり ゆらゆら海面に昇つてゆく鉄片の願望よ おをい! 海上遠く、青空映す友だちよ 針魚よりも鋭い腰の短剣め! あいつの主人はランチを飛ばして海軍大尉の美男子だ 浮標めの自由な展望よ あいつは海と空の骰子だ あいつは燈台の横腹にさしこむ朝日の第一線 | |||
| 西部通信 | 中原中也 | 5分以内 | |
一 その日はカラリと晴れた、やはらかい日射しの、秋の一日だつた。 | |||
| 管見芭蕉翁 | 佐藤春夫 | 5分以内 | |
すぐれた詩人といふものを見るに、同時に鋭い批評家であり、俊敏なジャーナリスト(時務を知る人)を兼ねてゐる。 | |||
| 十二支考 | 南方熊楠 | 30分以内 | |
「張り交ぜの屏風ひつじの五目飯」てふ川柳がある。 | |||
| パステルの竜 | 芥川竜之介 | 5分以内 | |
これは上海滞在中、病間に訳したものである。 | |||
| マルクス主義と唯物論 | 三木清 | 60分以内 | |
一 言葉は魔術的なはたらきをする。 | |||
| わが文学修業 | 織田作之助 | 10分以内 | |
本当に小説の勉強をはじめたのは、二十六の時である。 | |||
| 続重病室日誌 | 北条民雄 | 30分以内 | |
九月二十四日。 | |||
| 草双紙と講釈の世界 | 折口信夫 | 10分以内 | |
飜案物と言へば、少し茫漠とするが「書き直し物」で通つてゐる種類の脚本がある。 | |||
| 西瓜 | 永井荷風 | 30分以内 | |
持てあます西瓜ひとつやひとり者 これはわたくしの駄句である。 | |||
| 顔 | 李箱 | 5分以内 | |
ひもじい顔を見る。 | |||
| プロパガンダ | 加藤一夫 | 5分以内 | |
今こそは、凡てのものの目覚める時だ 黎明の空は既に白みはじめた。 | |||
| ねがひ | 仲村渠 | 5分以内 | |
あなたの白い手 冷くならんだ五指の甲でこの頬が打たれたい 落葉に敲かれるシルクハツトは悲しげである 凛乎と美しい反りで悲しげである 一座の花形 美少女の平手に敲かれる道化役の頬より悲しげである キヤフエの紳士 白皮の手套に敲かれる酔漢の頬より悲しげである ねがひは降りしきる落葉 素裸に立つ僕のからだは悲しげである | |||
| 悪夢 | 末吉安持 | 5分以内 | |
こは悪夢、あゝ神よ、 夢はふたたび見せざれな、 われには斯かる嫉み無し。 | |||
| 色のない旗 | 竹内浩三 | 5分以内 | |
詩を作り、 人に示し、 笑って、自ら驕る ――ああ、此れ以外の 何を己れは覚えたであろう? この世で、これまで…… 城 左門 できるだけ、知らない顔を試るのだけれど、気にしないわけにはゆかない。 | |||