和辻哲郎の全作品

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作品名著者読了時間文字数人気書き出し
古寺巡礼和辻哲郎1時間〜144,551

改版序  この書は大正七年の五月、二三の友人とともに奈良付近の古寺を見物したときの印象記である。

改版序  この書は大正七年の五月、二三の友人とともに奈良付近の古寺を見物したときの印象記である。

孔子和辻哲郎1時間〜74,721

序  自分には孔子について書くだけの研究も素養も準備もない。

序  自分には孔子について書くだけの研究も素養も準備もない。

面とペルソナ和辻哲郎30分以内4,794

問題にしない時にはわかり切ったことと思われているものが、さて問題にしてみると実にわからなくなる。

問題にしない時にはわかり切ったことと思われているものが、さて問題にしてみると実にわからなくなる。

夢和辻哲郎60分以内12,467

夢の話をするのはあまり気のきいたことではない。

夢の話をするのはあまり気のきいたことではない。

日本精神史研究和辻哲郎1時間〜209,379

改訂版序  今度版を新たにするに当たり、全体にわたって語句の修正を施し、二、三の個所にはやや詳しく修補を加えた。

改訂版序  今度版を新たにするに当たり、全体にわたって語句の修正を施し、二、三の個所にはやや詳しく修補を加えた。

鎖国和辻哲郎1時間〜444,639

序  この書は近世初頭における世界の情勢のなかで日本の状況・境位を考察したものである。

序  この書は近世初頭における世界の情勢のなかで日本の状況・境位を考察したものである。

西の京の思ひ出和辻哲郎60分以内12,038

老人の思ひ出話など、今の若い人にはあまり興味はあるまいと思はれるが、老人にとつては、思ひ出に耽ることは楽しいのである。

老人の思ひ出話など、今の若い人にはあまり興味はあるまいと思はれるが、老人にとつては、思ひ出に耽ることは楽しいのである。

四十年前のエキスカージョン和辻哲郎10分以内3,037

このごろは大和の国も電車やバスの交通が大変便利になって来たので、昔に比べると、古寺めぐりはよほど楽になったようである。

このごろは大和の国も電車やバスの交通が大変便利になって来たので、昔に比べると、古寺めぐりはよほど楽になったようである。

埋もれた日本和辻哲郎60分以内21,462

この問題を考えるには、まず応仁の乱(一四六七―一四七七)あたりから始めるべきだと思うが、この乱の時のヨーロッパを考えると、レオナルド・ダ・ヴィンチは二十歳前後の青年であったし、エラスムス、マキアヴェリ、ミケランジェロなどはようやくこの乱の間に生まれたのであるし、ルターはまだ生まれていなかった。

この問題を考えるには、まず応仁の乱(一四六七―一四七七)あたりから始めるべきだと思うが、この乱の時のヨーロッパを考えると、レオナルド・ダ・ヴィンチは二十歳前後の青年であったし、エラスムス、マキアヴェリ、ミケランジェロなどはようやくこの乱の間に生まれたのであるし、ルターはまだ生まれていなかった。

偶像崇拝の心理和辻哲郎30分以内6,284

私がここに観察しようとするのは、「偶像破壊」の運動が破壊の目的物とした、「固定観念」の尊崇についてではない。

私がここに観察しようとするのは、「偶像破壊」の運動が破壊の目的物とした、「固定観念」の尊崇についてではない。

非名誉教授の弁和辻哲郎30分以内5,531

わたくしは東京大学の名誉教授ではない。

わたくしは東京大学の名誉教授ではない。

夏目先生の追憶和辻哲郎30分以内10,354

一  夏目先生の大きい死にあってから今日は八日目である。

一  夏目先生の大きい死にあってから今日は八日目である。

漱石の人物和辻哲郎30分以内11,468

私が漱石と直接に接触したのは、漱石晩年の満三個年の間だけである。

私が漱石と直接に接触したのは、漱石晩年の満三個年の間だけである。

地異印象記和辻哲郎60分以内19,120

(大正十二年九月) 一  大正十二年ごろ関東地方に大地震がある、ということをある権威ある地震学者が予言したと仮定する。

(大正十二年九月) 一  大正十二年ごろ関東地方に大地震がある、ということをある権威ある地震学者が予言したと仮定する。

アフリカの文化和辻哲郎10分以内2,557

フロベニウスの『アフリカ文化史』は、非常に優れた書であるとともにまた実におもしろい書である。

フロベニウスの『アフリカ文化史』は、非常に優れた書であるとともにまた実におもしろい書である。

ある思想家の手紙和辻哲郎30分以内7,860

一  秋の雨がしとしとと松林の上に降り注いでいます。

一  秋の雨がしとしとと松林の上に降り注いでいます。

創作の心理について和辻哲郎10分以内3,841

一  我々は創作者として活らく時、その創作の心理を観察するだけの余裕を持たない。

一  我々は創作者として活らく時、その創作の心理を観察するだけの余裕を持たない。

自己の肯定と否定と和辻哲郎30分以内5,255

自分にとっては、強く内から湧いて来る自己否定の要求は、自己肯定の傾向が隈なく自分を支配していた後に現われて来た。

自分にとっては、強く内から湧いて来る自己否定の要求は、自己肯定の傾向が隈なく自分を支配していた後に現われて来た。

寺田寅彦和辻哲郎5分以内1,124

(昭和十一年)  寺田さんは有名な物理学者であるが、その研究の特徴は、日常身辺にありふれた事柄、具体的現実として我々の周囲に手近に見られるような事実の中に、本当に研究すべき問題を見出した点にあるという。

(昭和十一年)  寺田さんは有名な物理学者であるが、その研究の特徴は、日常身辺にありふれた事柄、具体的現実として我々の周囲に手近に見られるような事実の中に、本当に研究すべき問題を見出した点にあるという。

土下座和辻哲郎10分以内2,328

ある男が祖父の葬式に行ったときの話です。

ある男が祖父の葬式に行ったときの話です。

蝸牛の角和辻哲郎30分以内8,838

(一) 芸術の検閲 (大正十一年十一月)  ロダンの「接吻」が公開を禁止されたとき、大分いろいろな議論が起こった。

(一) 芸術の検閲 (大正十一年十一月)  ロダンの「接吻」が公開を禁止されたとき、大分いろいろな議論が起こった。

城和辻哲郎30分以内4,215

大地震以後東京に高層建築の殖えて行った速度は、かなり早かったと言ってよい。

大地震以後東京に高層建築の殖えて行った速度は、かなり早かったと言ってよい。

月夜の東大寺南大門和辻哲郎10分以内3,252

夕方から空が晴れ上つて、夜は月が明るかつた。

夕方から空が晴れ上つて、夜は月が明るかつた。

樹の根和辻哲郎10分以内2,749

一  松の樹に囲まれた家の中に住んでいても松の樹の根が地中でどうなっているかはあまり考えてみた事がなかった。

一  松の樹に囲まれた家の中に住んでいても松の樹の根が地中でどうなっているかはあまり考えてみた事がなかった。

京の四季和辻哲郎30分以内7,940

京都に足かけ十年住んだのち、また東京へ引っ越して来たのは、六月の末、樹の葉が盛んに茂っている時であったが、その東京の樹の葉の緑が実にきたなく感じられて、やり切れない気持ちがした。

京都に足かけ十年住んだのち、また東京へ引っ越して来たのは、六月の末、樹の葉が盛んに茂っている時であったが、その東京の樹の葉の緑が実にきたなく感じられて、やり切れない気持ちがした。

初めて西田幾多郎の名を聞いたころ和辻哲郎30分以内4,034

わたくしが初めて西田幾多郎という名を聞いたのは、明治四十二年の九月ごろのことであった。

わたくしが初めて西田幾多郎という名を聞いたのは、明治四十二年の九月ごろのことであった。

露伴先生の思い出和辻哲郎30分以内4,169

関東大震災の前数年の間、先輩たちにまじって露伴先生から俳諧の指導をうけたことがある。

関東大震災の前数年の間、先輩たちにまじって露伴先生から俳諧の指導をうけたことがある。

享楽人和辻哲郎30分以内4,543

五、六年前のことと記憶する。

五、六年前のことと記憶する。

「自然」を深めよ和辻哲郎30分以内6,910

一  我々の生活や作物が「不自然」であってはならないことは、今さらここに繰り返すまでもない。

一  我々の生活や作物が「不自然」であってはならないことは、今さらここに繰り返すまでもない。

寺田さんに最後に逢った時和辻哲郎5分以内1,289

去年の八月の末、谷川君に引っ張り出されて北軽井沢を訪れた。

去年の八月の末、谷川君に引っ張り出されて北軽井沢を訪れた。

ベエトォフェンの面和辻哲郎10分以内2,195

一  人生が苦患の谷であることを私もまたしみじみと感じる。

一  人生が苦患の谷であることを私もまたしみじみと感じる。

生きること作ること和辻哲郎30分以内8,286

一  私は近ごろ、「やっとわかった」という心持ちにしばしば襲われる。

一  私は近ごろ、「やっとわかった」という心持ちにしばしば襲われる。

停車場で感じたこと和辻哲郎30分以内7,514

一  ある雨の降る日、私は友人を郊外の家に訪ねて昼前から夜まで話し込んだ。

一  ある雨の降る日、私は友人を郊外の家に訪ねて昼前から夜まで話し込んだ。

藤村の個性和辻哲郎30分以内6,786

藤村は非常に個性の強い人で、自分の好みによる独自の世界というふうなものを、おのずから自分の周囲に作り上げていた。

藤村は非常に個性の強い人で、自分の好みによる独自の世界というふうなものを、おのずから自分の周囲に作り上げていた。

『偶像再興』序言和辻哲郎30分以内6,143

一  偶像破壊が生活の進展に欠くべからざるものであることは今さら繰り返すまでもない。

一  偶像破壊が生活の進展に欠くべからざるものであることは今さら繰り返すまでもない。

『青丘雑記』を読む和辻哲郎5分以内1,925

『青丘雑記』は安倍能成氏が最近六年間に書いた随筆の集である。

『青丘雑記』は安倍能成氏が最近六年間に書いた随筆の集である。

『劉生画集及芸術観』について和辻哲郎30分以内4,692

自分は現代の画家中に岸田君ほど明らかな「成長」を示している人を知らない。

自分は現代の画家中に岸田君ほど明らかな「成長」を示している人を知らない。

院展遠望和辻哲郎30分以内7,400

遠望であるから細かいところは見えないものと承知していただきたい。

遠望であるから細かいところは見えないものと承知していただきたい。

院展日本画所感和辻哲郎30分以内5,119

歌舞伎芝居や日本音曲は、徳川時代に完成せられたものからほとんど一歩も出られない。

歌舞伎芝居や日本音曲は、徳川時代に完成せられたものからほとんど一歩も出られない。

岡倉先生の思い出和辻哲郎5分以内1,878

今度岡倉一雄氏の編輯で『岡倉天心全集』が出始めた。

今度岡倉一雄氏の編輯で『岡倉天心全集』が出始めた。

巨椋池の蓮和辻哲郎30分以内6,043

蓮の花は日本人に最も親しい花の一つで、その大きい花びらの美しい彎曲線や、ほのぼのとした清らかな色や、その葉のすがすがしい匂いや肌ざわりなどを、きわめて身近に感じなかった人は、われわれの間にはまずなかろうと思う。

蓮の花は日本人に最も親しい花の一つで、その大きい花びらの美しい彎曲線や、ほのぼのとした清らかな色や、その葉のすがすがしい匂いや肌ざわりなどを、きわめて身近に感じなかった人は、われわれの間にはまずなかろうと思う。

歌集『涌井』を読む和辻哲郎10分以内2,578

わたくしは歌のことはよくわからず、広く読んでいるわけでもないが、岡麓先生のお作にはかねがね敬服している。

わたくしは歌のことはよくわからず、広く読んでいるわけでもないが、岡麓先生のお作にはかねがね敬服している。

茸狩り和辻哲郎10分以内2,668

松茸の出るころになるといつも思い出すことであるが、茸という物が自分に対して持っている価値は子供時代の生活と離し難いように思われる。

松茸の出るころになるといつも思い出すことであるが、茸という物が自分に対して持っている価値は子供時代の生活と離し難いように思われる。

人物埴輪の眼和辻哲郎10分以内3,176

埴輪というのは、元来はその言葉の示している通り、埴土で作った素焼き円筒のことである。

埴輪というのは、元来はその言葉の示している通り、埴土で作った素焼き円筒のことである。

すべての芽を培え和辻哲郎30分以内5,222

青春を通り越したというのでしきりに残り惜しく感じている人があるようですが、私はまだその残り惜しさをしみじみ感ずるほどな余裕をもっていません。

青春を通り越したというのでしきりに残り惜しく感じている人があるようですが、私はまだその残り惜しさをしみじみ感ずるほどな余裕をもっていません。

世界の変革と芸術和辻哲郎30分以内5,017

一  講和近づけりという噂がある。

一  講和近づけりという噂がある。

転向和辻哲郎30分以内10,649

一  過去の生活が突然新しい意義を帯びて力強く現在の生活を動かし初めることがある。

一  過去の生活が突然新しい意義を帯びて力強く現在の生活を動かし初めることがある。

能面の様式和辻哲郎10分以内2,536

野上豊一郎君の『能面』がいよいよ出版されることになった。

野上豊一郎君の『能面』がいよいよ出版されることになった。

文楽座の人形芝居和辻哲郎30分以内4,744

日本文化協会の催しで文楽座の人形使いの名人吉田文五郎、桐竹紋十郎諸氏を招いて人形芝居についての講演、実演などがあった。

日本文化協会の催しで文楽座の人形使いの名人吉田文五郎、桐竹紋十郎諸氏を招いて人形芝居についての講演、実演などがあった。

松風の音和辻哲郎5分以内1,468

東京の郊外で夏を送っていると、時々松風の音をなつかしく思い起こすことがある。

東京の郊外で夏を送っていると、時々松風の音をなつかしく思い起こすことがある。