30分以内で読める青空文庫の短編作品

青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「30分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。

1–50件 / 全4,258件

青空文庫の作品を人気順に表示
作品名著者読了時間文字数人気書き出し
走れメロス太宰治30分以内9,913

メロスは激怒した。

メロスは激怒した。

山月記中島敦30分以内5,845

隴西の李徴は博学才穎、天宝の末年、若くして名を虎榜に連ね、ついで江南尉に補せられたが、性、狷介、自ら恃むところ頗る厚く、賤吏に甘んずるを潔しとしなかった。

隴西の李徴は博学才穎、天宝の末年、若くして名を虎榜に連ね、ついで江南尉に補せられたが、性、狷介、自ら恃むところ頗る厚く、賤吏に甘んずるを潔しとしなかった。

羅生門芥川竜之介30分以内5,748

ある日の暮方の事である。

ある日の暮方の事である。

檸檬梶井基次郎30分以内4,987

えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終圧えつけていた。

えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終圧えつけていた。

方丈記鴨長明30分以内9,396

行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。

行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。

鼻芥川竜之介30分以内5,821

禅智内供の鼻と云えば、池の尾で知らない者はない。

禅智内供の鼻と云えば、池の尾で知らない者はない。

堕落論坂口安吾30分以内7,624

半年のうちに世相は変った。

半年のうちに世相は変った。

藪の中芥川竜之介30分以内8,545

検非違使に問われたる木樵りの物語  さようでございます。

検非違使に問われたる木樵りの物語  さようでございます。

桃太郎芥川竜之介30分以内4,539

一  むかし、むかし、大むかし、ある深い山の奥に大きい桃の木が一本あった。

一  むかし、むかし、大むかし、ある深い山の奥に大きい桃の木が一本あった。

瓶詰地獄夢野久作30分以内6,932

拝呈 時下益々御清栄、奉慶賀候。

拝呈 時下益々御清栄、奉慶賀候。

高瀬舟森鴎外30分以内8,818

高瀬舟は京都の高瀬川を上下する小舟である。

高瀬舟は京都の高瀬川を上下する小舟である。

戦争責任者の問題伊丹万作30分以内7,121

最近、自由映画人連盟の人たちが映画界の戦争責任者を指摘し、その追放を主張しており、主唱者の中には私の名前もまじつているということを聞いた。

最近、自由映画人連盟の人たちが映画界の戦争責任者を指摘し、その追放を主張しており、主唱者の中には私の名前もまじつているということを聞いた。

黒猫エドガー・アラン・ポー30分以内10,025

私がこれから書こうとしているきわめて奇怪な、またきわめて素朴な物語については、自分はそれを信じてもらえるとも思わないし、そう願いもしない。

私がこれから書こうとしているきわめて奇怪な、またきわめて素朴な物語については、自分はそれを信じてもらえるとも思わないし、そう願いもしない。

故郷魯迅30分以内8,233

わたしは厳寒を冒して、二千余里を隔て二十余年も別れていた故郷に帰って来た。

わたしは厳寒を冒して、二千余里を隔て二十余年も別れていた故郷に帰って来た。

あばばばば芥川竜之介30分以内6,338

保吉はずつと以前からこの店の主人を見知つてゐる。

保吉はずつと以前からこの店の主人を見知つてゐる。

名人伝中島敦30分以内5,773

趙の邯鄲の都に住む紀昌という男が、天下第一の弓の名人になろうと志を立てた。

趙の邯鄲の都に住む紀昌という男が、天下第一の弓の名人になろうと志を立てた。

外科室泉鏡花30分以内7,484

上  実は好奇心のゆえに、しかれども予は予が画師たるを利器として、ともかくも口実を設けつつ、予と兄弟もただならざる医学士高峰をしいて、某の日東京府下の一病院において、渠が刀を下すべき、貴船伯爵夫人の手術をば予をして見せしむることを余儀なくしたり。

上  実は好奇心のゆえに、しかれども予は予が画師たるを利器として、ともかくも口実を設けつつ、予と兄弟もただならざる医学士高峰をしいて、某の日東京府下の一病院において、渠が刀を下すべき、貴船伯爵夫人の手術をば予をして見せしむることを余儀なくしたり。

桜桃太宰治30分以内4,920

われ、山にむかいて、目を挙ぐ。

われ、山にむかいて、目を挙ぐ。

尾崎放哉選句集尾崎放哉30分以内8,517

尾崎放哉選句集 青空文庫版まえがき  このHTMLファイルには、種田山頭火と並んでいわゆる自由律俳句を代表する俳人、尾崎放哉(おざき・ほうさい。一八八五―一九二六)の作品を年代を追って並べた。

尾崎放哉選句集 青空文庫版まえがき  このHTMLファイルには、種田山頭火と並んでいわゆる自由律俳句を代表する俳人、尾崎放哉(おざき・ほうさい。一八八五―一九二六)の作品を年代を追って並べた。

秋芥川竜之介30分以内11,175

一  信子は女子大学にゐた時から、才媛の名声を担つてゐた。

一  信子は女子大学にゐた時から、才媛の名声を担つてゐた。

葉太宰治30分以内9,727

撰ばれてあることの 恍惚と不安と 二つわれにあり          ヴェルレエヌ  死のうと思っていた。

撰ばれてあることの 恍惚と不安と 二つわれにあり          ヴェルレエヌ  死のうと思っていた。

葉桜と魔笛太宰治30分以内6,166

桜が散って、このように葉桜のころになれば、私は、きっと思い出します。

桜が散って、このように葉桜のころになれば、私は、きっと思い出します。

猫の事務所宮沢賢治30分以内6,369

軽便鉄道の停車場のちかくに、猫の第六事務所がありました。

軽便鉄道の停車場のちかくに、猫の第六事務所がありました。

耳無芳一の話小泉八雲30分以内7,957

七百年以上も昔の事、下ノ関海峡の壇ノ浦で、平家すなわち平族と、源氏すなわち源族との間の、永い争いの最後の戦闘が戦われた。

七百年以上も昔の事、下ノ関海峡の壇ノ浦で、平家すなわち平族と、源氏すなわち源族との間の、永い争いの最後の戦闘が戦われた。

文字禍中島敦30分以内6,474

文字の霊などというものが、一体、あるものか、どうか。

文字の霊などというものが、一体、あるものか、どうか。

地球儀牧野信一30分以内4,213

祖父の十七年の法要があるから帰れ――という母からの手紙で、私は二タ月ぶりぐらいで小田原の家に帰った。

祖父の十七年の法要があるから帰れ――という母からの手紙で、私は二タ月ぶりぐらいで小田原の家に帰った。

刺青谷崎潤一郎30分以内5,716

其れはまだ人々が「愚」と云う貴い徳を持って居て、世の中が今のように激しく軋み合わない時分であった。

其れはまだ人々が「愚」と云う貴い徳を持って居て、世の中が今のように激しく軋み合わない時分であった。

小さき者へ有島武郎30分以内10,193

お前たちが大きくなって、一人前の人間に育ち上った時、――その時までお前たちのパパは生きているかいないか、それは分らない事だが――父の書き残したものを繰拡げて見る機会があるだろうと思う。

お前たちが大きくなって、一人前の人間に育ち上った時、――その時までお前たちのパパは生きているかいないか、それは分らない事だが――父の書き残したものを繰拡げて見る機会があるだろうと思う。

少女病田山花袋30分以内11,871

一  山手線の朝の七時二十分の上り汽車が、代々木の電車停留場の崖下を地響きさせて通るころ、千駄谷の田畝をてくてくと歩いていく男がある。

一  山手線の朝の七時二十分の上り汽車が、代々木の電車停留場の崖下を地響きさせて通るころ、千駄谷の田畝をてくてくと歩いていく男がある。

狂人日記魯迅30分以内8,394

某君兄弟数人はいずれもわたしの中学時代の友達で、久しく別れているうち便りも途絶えがちになった。

某君兄弟数人はいずれもわたしの中学時代の友達で、久しく別れているうち便りも途絶えがちになった。

秋の瞳八木重吉30分以内9,375

序  私は、友が無くては、耐へられぬのです。

序  私は、友が無くては、耐へられぬのです。

Kの昇天梶井基次郎30分以内5,603

お手紙によりますと、あなたはK君の溺死について、それが過失だったろうか、自殺だったろうか、自殺ならば、それが何に原因しているのだろう、あるいは不治の病をはかなんで死んだのではなかろうかと様さまに思い悩んでいられるようであります。

お手紙によりますと、あなたはK君の溺死について、それが過失だったろうか、自殺だったろうか、自殺ならば、それが何に原因しているのだろう、あるいは不治の病をはかなんで死んだのではなかろうかと様さまに思い悩んでいられるようであります。

悲しき玩具石川啄木30分以内6,790

呼吸すれば、 胸の中にて鳴る音あり。

呼吸すれば、 胸の中にて鳴る音あり。

文鳥夏目漱石30分以内10,634

十月早稲田に移る。

十月早稲田に移る。

純情小曲集萩原朔太郎30分以内9,229

[#ページの左右中央] 北原白秋氏に捧ぐ [#改ページ] 珍らしいものをかくしてゐる人への序文  萩原の今ゐる二階家から本郷動坂あたりの町家の屋根が見え、木立を透いて赤い色の三角形の支那風な旗が、いつも行くごとに閃めいて見えた。

[#ページの左右中央] 北原白秋氏に捧ぐ [#改ページ] 珍らしいものをかくしてゐる人への序文  萩原の今ゐる二階家から本郷動坂あたりの町家の屋根が見え、木立を透いて赤い色の三角形の支那風な旗が、いつも行くごとに閃めいて見えた。

猫町萩原朔太郎30分以内10,423

蠅を叩きつぶしたところで、蠅の「物そのもの」は死にはしない。

蠅を叩きつぶしたところで、蠅の「物そのもの」は死にはしない。

神神の微笑芥川竜之介30分以内9,001

ある春の夕、Padre Organtino はたった一人、長いアビト(法衣)の裾を引きながら、南蛮寺の庭を歩いていた。

ある春の夕、Padre Organtino はたった一人、長いアビト(法衣)の裾を引きながら、南蛮寺の庭を歩いていた。

日記帳江戸川乱歩30分以内6,913

ちょうど初七日の夜のことでした。

ちょうど初七日の夜のことでした。

燃ゆる頬堀辰雄30分以内8,140

私は十七になった。

私は十七になった。

寒山拾得森鴎外30分以内6,252

唐の貞観のころだというから、西洋は七世紀の初め日本は年号というもののやっと出来かかったときである。

唐の貞観のころだというから、西洋は七世紀の初め日本は年号というもののやっと出来かかったときである。

猟奇歌夢野久作30分以内8,692

殺すくらゐ 何でもない と思ひつゝ人ごみの中を 濶歩して行く ある名をば 叮嚀に書き ていねいに 抹殺をして 焼きすてる心 ある女の写真の眼玉にペン先の 赤いインキを 注射して見る この夫人をくびり殺して 捕はれてみたし と思ふ応接間かな わが胸に邪悪の森あり 時折りに 啄木鳥の来てたゝきやまずも   *     *     * 此の夕べ 可愛き小鳥やは/\と 締め殺し度く腕のうづくも

殺すくらゐ 何でもない と思ひつゝ人ごみの中を 濶歩して行く ある名をば 叮嚀に書き ていねいに 抹殺をして 焼きすてる心 ある女の写真の眼玉にペン先の 赤いインキを 注射して見る この夫人をくびり殺して 捕はれてみたし と思ふ応接間かな わが胸に邪悪の森あり 時折りに 啄木鳥の来てたゝきやまずも   *     *     * 此の夕べ 可愛き小鳥やは/\と 締め殺し度く腕のうづくも

ろくろ首小泉八雲30分以内6,930

五百年ほど前に、九州菊池の侍臣に磯貝平太左衞門武連と云う人がいた。

五百年ほど前に、九州菊池の侍臣に磯貝平太左衞門武連と云う人がいた。

舞踏会芥川竜之介30分以内5,172

一  明治十九年十一月三日の夜であつた。

一  明治十九年十一月三日の夜であつた。

源氏物語紫式部30分以内6,533

うつせみのわがうすごろも風流男に馴 れてぬるやとあぢきなきころ(晶子)  眠れない源氏は、 「私はこんなにまで人から冷淡にされたことはこれまでないのだから、今晩はじめて人生は悲しいものだと教えられた。恥ずかしくて生きていられない気がする」  などと言うのを小君は聞いて涙さえもこぼしていた。

うつせみのわがうすごろも風流男に馴 れてぬるやとあぢきなきころ(晶子)  眠れない源氏は、 「私はこんなにまで人から冷淡にされたことはこれまでないのだから、今晩はじめて人生は悲しいものだと教えられた。恥ずかしくて生きていられない気がする」  などと言うのを小君は聞いて涙さえもこぼしていた。

奉教人の死芥川竜之介30分以内9,688

たとひ三百歳の齢を保ち、楽しみ身に余ると云ふとも、未来永々の果しなき楽しみに比ぶれば、夢幻の如し。

たとひ三百歳の齢を保ち、楽しみ身に余ると云ふとも、未来永々の果しなき楽しみに比ぶれば、夢幻の如し。

父帰る菊池寛30分以内7,807

人物  黒田賢一郎     二十八歳  その弟  新二郎  二十三歳  その妹  おたね  二十歳  彼らの母 おたか  五十一歳  彼らの父 宗太郎 時  明治四十年頃 所  南海道の海岸にある小都会 情景 中流階級のつつましやかな家、六畳の間、正面に箪笥があって、その上に目覚時計が置いてある。

人物  黒田賢一郎     二十八歳  その弟  新二郎  二十三歳  その妹  おたね  二十歳  彼らの母 おたか  五十一歳  彼らの父 宗太郎 時  明治四十年頃 所  南海道の海岸にある小都会 情景 中流階級のつつましやかな家、六畳の間、正面に箪笥があって、その上に目覚時計が置いてある。

枯野抄芥川竜之介30分以内7,793

丈艸、去来を召し、昨夜目のあはざるまま、ふと案じ入りて、呑舟に書かせたり、おのおの咏じたまへ   旅に病むで夢は枯野をかけめぐる ――花屋日記――  元禄七年十月十二日の午後である。

丈艸、去来を召し、昨夜目のあはざるまま、ふと案じ入りて、呑舟に書かせたり、おのおの咏じたまへ   旅に病むで夢は枯野をかけめぐる ――花屋日記――  元禄七年十月十二日の午後である。

或恋愛小説芥川竜之介30分以内4,814

ある婦人雑誌社の面会室。

ある婦人雑誌社の面会室。

あいびきイワン・ツルゲーネフ30分以内9,143

このあいびきは先年仏蘭西で死去した、露国では有名な小説家、ツルゲーネフという人の端物の作です。

このあいびきは先年仏蘭西で死去した、露国では有名な小説家、ツルゲーネフという人の端物の作です。

夏の葬列山川方夫30分以内4,858

海岸の小さな町の駅に下りて、彼は、しばらくはものめずらしげにあたりを眺めていた。

海岸の小さな町の駅に下りて、彼は、しばらくはものめずらしげにあたりを眺めていた。