30分以内で読める坂口安吾の短編作品
青空文庫で公開されている坂口安吾の作品の中で、おおよその読了目安時間が「30分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
1-50件 / 全137件
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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堕落論 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
半年のうちに世相は変った。 | |||
風博士 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
諸君は、東京市某町某番地なる風博士の邸宅を御存じであろう乎(か)?御存じない。 | |||
続堕落論 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
敗戦後国民の道義頽廃せりというのだが、然らば戦前の「健全」なる道義に復することが望ましきことなりや、賀すべきことなりや、私は最も然らずと思う。 | |||
安吾巷談 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
私はストリップを見たのは今度がはじめてだ。 | |||
恋愛論 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
恋愛とはいかなるものか、私はよく知らない。 | |||
パンパンガール | 坂口安吾 | 30分以内 | |
私は先ごろパンパンガールと会談した。 | |||
釣り師の心境 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
私は妙に魚釣りに縁のあるあたりに住んできたが、小田原で三日間ぐらい鮎釣りをした以外は魚を釣ったことがない。 | |||
推理小説論 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
日本の探偵作家の間に、探偵小説芸術論という一風潮があって、ドストエフスキーは探偵小説だというような説があるが、こういうのを暴論と称する。 | |||
人生三つの愉しみ | 坂口安吾 | 30分以内 | |
アンタブスという酒が嫌いになる薬の実験者の話が週刊朝日に収録されていたが、効果テキメンというわけにはいかないらしい。 | |||
スポーツ・文学・政治 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
スポーツ談議いま僕の書いている『スキヤキから一つの歴史がはじまる』は、はじめにスポーツマンが主人公になっているせいか、スポーツ精神といったものを書いているせいか、とにかくスポーツマンに評判がいゝ。 | |||
私は誰? | 坂口安吾 | 30分以内 | |
私はこゝ一ヶ月間に五回も座談会にひっぱりだされて困った。 | |||
小さな山羊の記録 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
私は若い頃から、衰頽の期間にいつも洟汁が流れて悩む習慣があった。 | |||
行雲流水 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
「和尚さん。 | |||
影のない犯人 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
診察拒否の巻この温泉都市でたぶん前山別荘が一番大きな別荘だろう。 | |||
戦後新人論 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
終戦後、私が新人現るの声をきいたのは、升田幸三がはじまりだったようである。 | |||
九段 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
東京は小石川に「もみぢ」という旅館がある。 | |||
足のない男と首のない男 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
昔々、さるところに奇妙な病院ができた。 | |||
カストリ社事件 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
カストリ雑誌などゝ云って、天下は挙げて軽蔑するけれども、これを一冊つくるんだって、容易じゃないよ。 | |||
意識と時間との関係 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
序論一、人は意識す。 | |||
大阪の反逆 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
将棋の升田七段が木村名人に三連勝以来、大阪の反逆といふやうなことが、時々新聞雑誌に現れはじめた。 | |||
戦争と一人の女 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
野村は戦争中一人の女と住んでゐた。 | |||
破門 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
戦火に焼けだされて以来音信不通だつたマリマリ先生といふ洋画家の御夫婦がタイタイ先生といふ小説家を訪ねてきた。 | |||
曽我の暴れん坊 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
出家の代り元服して勘当のことある朝、曾我の太郎が庭へでてみると、大切にしている桜の若木がスッポリ切られている。 | |||
新カナヅカヒの問題 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
ちやうど今日(十月三日)文部省で著作家側を招いて新カナヅカイと漢字の問題で意見をきゝたいといふことで、僕も招かれてゐるけれども、紙上で述べる方が意をつくし得るから、以下、私見を書くことにする。 | |||
太宰治情死考 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
新聞によると、太宰の月収二十万円、毎日カストリ二千円飲み、五十円の借家にすんで、雨漏りを直さず。 | |||
死と影 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
私がそれを意志したわけではなかったのに、私はいつか淪落のたゞなかに住みついていた。 | |||
娯楽奉仕の心構へ | 坂口安吾 | 30分以内 | |
いつぞや「近代文学」の人たちに、君たちの雑誌は肩が凝つて仕様がないが詰碁と詰将棋を載せてくれないかナ、と言つて、平野謙に叱られた。 | |||
安吾武者修業 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
立川文庫の夢の村私たちの少年時代には誰しも一度は立川文庫というものに読みふけったものである。 | |||
退歩主義者 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
馬吉の思想は退歩主義というのである。 | |||
敬語論 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
インドの昔に学者が集って相談した。 | |||
花火 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
私はミン平が皮のジャムパーを着てやつてきた時には、をかしくて困つた。 | |||
母 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
畏友辰夫は稀(まれ)に見る秀才だったが、発狂してとある精神病院へ入院した。 | |||
Pierre Philosophale | 坂口安吾 | 30分以内 | |
小心で、そして実直に働いて来た呂木が、急に彼の人生でぐずりはぢめたのは三十に近い頃であつた。 | |||
文章の一形式 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
私は文章を書いていて、断定的な言い方をするのが甚だ気がかりの場合が多い。 | |||
訣れも愉し | 坂口安吾 | 30分以内 | |
私はあの頃の自分の心が良く分らない。 | |||
探偵の巻 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
去年、京都の伏見稲荷前の安食堂の二階に陣どつて「吹雪物語」を書いてゐたころ、十二月のことだつた。 | |||
天皇陛下にさゝぐる言葉 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
天皇陛下が旅行して歩くことは、人間誰しも旅行するもの、あたりまえのことであるが、現在のような旅行の仕方は、危険千万と言わざるを得ない。 | |||
モンアサクサ | 坂口安吾 | 30分以内 | |
戦争中の浅草は、ともかく、私の輸血路であった。 | |||
帝銀事件を論ず | 坂口安吾 | 30分以内 | |
帝銀事件はとくに智能犯というほどのものではないようだ。 | |||
将棋の鬼 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
将棋界の通説に、升田は手のないところに手をつくる、という。 | |||
男女の交際について | 坂口安吾 | 30分以内 | |
近ごろの世道人心が堕落タイハイしているとか道義が地におちたとか慨嘆するのは当らない。 | |||
遺恨 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
梅木先生は六十円のオツリをつかんで中華料理店をとび出した。 | |||
無毛談 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
私のところには二人ねるだけのフトンしかないのである。 | |||
酒のあとさき | 坂口安吾 | 30分以内 | |
私は日本酒の味はきらひで、ビールの味もきらひだ。 | |||
わが戦争に対処せる工夫の数々 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
私はこれより一人の男がこの戦争に対処した数々の秘策と工夫の人生に就てお話したい。 | |||
再版に際して〔『吹雪物語』〕 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
この小説は私にとつては、全く悪夢のやうな小説だ。 | |||
推理小説について | 坂口安吾 | 30分以内 | |
探偵小説の愛好者としての立場から、終戦後の二、三の推理小説に就て、感想を述べてみよう。 | |||
わが血を追ふ人々 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
その渡辺小左衛門は鳥銃をぶらさげて冬山をのそ/\とぶらついてゐる男のことを考へると、ちようど蛇の嫌ひな者が蛇を見たときと同じ嫌悪を感じた。 | |||
地方文化の確立について | 坂口安吾 | 30分以内 | |
農村は淳朴であるといふことが過去の常識であつたけれども、近頃では農民ぐらゐ我利々々なものはないと云つて都会の連中は恨んでゐる。 | |||
処女作前後の思ひ出 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
私が二十の年に坊主にならうと考へたのは、何か悟りといふものがあつて、そこに到達すると精神の円熟を得て浮世の卑小さを忘れることができると発願したのであるが、実は歪められた発願であつて、内心は小説家になりたかつたのであり、それを諦めたところに宗教的な満足をもとめる心も育つたのであらうと思ふ。 |
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