10分以内で読める青空文庫の短編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「10分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
1-50件 / 全2,481件
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
|---|---|---|---|
| セメント樽の中の手紙 | 葉山嘉樹 | 10分以内 | |
松戸与三はセメントあけをやっていた。 | |||
| 川端康成へ | 太宰治 | 10分以内 | |
あなたは文藝春秋九月号に私への悪口を書いて居られる。 | |||
| 遺書 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
僕等人間は一事件の為に容易に自殺などするものではない。 | |||
| 雪女 | 小泉八雲 | 10分以内 | |
武蔵の国のある村に茂作、巳之吉と云う二人の木こりがいた。 | |||
| 猿蟹合戦 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
蟹の握り飯を奪った猿はとうとう蟹に仇を取られた。 | |||
| 蜜柑 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
或曇った冬の日暮である。 | |||
| ああ華族様だよ と私は嘘を吐くのであった | 渡辺温 | 10分以内 | |
居留地女の間では その晩、私は隣室のアレキサンダー君に案内されて、始めて横浜へ遊びに出かけた。 | |||
| 或旧友へ送る手記 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
誰もまだ自殺者自身の心理をありのままに書いたものはない。 | |||
| 愛撫 | 梶井基次郎 | 10分以内 | |
猫の耳というものはまことに可笑しなものである。 | |||
| 科学者とあたま | 寺田寅彦 | 10分以内 | |
私に親しいある老科学者がある日私に次のようなことを語って聞かせた。 | |||
| 農民芸術概論綱要 | 宮沢賢治 | 10分以内 | |
序論 ……われらはいっしょにこれから何を論ずるか…… おれたちはみな農民である ずゐぶん忙がしく仕事もつらい もっと明るく生き生きと生活をする道を見付けたい われらの古い師父たちの中にはさういふ人も応々あった 近代科学の実証と求道者たちの実験とわれらの直観の一致に於て論じたい 世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない 自我の意識は個人から集団社会宇宙と次第に進化する この方向 | |||
| 蠅 | 横光利一 | 10分以内 | |
一 真夏の宿場は空虚であった。 | |||
| 宮本武蔵 | 吉川英治 | 10分以内 | |
序 初版が出たのさえ十数年前だった。 | |||
| 黄金風景 | 太宰治 | 10分以内 | |
海の岸辺に緑なす樫の木、その樫の木に黄金の細き鎖のむすばれて ―プウシキン― 私は子供のときには、余り質のいい方ではなかった。 | |||
| 待つ | 太宰治 | 10分以内 | |
省線のその小さい駅に、私は毎日、人をお迎えにまいります。 | |||
| ニャルラトホテプ | ハワード・フィリップス・ラヴクラフト | 10分以内 | |
ニャルラトホテプ……這い寄る混沌……残ったのはもうわたしだけ……この何もない空を聞き手にして、お話ししようと思います。 | |||
| だしの取り方 | 北大路魯山人 | 10分以内 | |
かつおぶしはどういうふうに選択し、どういうふうにして削るか。 | |||
| 葬られたる秘密 | 小泉八雲 | 10分以内 | |
むかし丹波の国に稻村屋源助という金持ちの商人が住んでいた。 | |||
| 人生 | 夏目漱石 | 10分以内 | |
空を劃して居る之を物といひ、時に沿うて起る之を事といふ、事物を離れて心なく、心を離れて事物なし、故に事物の変遷推移を名づけて人生といふ、猶麕身牛尾馬蹄のものを捉へて麟といふが如し、かく定義を下せば、頗る六つかしけれど、是を平仮名にて翻訳すれば、先づ地震、雷、火事、爺の怖きを悟り、砂糖と塩の区別を知り、恋の重荷義理の柵抔いふ意味を合点し、順逆の二境を踏み、禍福の二門をくゞるの謂に過ぎず、但其謂に過ぎ | |||
| 料理メモ | 北大路魯山人 | 10分以内 | |
鮎 *食べ頃はあゆのとれ出した若あゆから七月初旬まで。 | |||
| 正岡子規 | 夏目漱石 | 10分以内 | |
正岡の食意地の張った話か。 | |||
| 白昼夢 | 江戸川乱歩 | 10分以内 | |
あれは、白昼の悪夢であったか、それとも現実の出来事であったか。 | |||
| 芥川竜之介歌集 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
目次 紫天鵞絨/桐/薔薇/客中恋/若人/砂上遅日 紫天鵞絨 やはらかく深紫の天鵞絨をなづる心地か春の暮れゆく いそいそと燕もまへりあたゝかく郵便馬車をぬらす春雨 ほの赤く岐阜提灯もともりけり「二つ巴」の春の夕ぐれ(明治座三月狂言) 戯奴の紅き上衣に埃の香かすかにしみて春はくれにけり なやましく春は暮れゆく踊り子の金紗の裾に春は暮れゆく 春漏の水のひゞきかあるはまた舞姫のうつとほき | |||
| レ・ミゼラブル | 豊島与志雄 | 10分以内 | |
一七八九年七月バスティーユ牢獄の破壊にその端緒を開いたフランス大革命は、有史以来人類のなした最も大きな歩みの一つであった。 | |||
| 変な音 | 夏目漱石 | 10分以内 | |
上 うとうとしたと思ううちに眼が覚めた。 | |||
| 朝 | 太宰治 | 10分以内 | |
私は遊ぶ事が何よりも好きなので、家で仕事をしていながらも、友あり遠方より来るのをいつもひそかに心待ちにしている状態で、玄関が、がらっとあくと眉をひそめ、口をゆがめて、けれども実は胸をおどらせ、書きかけの原稿用紙をさっそく取りかたづけて、その客を迎える。 | |||
| 『吾輩は猫である』中篇自序 | 夏目漱石 | 10分以内 | |
「猫」の稿を継ぐときには、大抵初篇と同じ程な枚数に筆を擱いて、上下二冊の単行本にしようと思って居た。 | |||
| 萱草に寄す | 立原道造 | 10分以内 | |
SONATINE No.1 [#改ページ] はじめてのものに ささやかな地異は そのかたみに 灰を降らした この村に ひとしきり 灰はかなしい追憶のやうに 音立てて 樹木の梢に 家々の屋根に 降りしきつた その夜 月は明かつたが 私はひとと 窓に凭れて語りあつた(その窓からは山の姿が見えた) 部屋の隅々に 峡谷のやうに 光と よくひびく笑ひ声が溢れてゐた ――人の心を知ることは…… | |||
| 罪と罰(内田不知庵訳) | 北村透谷 | 10分以内 | |
沈痛、悲慘、幽悽なる心理的小説「罪と罰」は彼の奇怪なる一大巨人(露西亞)の暗黒なる社界の側面を暴露して餘すところなしと言ふべし。 | |||
| 指環 | 江戸川乱歩 | 10分以内 | |
A 失礼ですが、いつかも汽車で御一緒になった様ですね。 | |||
| 仙人 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
皆さん。 | |||
| 愛と婚姻 | 泉鏡花 | 10分以内 | |
媒妁人先づいふめでたしと、舅姑またいふめでたしと、親類等皆いふめでたしと、知己朋友皆いふめでたしと、渠等は欣々然として新夫婦の婚姻を祝す、婚礼果してめでたきか。 | |||
| 阿部定さんの印象 | 坂口安吾 | 10分以内 | |
阿部定さんに会つた感じは、一ばん平凡な下町育ちの女といふ感じであつた。 | |||
| 鮎の食い方 | 北大路魯山人 | 10分以内 | |
いろいろな事情で、ふつうの家庭では、鮎を美味く食うように料理はできない。 | |||
| フランス料理について | 北大路魯山人 | 10分以内 | |
フランス料理の声価は、世界第一のごとく誇大に評判され、半世紀以上に渉って、われわれ日本人を信じさせてきた。 | |||
| 源氏物語 | 紫式部 | 10分以内 | |
橘も恋のうれひも散りかへば香をなつ かしみほととぎす鳴く (晶子) みずから求めてしている恋愛の苦は昔もこのごろも変わらない源氏であるが、ほかから受ける忍びがたい圧迫が近ごろになってますます加わるばかりであったから、心細くて、人間の生活というものからのがれたい欲求も起こるが、さてそうもならない絆は幾つもあった。 | |||
| 一片の石 | 会津八一 | 10分以内 | |
人間が石にたよるやうになつて、もうよほど久しいことであるのに、まだ根気よくそれをやつてゐる。 | |||
| 青空文庫の提案 | 青空文庫 | 10分以内 | |
青空文庫の提案 電子出版という新しい手立てを友として、私たちは〈青空の本〉を作ろうと思います。 | |||
| ラムネ氏のこと | 坂口安吾 | 10分以内 | |
上 小林秀雄と島木健作が小田原へ鮎釣りに来て、三好達治の家で鮎を肴に食事のうち、談たま/\ラムネに及んで、ラムネの玉がチョロ/\と吹きあげられて蓋になるのを発明した奴が、あれ一つ発明したゞけで往生を遂げてしまつたとすれば、をかしな奴だと小林が言ふ。 | |||
| 鰻の話 | 北大路魯山人 | 10分以内 | |
私は京都に生まれ、京都で二十年育ったために、京、大阪に詳しい。 | |||
| アメリカ独立宣言 | トマス・ジェファーソン | 10分以内 | |
千七百七十六年第七月四日亜米利加十三州 独立ノ檄文 人生已ムヲ得ザルノ時運ニテ、一族ノ人民、他国ノ政治ヲ離レ、物理天道ノ自然ニ従テ世界中ノ万国ト同列シ、別ニ一国ヲ建ルノ時ニ至テハ、其建国スル所以ノ原因ヲ述ベ、人心ヲ察シテ之ニ布告セザルヲ得ズ。 | |||
| 源氏物語 | 紫式部 | 10分以内 | |
逢坂は関の清水も恋人のあつき涙もな がるるところ (晶子) 以前の伊予介は院がお崩れになった翌年常陸介になって任地へ下ったので、昔の帚木もつれて行った。 | |||
| 十本の針 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
一 ある人々 わたしはこの世の中にある人々のあることを知っている。 | |||
| 物理学の要用 | 福沢諭吉 | 10分以内 | |
物理学とは、天然の原則にもとづき、物の性質を明らかにし、その働を察し、これを採ってもって人事の用に供するの学にして、おのずから他の学問に異なるところのものあり。 | |||
| イーハトーボ農学校の春 | 宮沢賢治 | 10分以内 | |
太陽マジックのうたはもう青ぞらいっぱい、ひっきりなしにごうごうごうごう鳴っています。 | |||
| 特攻隊に捧ぐ | 坂口安吾 | 10分以内 | |
数百万の血をささげたこの戦争に、我々の心を真に高めてくれるような本当の美談が少いということは、なんとしても切ないことだ。 | |||
| 暁と夕の詩 | 立原道造 | 10分以内 | |
※ 或る風に寄せて おまへのことでいつぱいだつた 西風よ たるんだ唄のうたひやまない 雨の昼に とざした窗のうすあかりに さびしい思ひを噛みながら おぼえてゐた おののきも 顫へも あれは見知らないものたちだ…… 夕ぐれごとに かがやいた方から吹いて来て あれはもう たたまれて 心にかかつてゐる おまへのうたつた とほい調べだ―― 誰がそれを引き出すのだらう 誰が それを忘れるのだらう…… | |||
| 頭ならびに腹 | 横光利一 | 10分以内 | |
真昼である。 | |||
| 百物語 | 岡本綺堂 | 10分以内 | |
今から八十年ほどの昔――と言いかけて、O君は自分でも笑い出した。 | |||
| 慈悲 | 岡本かの子 | 10分以内 | |
ひとくちに慈悲ぶかい人といえば、誰にでもものを遣る人、誰のいうことをも直ぐ聞き入れてやる人、何事も他人の為に辞せない人、こう極めて仕舞うのが普通でしょう。 | |||
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