10分以内で読める芥川竜之介の短編作品
青空文庫で公開されている芥川竜之介の作品の中で、おおよその読了目安時間が「10分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
1-50件 / 全63件
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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蜜柑 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
或(ある)曇った冬の日暮である。 | |||
猿蟹合戦 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
蟹(かに)の握り飯を奪った猿はとうとう蟹に仇(かたき)を取られた。 | |||
芥川竜之介歌集 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
目次紫天鵞絨/桐/薔薇/客中恋/若人/砂上遅日紫天鵞絨やはらかく深紫の天鵞絨をなづる心地か春の暮れゆくいそいそと燕もまへりあたゝかく郵便馬車をぬらす春雨ほの赤く岐阜提灯もともりけり「二つ巴」の春の夕ぐれ(明治座三月狂言)戯奴の紅き上衣に埃の香かすかにしみて春はくれにけりなやましく春は暮れゆく踊り子の金紗の裾に春は暮れゆく春漏の水のひゞきかあるはまた舞姫のうつとほき鼓か(京都旅情)... | |||
或旧友へ送る手記 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
誰もまだ自殺者自身の心理をありのままに書いたものはない。 | |||
遺書 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
僕等人間は一事件の為に容易に自殺などするものではない。 | |||
恋愛と夫婦愛とを混同しては不可ぬ | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
媒酌結婚で結構です媒酌結婚と自由結婚との得失といふことは、結局、この二種の結婚様式が結婚後の生活の上に、如何なる幸福を導き出し、如何なる不幸を齎(もたら)すかといふことのやうに解せられる。 | |||
鴉片 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
クロオド・フアレエルの作品を始めて日本に紹介したのは多分堀口大学氏であらう。 | |||
小説作法十則 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
小説はあらゆる文芸中、最も非芸術的なるものと心得べし。 | |||
女 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
雌蜘蛛は真夏の日の光を浴びたまま、紅い庚申薔薇の花の底に、じっと何か考えていた。 | |||
魚河岸 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
去年の春の夜、――と云ってもまだ風の寒い、月の冴(さ)えた夜の九時ごろ、保吉は三人の友だちと、魚河岸の往来を歩いていた。 | |||
孤独地獄 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
この話を自分は母から聞いた。 | |||
十本の針 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
ある人々わたしはこの世の中にある人々のあることを知っている。 | |||
カルメン | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
革命前だったか、革命後だったか、――いや、あれは革命前ではない。 | |||
父 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
自分が中学の四年生だった時の話である。 | |||
第四の夫から | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
この手紙は印度のダアジリンのラアマ・チャブズン氏へ出す手紙の中に封入し、氏から日本へ送って貰うはずである。 | |||
春の夜 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
これは近頃Nさんと云う看護婦に聞いた話である。 | |||
じゅりあの・吉助 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
じゅりあの・吉助は、肥前国彼杵郡浦上村の産であった。 | |||
金将軍 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
ある夏の日、笠をかぶった僧が二人、朝鮮平安南道竜岡郡桐隅里の田舎道を歩いていた。 | |||
古千屋 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
樫井の戦いのあったのは元和元年四月二十九日だった。 | |||
松江印象記 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
松江へ来て、まず自分の心をひいたものは、この市を縦横に貫いている川の水とその川の上に架けられた多くの木造の橋とであった。 | |||
貉 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
書紀によると、日本では、推古天皇の三十五年春二月、陸奥で始めて、貉(むじな)が人に化けた。 | |||
長崎小品 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
薄暗き硝子戸棚の中。 | |||
年末の一日 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
………僕は何でも雑木の生えた、寂しい崖の上を歩いて行った。 | |||
尼提 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
舎衛城は人口の多い都である。 | |||
野呂松人形 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
野呂松人形を使うから、見に来ないかと云う招待が突然来た。 | |||
沼地 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
ある雨の降る日の午後であった。 | |||
尾形了斎覚え書 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
今般、当村内にて、切支丹宗門の宗徒共、邪法を行ひ、人目を惑はし候儀に付き、私見聞致し候次第を、逐一公儀へ申上ぐ可き旨、御沙汰相成り候段屹度承知仕り候。 | |||
往生絵巻 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
童やあ、あそこへ妙な法師が来た。 | |||
老年 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
橋場の玉川軒と云(い)う茶式料理屋で、一中節の順講があった。 | |||
道祖問答 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
天王寺の別当、道命阿闍梨は、ひとりそっと床をぬけ出すと、経机の前へにじりよって、その上に乗っている法華経八の巻を灯の下に繰りひろげた。 | |||
仙人 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
皆さん。 | |||
死後 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
……僕は床へはいっても、何か本を読まないと、寝つかれない習慣を持っている。 | |||
早春 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
大学生の中村は薄い春のオヴァ・コオトの下に彼自身の体温を感じながら、仄暗い石の階段を博物館の二階へ登っていった。 | |||
素描三題 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
お宗さんお宗さんは髪の毛の薄いためにどこへも縁づかない覚悟をしてゐた。 | |||
出帆 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
成瀬君君に別れてから、もう一月の余になる。 | |||
樗牛の事 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
中学の三年の時だった。 | |||
槍が岳に登った記 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
赤沢雑木の暗い林を出ると案内者がここが赤沢ですと言った。 | |||
続芭蕉雑記 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
人僕は芭蕉の漢語にも新しい命を吹き込んだと書いてゐる。 | |||
続文芸的な、余りに文芸的な | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
「死者生者」「文章倶楽部」が大正時代の作品中、諸家の記憶に残つたものを尋ねた時、僕も返事をしようと思つてゐるうちについその機会を失つてしまつた。 | |||
三つのなぜ | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
なぜファウストは悪魔に出会ったか?ファウストは神に仕えていた。 | |||
悠々荘 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
十月のある午後、僕等三人は話し合いながら、松の中の小みちを歩いていた。 | |||
文部省の仮名遣改定案について | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
我文部省の仮名遣改定案は既に山田孝雄氏の痛撃を加へたる所なり。 | |||
金春会の「隅田川」 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
僕は或早春の夜、富士見町の細川侯の舞台へ金春会の能を見に出かけた。 | |||
機関車を見ながら | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
……わたしの子供たちは、機関車の真似をしてゐる。 | |||
本の事 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
各国演劇史僕は本が好きだから、本の事を少し書かう。 | |||
続澄江堂雑記 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
夏目先生の書僕にも時々夏目先生の書を鑑定してくれろと言ふ人がある。 | |||
近頃の幽霊 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
西洋の幽霊――西洋と云つても英米だけだが、その英米の小説に出て来る、近頃の幽霊の話でも少ししませう。 | |||
八宝飯 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
石敢当今東光君は好学の美少年、「文芸春秋」二月号に桂川中良の桂林漫録を引き、大いに古琉球風物詩集の著者、佐藤惣之助君の無学を嗤(わら)ふ。 | |||
学校友だち | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
これは学校友だちのことと言ふも、学校友だちの全部のことにあらず。 | |||
変遷その他 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
変遷万法の流転を信ずる僕と雖(いへど)も、目前に世態の変遷を見ては多少の感慨なきを得ない。 |
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