60分以内で読める青空文庫の中編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「60分以内」の中編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
1-50件 / 全2,214件
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
|---|---|---|---|
| 夢十夜 | 夏目漱石 | 60分以内 | |
第一夜 こんな夢を見た。 | |||
| 一握の砂 | 石川啄木 | 60分以内 | |
函館なる郁雨宮崎大四郎君 同国の友文学士花明金田一京助君 この集を両君に捧ぐ。 | |||
| 駈込み訴え | 太宰治 | 60分以内 | |
申し上げます。 | |||
| 土佐日記 | 紀貫之 | 60分以内 | |
男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。 | |||
| ヴィヨンの妻 | 太宰治 | 60分以内 | |
一 あわただしく、玄関をあける音が聞えて、私はその音で、眼をさましましたが、それは泥酔の夫の、深夜の帰宅にきまっているのでございますから、そのまま黙って寝ていました。 | |||
| 桜の森の満開の下 | 坂口安吾 | 60分以内 | |
桜の花が咲くと人々は酒をぶらさげたり団子をたべて花の下を歩いて絶景だの春ランマンだのと浮かれて陽気になりますが、これは嘘です。 | |||
| 源氏物語 | 紫式部 | 60分以内 | |
紫のかがやく花と日の光思ひあはざる ことわりもなし (晶子) どの天皇様の御代であったか、女御とか更衣とかいわれる後宮がおおぜいいた中に、最上の貴族出身ではないが深い御愛寵を得ている人があった。 | |||
| 或阿呆の一生 | 芥川竜之介 | 60分以内 | |
僕はこの原稿を発表する可否は勿論、発表する時や機関も君に一任したいと思つてゐる。 | |||
| 山羊の歌 | 中原中也 | 60分以内 | |
[#ページの左右中央] 初期詩篇 [#改ページ] 春の日の夕暮 トタンがセンベイ食べて 春の日の夕暮は穏かです アンダースローされた灰が蒼ざめて 春の日の夕暮は静かです 吁! 案山子はないか――あるまい 馬嘶くか――嘶きもしまい ただただ月の光のヌメランとするまゝに 従順なのは 春の日の夕暮か ポトホトと野の中に伽藍は紅く 荷馬車の車輪 油を失ひ 私が歴史的現在に物を云へば | |||
| 人間椅子 | 江戸川乱歩 | 60分以内 | |
佳子は、毎朝、夫の登庁を見送って了うと、それはいつも十時を過ぎるのだが、やっと自分のからだになって、洋館の方の、夫と共用の書斎へ、とじ籠るのが例になっていた。 | |||
| 富嶽百景 | 太宰治 | 60分以内 | |
富士の頂角、広重の富士は八十五度、文晁の富士も八十四度くらゐ、けれども、陸軍の実測図によつて東西及南北に断面図を作つてみると、東西縦断は頂角、百二十四度となり、南北は百十七度である。 | |||
| あたらしい憲法のはなし | 文部省 | 60分以内 | |
[#改丁] 一 憲法 みなさん、あたらしい憲法ができました。 | |||
| 芋粥 | 芥川竜之介 | 60分以内 | |
元慶の末か、仁和の始にあつた話であらう。 | |||
| 私の個人主義 | 夏目漱石 | 60分以内 | |
――大正三年十一月二十五日学習院輔仁会において述―― 私は今日初めてこの学習院というものの中に這入りました。 | |||
| グッド・バイ | 太宰治 | 60分以内 | |
変心 (一) 文壇の、或る老大家が亡くなって、その告別式の終り頃から、雨が降りはじめた。 | |||
| 山椒大夫 | 森鴎外 | 60分以内 | |
越後の春日を経て今津へ出る道を、珍らしい旅人の一群れが歩いている。 | |||
| 白痴 | 坂口安吾 | 60分以内 | |
その家には人間と豚と犬と鶏と家鴨が住んでいたが、まったく、住む建物も各々の食物も殆ど変っていやしない。 | |||
| 恩讐の彼方に | 菊池寛 | 60分以内 | |
一 市九郎は、主人の切り込んで来る太刀を受け損じて、左の頬から顎へかけて、微傷ではあるが、一太刀受けた。 | |||
| D坂の殺人事件 | 江戸川乱歩 | 60分以内 | |
(上)事実 それは九月初旬のある蒸し暑い晩のことであった。 | |||
| トカトントン | 太宰治 | 60分以内 | |
拝啓。 | |||
| 在りし日の歌 | 中原中也 | 60分以内 | |
[#ページの左右中央] 在りし日の歌 [#改ページ] 含羞 ――在りし日の歌―― なにゆゑに こゝろかくは羞ぢらふ 秋 風白き日の山かげなりき 椎の枯葉の落窪に 幹々は いやにおとなび彳ちゐたり 枝々の 拱みあはすあたりかなしげの 空は死児等の亡霊にみち まばたきぬ をりしもかなた野のうへは あすとらかんのあはひ縫ふ 古代の象の夢なりき 椎の枯葉の落窪に 幹々は | |||
| 武蔵野 | 国木田独歩 | 60分以内 | |
一 「武蔵野の俤は今わずかに入間郡に残れり」と自分は文政年間にできた地図で見たことがある。 | |||
| みだれ髪 | 与謝野晶子 | 60分以内 | |
[#ページの左右中央] この書の体裁は悉く藤島武二先生の意匠に成れり表紙画みだれ髪の輪郭は恋愛の矢のハートを射たるにて矢の根より吹き出でたる花は詩を意味せるなり [#改ページ] 臙脂紫 夜の帳にささめき尽きし星の今を下界の人の鬢のほつれよ 歌にきけな誰れ野の花に紅き否むおもむきあるかな春罪もつ子 髪五尺ときなば水にやはらかき少女ごころは秘めて放たじ 血ぞもゆるかさむひと | |||
| アッシャー家の崩壊 | エドガー・アラン・ポー | 60分以内 | |
[#ページの左右中央] Son coeur est un luth suspendu; Sit※t qu'on le touche il r※sonne. 「彼が心は懸かれる琵琶にして、 触るればたちまち鳴りひびく」 ド・ベランジュ(1) [#改ページ] 雲が重苦しく空に低くかかった、もの憂い、暗い、寂寞とした秋の日を一日じゅう、私はただ一人馬にまたがって、妙にもの淋しい地方を | |||
| 押絵と旅する男 | 江戸川乱歩 | 60分以内 | |
この話が私の夢か私の一時的狂気の幻でなかったならば、あの押絵と旅をしていた男こそ狂人であったに相違ない。 | |||
| 若菜集 | 島崎藤村 | 60分以内 | |
こゝろなきうたのしらべは ひとふさのぶだうのごとし なさけあるてにもつまれて あたゝかきさけとなるらむ ぶだうだなふかくかゝれる むらさきのそれにあらねど こゝろあるひとのなさけに かげにおくふさのみつよつ そはうたのわかきゆゑなり あぢはひもいろもあさくて おほかたはかみてすつべき うたゝねのゆめのそらごと 一 秋の思 秋 秋は来ぬ 秋は来ぬ 一葉は花は露ありて 風の来て弾く | |||
| 二銭銅貨 | 江戸川乱歩 | 60分以内 | |
上 「あの泥坊が羨しい」二人の間にこんな言葉が交される程、其頃は窮迫していた。 | |||
| 心理試験 | 江戸川乱歩 | 60分以内 | |
一 蕗屋清一郎が、何故これから記す様な恐ろしい悪事を思立ったか、その動機については詳しいことは分らぬ。 | |||
| きりぎりす | 太宰治 | 60分以内 | |
おわかれ致します。 | |||
| 倫敦塔 | 夏目漱石 | 60分以内 | |
二年の留学中ただ一度倫敦塔を見物した事がある。 | |||
| 如是我聞 | 太宰治 | 60分以内 | |
一 他人を攻撃したって、つまらない。 | |||
| 愛と美について | 太宰治 | 60分以内 | |
兄妹、五人あって、みんなロマンスが好きだった。 | |||
| キチガイ地獄 | 夢野久作 | 60分以内 | |
……やッ……院長さんですか。 | |||
| 悟浄歎異 | 中島敦 | 60分以内 | |
昼餉ののち、師父が道ばたの松の樹の下でしばらく憩うておられる間、悟空は八戒を近くの原っぱに連出して、変身の術の練習をさせていた。 | |||
| 測量船 | 三好達治 | 60分以内 | |
春の岬 春の岬旅のをはりの鴎どり 浮きつつ遠くなりにけるかも [#改ページ] 乳母車 母よ―― 淡くかなしきもののふるなり 紫陽花いろのもののふるなり はてしなき並樹のかげを そうそうと風のふくなり 時はたそがれ 母よ 私の乳母車を押せ 泣きぬれる夕陽にむかつて ※々と私の乳母車を押せ 赤い総ある天鵞絨の帽子を つめたき額にかむらせよ 旅いそぐ鳥の列にも 季節は空を渡るなり 淡く | |||
| 現代日本の開化 | 夏目漱石 | 60分以内 | |
はなはだお暑いことで、こう暑くては多人数お寄合いになって演説などお聴きになるのは定めしお苦しいだろうと思います。 | |||
| 赤い部屋 | 江戸川乱歩 | 60分以内 | |
異常な興奮を求めて集った、七人のしかつめらしい男が(私もその中の一人だった)態々其為にしつらえた「赤い部屋」の、緋色の天鵞絨で張った深い肘掛椅子に凭れ込んで、今晩の話手が何事か怪異な物語を話し出すのを、今か今かと待構えていた。 | |||
| 草木塔 | 種田山頭火 | 60分以内 | |
若うして死をいそぎたまへる 母上の霊前に 本書を供へまつる 鉢の子 大正十四年二月、いよいよ出家得度して、肥後の片田舎なる味取観音堂守となつたが、それはまことに山林独住の、しづかといへばしづかな、さびしいと思へばさびしい生活であつた。 | |||
| 死後の恋 | 夢野久作 | 60分以内 | |
一 ハハハハハ。 | |||
| ルバイヤート | オマル・ハイヤーム | 60分以内 | |
まえがき ここに訳出した『ルバイヤート』(四行詩)は、十九世紀のイギリス詩人フィツジェラルド Edward FitzGerald の名訳によって、欧米はもちろん、広く全世界にその名を知られるにいたった十一-十二世紀のペルシアの科学者、哲学者また詩人、オマル・ハイヤーム Omar Khayy※m('Umar Khaiy※m[#「Kh」に下線])の作品である。 | |||
| 姥捨 | 太宰治 | 60分以内 | |
そのとき、 「いいの。あたしは、きちんと仕末いたします。はじめから覚悟していたことなのです。ほんとうに、もう。」変った声で呟いたので、 「それはいけない。おまえの覚悟というのは私にわかっている。ひとりで死んでゆくつもりか、でなければ、身ひとつでやけくそに落ちてゆくか、そんなところだろうと思う。おまえには、ちゃんとした親もあれば、弟もある。私は、おまえがそんな気でいるのを、知っていながら、はいそうで | |||
| 畜犬談 | 太宰治 | 60分以内 | |
私は、犬については自信がある。 | |||
| 原爆詩集 | 峠三吉 | 60分以内 | |
[#ページの左右中央] ――一九四五年八月六日、広島に、九日、長崎に投下された原子爆弾によって命を奪われた人、また現在にいたるまで死の恐怖と苦痛にさいなまれつつある人、そして生きている限り憂悶と悲しみを消すよしもない人、さらに全世界の原子爆弾を憎悪する人々に捧ぐ。 | |||
| 日本文化私観 | 坂口安吾 | 60分以内 | |
一 「日本的」ということ 僕は日本の古代文化に就て殆んど知識を持っていない。 | |||
| 抒情小曲集 | 室生犀星 | 60分以内 | |
序曲 芽がつつ立つ ナイフのやうな芽が たつた一本 すつきりと蒼空につつ立つ 抒情詩の精神には音楽が有つ微妙な恍惚と情熱とがこもつてゐて人心に囁く。 | |||
| 臨時急行列車の紛失 | アーサー・コナン・ドイル | 60分以内 | |
はしがき 死刑を宣告されて今マルセイユ監獄に繋がれているヘルバルト・ドゥ・レルナークの告白は、私の信ずるところでは、どこの国の犯罪史を繙いてみても、絶対的に先例が無かっただろう‥‥‥と思われるような、あの異常な事件の上にようやく一道の光明を投げあたえた。 | |||
| 不良少年とキリスト | 坂口安吾 | 60分以内 | |
もう十日、歯がいたい。 | |||
| 悟浄出世 | 中島敦 | 60分以内 | |
寒蝉敗柳に鳴き大火西に向かいて流るる秋のはじめになりければ心細くも三蔵は二人の弟子にいざなわれ嶮難を凌ぎ道を急ぎたもうに、たちまち前面に一条の大河あり。 | |||
| 盗まれた手紙 | エドガー・アラン・ポー | 60分以内 | |
[#ページの左右中央] Nil sapienti※ odiosius acumine nimio. (叡智にとりてあまりに鋭敏すぎるほど忌むべきはなし) セネカ(1) [#改ページ] パリで、一八――年の秋のある風の吹きすさぶ晩、暗くなって間もなく、私は友人C・オーギュスト・デュパンと一緒に、郭外サン・ジェルマンのデュノー街三十三番地四階にある彼の小さな裏向きの図書室、つ | |||
| 相対性理論 | アルベルト・アインシュタイン | 60分以内 | |
(一九一一年一月一六日チューリッヒの自然科学会席上の講義) 「相対性理論」と名づけられる理論が倚りかかっている大黒柱はいわゆる相対性原理[#「相対性原理」は底本では「相対性理論]です。私はまず相対性原理とは何であるかを明らかにしておこうと思います。私たちは二人の物理学者を考えてみましょう。この二人の物理学者はどんな物理器械をも用意しています。そして各々一つの実験室をもっています。一人の物理学者の実 | |||
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