60分以内で読める田山花袋の中編作品
青空文庫で公開されている田山花袋の作品の中で、おおよその読了目安時間が「60分以内」の中編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
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作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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少女病 | 田山花袋 | 60分以内 | |
山手線の朝の七時二十分の上り汽車が、代々木の電車停留場の崖下を地響きさせて通るころ、千駄谷の田畝をてくてくと歩いていく男がある。 | |||
一兵卒 | 田山花袋 | 60分以内 | |
渠(かれ)は歩き出した。 | |||
トコヨゴヨミ | 田山花袋 | 60分以内 | |
雑嚢を肩からかけた勇吉は、日の暮れる時分漸く自分の村近く帰って来た。 | |||
帰国 | 田山花袋 | 60分以内 | |
一行は樹立の深く生茂つた處から、岩の多い、勾配の高い折れ曲つた羊齒の路を喘ぎ喘ぎ登つて行つた。 | |||
田舎からの手紙 | 田山花袋 | 60分以内 | |
なつかしきK先生、ゴオと吹きおろす凩の音に、又もや何等の幸福も訪れずに、夕暮がさびしくやつてまゐりました。 | |||
西鶴小論 | 田山花袋 | 60分以内 | |
西鶴は大阪人ではあるけれども、それ以上に深い処を持つてゐると私は思ふ。 | |||
百日紅 | 田山花袋 | 60分以内 | |
山の半腹を縫つた細い路を私は歩いて居た。 | |||
三月の創作 | 田山花袋 | 60分以内 | |
今月は久し振で月評をする気になつた。 | |||
島の唄 | 田山花袋 | 60分以内 | |
あゝ焼けたな――ある日の朝、Bは新聞を見ながら思はずかう独語した。 | |||
日本橋附近 | 田山花袋 | 60分以内 | |
日本橋附近は変ってしまったものだ。 | |||
秋の岐蘇路 | 田山花袋 | 60分以内 | |
大井、中津川の諸驛を過ぎて、次第に木曾の翠微に近けるは、九月も早盡きんとして、秋風客衣に遍ねく、虫聲路傍に喞々(しよく/\)たるの頃なりき。 |
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