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秋の岐蘇路

田山花袋

『秋の岐蘇路』は青空文庫で公開されている田山花袋の中編作品。12,009文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
文字数
60分以内
12,009文字
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書出

大井、中津川の諸驛を過ぎて、次第に木曾の翠微に近けるは、九月も早盡きんとして、秋風客衣に遍ねく、虫聲路傍に喞々(しよく/\)たるの頃なりき。

初出「文藝倶樂部 定期増刊 月と露」1903(明治36)年10月
底本明治文學全集 94 明治紀行文學集
表記
旧字旧仮名
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