宮沢賢治の全作品
青空文庫で公開されている宮沢賢治の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
1-50件 / 全172件
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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〔雨ニモマケズ〕 | 宮沢賢治 | 5分以内 | |
雨ニモマケズ風ニモマケズ雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ丈夫ナカラダヲモチ慾ハナク決シテ瞋ラズイツモシヅカニワラッテヰル一日ニ玄米四合ト味噌ト少シノ野菜ヲタベアラユルコトヲジブンヲカンジョウニ入レズニヨクミキキシワカリソシテワスレズ野原ノ松ノ林ノ※ノ小サナ萓ブキノ小屋ニヰテ東ニ病気ノコドモアレバ行ッテ看病シテヤリ西ニツカレタ母アレバ行ッテソノ稲ノ朿ヲ[#「... | |||
『春と修羅』 | 宮沢賢治 | 1時間〜 | |
[#ページの左右中央]心象スケツチ春と修羅大正十一、二年[#改丁]わたくしといふ現象は仮定された有機交流電燈のひとつの青い照明です(あらゆる透明な幽霊の複合体)風景やみんなといつしよにせはしくせはしく明滅しながらいかにもたしかにともりつづける因果交流電燈のひとつの青い照明です(ひかりはたもちその電燈は... | |||
猫の事務所 | 宮沢賢治 | 30分以内 | |
軽便鉄道の停車場のちかくに、猫の第六事務所がありました。 | |||
星めぐりの歌 | 宮沢賢治 | 5分以内 | |
あかいめだまのさそりひろげた鷲のつばさあをいめだまの小いぬ、ひかりのへびのとぐろ。 | |||
農民芸術概論綱要 | 宮沢賢治 | 10分以内 | |
序論……われらはいっしょにこれから何を論ずるか……おれたちはみな農民であるずゐぶん忙がしく仕事もつらいもっと明るく生き生きと生活をする道を見付けたいわれらの古い師父たちの中にはさういふ人も応々あった近代科学の実証と求道者たちの実験とわれらの直観の一致に於て論じたい世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない自我の意識は個人から集団社会宇宙と次第に進化するこの方向は古い聖者の踏みまた教へた道ではないか... | |||
秋田街道 | 宮沢賢治 | 5分以内 | |
どれもみんな肥料や薪炭をやりとりするさびしい家だ。 | |||
ひかりの素足 | 宮沢賢治 | 60分以内 | |
一、山小屋鳥の声があんまりやかましいので一郎は眼をさましました。 | |||
『注文の多い料理店』広告文 | 宮沢賢治 | 10分以内 | |
イーハトヴは一つの地名である。 | |||
二十六夜 | 宮沢賢治 | 60分以内 | |
*旧暦の六月二十四日の晩でした。 | |||
イーハトーボ農学校の春 | 宮沢賢治 | 10分以内 | |
太陽マジックのうたはもう青ぞらいっぱい、ひっきりなしにごうごうごうごう鳴っています。 | |||
フランドン農学校の豚 | 宮沢賢治 | 60分以内 | |
〔冒頭原稿一枚?なし〕以外の物質は、みなすべて、よくこれを摂取して、脂肪若くは蛋白質となし、その体内に蓄積す。 | |||
十六日 | 宮沢賢治 | 30分以内 | |
よく晴れて前の谷川もいつもとまるでちがって楽しくごろごろ鳴った。 | |||
女 | 宮沢賢治 | 5分以内 | |
そらのふちは沈んで行き、松の並木のはてばかり黝んだ琥珀をさびしくくゆらし、その町のはづれのたそがれに、大きなひのきが風に乱れてゆれてゐる。 | |||
あけがた | 宮沢賢治 | 10分以内 | |
おれはその時その青黒く淀んだ室の中の堅い灰色の自分の席にそわそわ立ったり座ったりしてゐた。 | |||
ビジテリアン大祭 | 宮沢賢治 | 1時間〜 | |
私は昨年九月四日、ニュウファウンドランド島の小さな山村、ヒルテイで行われた、ビジテリアン大祭に、日本の信者一同を代表して列席して参りました。 | |||
或る農学生の日誌 | 宮沢賢治 | 30分以内 | |
ぼくは農学校の三年生になったときから今日まで三年の間のぼくの日誌を公開する。 | |||
バキチの仕事 | 宮沢賢治 | 10分以内 | |
「ああそうですか、バキチをご存じなんですか。 | |||
朝に就ての童話的構図 | 宮沢賢治 | 5分以内 | |
苔(こけ)いちめんに、霧がぽしやぽしや降つて、蟻(あり)の歩哨は、鉄の帽子のひさしの下から、するどいひとみであたりをにらみ、青く大きな羊歯の森の前をあちこち行つたり来たりしてゐます。 | |||
マグノリアの木 | 宮沢賢治 | 10分以内 | |
霧がじめじめ降っていた。 | |||
農民芸術概論 | 宮沢賢治 | 5分以内 | |
序論……われらはいっしょにこれから何を論ずるか……農民芸術の興隆……何故われらの芸術がいま起らねばならないか……農民芸術の本質……何がわれらの芸術の心臓をなすものであるか……農民芸術の分野……どんな工合にそれが分類され得るか……農民芸術の諸主義……それらのなかにどんな主張が可能であるか……農民芸術の製作……いかに着手しいかに進んで行ったらいいか……... | |||
疾中 | 宮沢賢治 | 30分以内 | |
病床たけにぐさに風が吹いてゐるといふことであるたけにぐさの群落にも風が吹いてゐるといふことである[#改ページ]眼にて云ふだめでせうとまりませんながぶがぶ湧いてゐるですからなゆふべからねむらず血も出つづけなもんですからそこらは青くしんしんとしてどうも間もなく死にさうですけれどもなんといゝ風でせうもう清明が近いのであんなに青ぞらからもりあがって... | |||
四又の百合 | 宮沢賢治 | 30分以内 | |
四又(よまた)の百合(ゆり)宮沢賢治「正※知(しょうへんち)はあしたの朝の七時ごろヒームキャの河(かわ)をおわたりになってこの町にいらっしゃるそうだ」こう言(い)う語(ご)がすきとおった風といっしょにハームキャの城(しろ)の家々にしみわたりました。 | |||
ひのきとひなげし | 宮沢賢治 | 30分以内 | |
ひなげしはみんなまっ赤に燃えあがり、めいめい風にぐらぐらゆれて、息もつけないようでした。 | |||
饑餓陣営 | 宮沢賢治 | 30分以内 | |
人物バナナン大将。 | |||
マリヴロンと少女 | 宮沢賢治 | 10分以内 | |
城あとのおおばこの実は結び、赤つめ草の花は枯れて焦茶色になって、畑の粟(あわ)は刈りとられ、畑のすみから一寸顔を出した野鼠はびっくりしたように又急いで穴の中へひっこむ。 | |||
氷河鼠の毛皮 | 宮沢賢治 | 30分以内 | |
このおはなしは、ずゐぶん北の方の寒いところからきれぎれに風に吹きとばされて来たのです。 | |||
紫紺染について | 宮沢賢治 | 30分以内 | |
盛岡の産物のなかに、紫紺染というものがあります。 | |||
葡萄水 | 宮沢賢治 | 30分以内 | |
(一)[#「(一)」は縦中横]耕平は髪も角刈りで、おとなのくせに、今日は朝から口笛などを吹いてゐます。 | |||
税務署長の冒険 | 宮沢賢治 | 60分以内 | |
一、濁密防止講演会〔冒頭原稿数枚なし〕イギリスの大学の試験では牛でさへ酒を呑(の)ませると目方が増すと云(い)ひます。 | |||
北守将軍と三人兄弟の医者 | 宮沢賢治 | 30分以内 | |
一、三人兄弟の医者むかしラユーといふ首都に、兄弟三人の医者がゐた。 | |||
凾館港春夜光景 | 宮沢賢治 | 5分以内 | |
地球照ある七日の月が、海峡の西にかかって、岬の黒い山々が雲をかぶってたゞずめば、そのうら寒い螺鈿の雲も、またおぞましく呼吸するそこに喜歌劇オルフィウス風の、赤い酒精を照明し、妖蠱奇怪な虹の汁をそゝいで、春と夏とを交雑し水と陸との市場をつくる……………………きたわいなつじうらはっけがきたわいなオダルハコダテガスタルダイト、ハコダテネムロインデコライトマオ... | |||
化物丁場 | 宮沢賢治 | 30分以内 | |
五六日続いた雨の、やっとあがった朝でした。 | |||
いてふの実 | 宮沢賢治 | 10分以内 | |
そらのてっぺんなんか冷たくて冷たくてまるでカチカチの灼(や)きをかけた鋼です。 | |||
毒蛾 | 宮沢賢治 | 30分以内 | |
私は今日のひるすぎ、イーハトブ地方への出張から帰ったばかりです。 | |||
革トランク | 宮沢賢治 | 10分以内 | |
斉藤平太は、その春、楢岡の町に出て、中学校と農学校、工学校の入学試験を受けました。 | |||
林の底 | 宮沢賢治 | 30分以内 | |
「わたしらの先祖やなんか、鳥がはじめて、天から降って来たときは、どいつもこいつも、みないち様に白でした。 | |||
よく利く薬とえらい薬 | 宮沢賢治 | 30分以内 | |
清夫は今日も、森の中のあき地にばらの実をとりに行きました。 | |||
文語詩稿 五十篇 | 宮沢賢治 | 30分以内 | |
〔いたつきてゆめみなやみし〕いたつきてゆめみなやみし、(冬なりき)誰ともしらず、そのかみの高麗の軍楽、うち鼓して過ぎれるありき。 | |||
文語詩稿 一百篇 | 宮沢賢治 | 60分以内 | |
目次母岩手公園選挙崖下の床屋祭日〔一〕保線工手〔南風の頬に酸くして〕種山ヶ原ポランの広場巡業隊夜医院〔沃度ノニホヒフルヒ来ス〕〔みちべの苔にまどろめば〕〔二山の瓜を運びて〕〔けむりは時に丘丘の〕〔遠く琥珀のいろなして〕心相肖像暁眠旱倹〔老いては冬の孔雀守る〕老農浮世絵歯科医院... | |||
柳沢 | 宮沢賢治 | 10分以内 | |
林は夜の空気の底のすさまじい藻の群落だ。 | |||
花椰菜 | 宮沢賢治 | 10分以内 | |
うすい鼠(ねずみ)がかった光がそこらいちめんほのかにこめてゐた。 | |||
電車 | 宮沢賢治 | 5分以内 | |
第一双の眼の所有者(むしゃくしゃした若い古物商。 | |||
床屋 | 宮沢賢治 | 5分以内 | |
本郷区菊坂町※九時過ぎたので、床屋の弟子の微かな疲れと睡気とがふっと青白く鏡にかゝり、室は何だかがらんとしてゐる。 | |||
山地の稜 | 宮沢賢治 | 10分以内 | |
高橋吉郎が今朝は殊に小さくて青じろく少しけげんさうにこっちを見てゐる。 | |||
ラジュウムの雁 | 宮沢賢治 | 5分以内 | |
青ざめた薄明穹の水底に少しばかりの星がまたたき出し、胡桃や桑の木は薄くらがりにそっと手をあげごく曖昧に祈ってゐる。 | |||
龍と詩人 | 宮沢賢治 | 10分以内 | |
龍のチャーナタは洞のなかへさして來る上げ潮からからだをうねり出した。 | |||
うろこ雲 | 宮沢賢治 | 5分以内 | |
そらいちめんに青白いうろこ雲が浮かび月はその一切れに入って鈍い虹を掲げる。 | |||
図書館幻想 | 宮沢賢治 | 5分以内 | |
おれはやっとのことで十階の床をふんで汗を拭った。 | |||
植物医師 | 宮沢賢治 | 30分以内 | |
時一九二〇年代処盛岡市郊外人物爾薩待正開業したての植物医師ペンキ屋徒弟農民農民二農民三農民四農民五農民六幕あく。 | |||
家長制度 | 宮沢賢治 | 5分以内 | |
火皿は油煙をふりみだし、炉の向ふにはここの主人が、大黒柱を二きれみじかく切って投げたといふふうにどっしりがたりと膝をそろへて座ってゐる。 |
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