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5分以内で読める宮沢賢治の短編作品

青空文庫で公開されている宮沢賢治の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。

1-50件 / 全128件
作品名著者読了時間人気
〔雨ニモマケズ〕宮沢賢治
5分以内
雨ニモマケズ 風ニモマケズ 雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ 丈夫ナカラダヲモチ 慾ハナク 決シテ瞋ラズ イツモシヅカニワラッテヰル 一日ニ玄米四合ト 味噌ト少シノ野菜ヲタベ アラユルコトヲ ジブンヲカンジョウニ入レズニ ヨクミキキシワカリ ソシテワスレズ 野原ノ松ノ林ノ※ノ 小サナ萓ブキノ小屋ニヰテ 東ニ病気ノコドモアレバ 行ッテ看病シテヤリ 西ニツカレタ母アレバ 行ッテソノ稲ノ朿ヲ[#「朿ヲ」はママ]
星めぐりの歌宮沢賢治
5分以内
あかいめだまの さそり ひろげた鷲の  つばさ あをいめだまの 小いぬ、 ひかりのへびの とぐろ。
秋田街道宮沢賢治
5分以内
どれもみんな肥料や薪炭をやりとりするさびしい家だ。
こゝろ宮沢賢治
5分以内
曇りてとざし 風にゆる それみづからぞ樹のこゝろ 光にぬるみ 気に析くる そのこと巌のこゝろなり 樹の一本は一つの木 規矩なき巌はたゞ巌
『注文の多い料理店』新刊案内宮沢賢治
5分以内
イーハトヴは一つの地名である。
宮沢賢治
5分以内
草穂のかなた雲ひくき ポプラの群にかこまれて 鐘塔白き秋の館 かしこにひとの四年居て あるとき清くわらひける そのこといとゞくるほしき
図書館幻想宮沢賢治
5分以内
おれはやっとのことで十階の床をふんで汗を拭った。
電車宮沢賢治
5分以内
第一双の眼の所有者 (むしゃくしゃした若い古物商。紋付と黄の風呂敷) 第二双の眼の所有者 (大学生。制服制帽。大きなめがね。灰色ヅックの提鞄) 第一双の眼(いや、いらっしゃい、今日は。よいお天気でございます。) 第二双の眼(何を哂ってやがるんだ。) (失礼いたしました。へいへい。えゝと、あなたさまはメフィストさんのご子息さん。今日はどちらへ。) (何だ失敬な。) (あ、左様で。あ、左様でございま
うろこ雲宮沢賢治
5分以内
そらいちめんに青白いうろこ雲が浮かび月はその一切れに入って鈍い虹を掲げる。
〔われらが書に順ひて〕宮沢賢治
5分以内
われらが書に順ひて その三稜の壇に立ち クラリネットとオボーもて 七たび青くひらめける 四連音符をつゞけ奏し あたり雨降るけしきにて ひたすら吹けるそのときに いつかわれらの前に立ち かなしき川をうち流し 渦まく風をあげありし かの逞ましき肩もてる 黒き上着はそも誰なりし
家長制度宮沢賢治
5分以内
火皿は油煙をふりみだし、炉の向ふにはここの主人が、大黒柱を二きれみじかく切って投げたといふふうにどっしりがたりと膝をそろへて座ってゐる。
あけがた宮沢賢治
5分以内
おれはその時その青黒く淀んだ室の中の堅い灰色の自分の席にそわそわ立ったり座ったりしてゐた。
宮沢賢治
5分以内
そらのふちは沈んで行き、松の並木のはてばかり黝んだ琥珀をさびしくくゆらし、  その町のはづれのたそがれに、大きなひのきが風に乱れてゆれてゐる。
火の島宮沢賢治
5分以内
海鳴りのとゞろく日は 船もより来ぬを 火の山の燃え熾りて 雲のながるゝ 海鳴り寄せ来る椿の林に ひねもす百合掘り 今日もはてぬ
宮沢賢治
5分以内
(四月の夜、とし老った猫が) 友達のうちのあまり明るくない電燈の向ふにその年老った猫がしづかに顔を出した。
花巻農学校精神歌宮沢賢治
5分以内
(一)日ハ君臨シ カガヤキハ  白金ノアメ ソソギタリ  ワレラハ黒キ ツチニ俯シ  マコトノクサノ タネマケリ (二)日ハ君臨シ 穹窿ニ  ミナギリワタス 青ビカリ  ヒカリノアセヲ 感ズレバ  気圏ノキハミ 隈モナシ (三)日ハ君臨シ 玻璃ノマド  清澄ニシテ 寂カナリ  サアレマコトヲ 索メテハ  白亜ノ霧モ アビヌベシ (四)日ハ君臨シ カガヤキノ  太陽系ハ マヒルナリ  ケハシキ
田園迷信宮沢賢治
5分以内
十の蜂舎の成りしとき よき園成さば必らずや 鬼ぞうかがふといましめし かしらかむろのひとありき 山はかすみてめくるめき 桐むらさきに燃ゆるころ その農園の扉を過ぎて 苺需めしをとめあり そのひとひるはひねもすを 風にガラスの点を播き 夜はよもすがらなやましき うらみの歌をうたひけり 若きあるじはひとひらの 白銅をもて帰れるに をとめしづかにつぶやきて この園われが園といふ かくてくわりんの
朝に就ての童話的構図宮沢賢治
5分以内
苔いちめんに、霧がぽしやぽしや降つて、蟻の歩哨は、鉄の帽子のひさしの下から、するどいひとみであたりをにらみ、青く大きな羊歯の森の前をあちこち行つたり来たりしてゐます。
農民芸術概論宮沢賢治
5分以内
序論 ……われらはいっしょにこれから何を論ずるか…… 農民芸術の興隆 ……何故われらの芸術がいま起らねばならないか…… 農民芸術の本質 ……何がわれらの芸術の心臓をなすものであるか…… 農民芸術の分野 ……どんな工合にそれが分類され得るか…… 農民芸術の諸主義 ……それらのなかにどんな主張が可能であるか…… 農民芸術の製作 ……いかに着手しいかに進んで行ったらいいか…… 農
凾館港春夜光景宮沢賢治
5分以内
地球照ある七日の月が、 海峡の西にかかって、 岬の黒い山々が 雲をかぶってたゞずめば、 そのうら寒い螺鈿の雲も、 またおぞましく呼吸する そこに喜歌劇オルフィウス風の、 赤い酒精を照明し、 妖蠱奇怪な虹の汁をそゝいで、 春と夏とを交雑し 水と陸との市場をつくる   ……………………きたわいな   つじうらはっけがきたわいな   オダルハコダテガスタルダイト、   ハコダテネムロインデコライト   
花椰菜宮沢賢治
5分以内
うすい鼠がかった光がそこらいちめんほのかにこめてゐた。
床屋宮沢賢治
5分以内
本郷区菊坂町           ※ 九時過ぎたので、床屋の弟子の微かな疲れと睡気とがふっと青白く鏡にかゝり、室は何だかがらんとしてゐる。
ラジュウムの雁宮沢賢治
5分以内
青ざめた薄明穹の水底に少しばかりの星がまたたき出し、胡桃や桑の木は薄くらがりにそっと手をあげごく曖昧に祈ってゐる。
農民芸術の興隆宮沢賢治
5分以内
……何故われらの芸術がいま起らねばならないか…… 曾ってわれらの師父たちは乏しいながら可成楽しく生きてゐた そこには芸術も宗教もあった B※chner 明治維新以前 家屋 衣服 食物 労働 宗教 音楽 舞踊 芝居 遊楽 創造 経済の変動に伴ふ所有衝動の発達 科学による急激な技術の進歩による機械的の設計 田植踊 節句 祈願 植物医師の例 労働は古に遡るに従って漸く非労働となる 如何にして労働
月夜のでんしんばしらの軍歌宮沢賢治
5分以内
ドツテテドツテテ、ドツテテド、 でんしんばしらのぐんたいは はやさせかいにたぐひなし ドツテテドツテテ、ドツテテド でんしんばしらのぐんたいは きりつせかいにならびなし。
〔蒼冷と純黒〕宮沢賢治
5分以内
〔冒頭欠〕 たいエゴイストだ。
丹藤川〔「家長制度」先駆形〕宮沢賢治
5分以内
火皿は油煙をふりみだし、炉の向ふにはこの家の主人の膝が大黒柱を切って投げ出しどっしりがたりと座ってゐる。
沼森宮沢賢治
5分以内
石ヶ森の方は硬くて瘠せて灰色の骨を露はし大森は黒く松をこめぜいたくさうに肥ってゐるが実はどっちも石英安山岩だ。
花壇工作宮沢賢治
5分以内
おれは設計図なぞ持って行かなかった。
疑獄元兇宮沢賢治
5分以内
とにかく向ふは検事の立場、 今の会釈は悪くない。
大礼服の例外的効果宮沢賢治
5分以内
こつこつと扉を叩いたのでさっきから大礼服を着て二階の式場で学生たちの入ったり整列したりする音を聞きながらストウヴの近くできうくつに待ってゐた校長は 低く よし と答へた。
樹園宮沢賢治
5分以内
髪白き山田博士が 書いだき帰り往くころ かはたれはしづに這ひ来て ふくよかに木の芽ほごるゝ 鳥飛びて気圧を高み 守衛長〔以下未完〕 ぎごちなき独乙冠詞を 青々となげく窓あり
隅田川宮沢賢治
5分以内
水はよどみて  日はけぶり 桜は青き    夢の列 汝は酔ひ痴れて うちをどる 泥洲の上に   うちをどる 母をはるけき  なが弟子は 酔はずさびしく そらを見る その蘆生えの  蘆に立ち ましろきそらを ひとり見る
八戸宮沢賢治
5分以内
さやかなる夏の衣して ひとびとは汽車を待てども 疾みはてしわれはさびしく 琥珀もて客を待つめり この駅はきりぎしにして 玻璃の窓海景を盛り 幾条の遙けき青や 岬にはあがる白波 南なるかの野の町に 歌ひめとなるならはしの かゞやける唇や頬 われとても昨日はありにき かのひとになべてを捧げ かゞやかに四年を経しに わが胸はにはかに重く 病葉と髪は散りにき モートルの爆音高く 窓過ぐる黒き船あり
遊園地工作宮沢賢治
5分以内
歳は世紀に曾つて見ぬ 石竹いろと湿潤と 人は三年のひでりゆゑ 食むべき糧もなしといふ 稲かの青き槍の葉は 多く倒れてまた起たず 六条さては四角なる 麦はかじろく空穂しぬ このとききみは千万の 人の糧もてかの原に 亜鉛のいらか丹を塗りて いでゆの町をなすといふ この代あらば野はもつて 千年の計をなすべきに 徒衣ぜい食のやかららに 賤舞の園を供すとか
講後宮沢賢治
5分以内
いたやと楢の林つきて かの鉛にも続くといへる 広きみねみち見え初めたれば われ師にさきだちて走りのぼり 峯にきたりて悦び叫べり 江釣子森は黒くして脚下にあり 北上の野をへだてて山はけむり そが上に雲の峯かゞやき立てり 人人にまもられて師もやがて来りたまふに みけしき蒼白にして 単衣のせなうるほひ給ひき われなほよろこびやまず 石をもて東の谷になげうちしに その石遙か下方にして 戞として樹をうち ま
雹雲砲手宮沢賢治
5分以内
なべて葡萄に花さきて 蜂のふるひのせはしきに をちこち青き銅液の 噴霧にひるは来りけり にはかに風のうち死して あたりいよよにまばゆきを 見ずやかしこの青きそら 友よいざ射て雹の雲
青柳教諭を送る宮沢賢治
5分以内
瘠せて青めるなが頬は 九月の雨に聖くして 一すぢ遠きこのみちを 草穂のけぶりはてもなし
〔霧降る萱の細みちに〕宮沢賢治
5分以内
霧降る萱の細みちに われをいぶかり腕組める なはたくましき漢子かな 白き上着はよそへども ひそに醸せるなが酒を うち索めたるわれならず はがねの槌は手にあれど ながしづかなる山畑に 銅を探らんわれならず 検土の杖はになへども 四方にすだけるむらどりの 一羽もために落ちざらん 土をけみして培の 企画をなさんつとめのみ さあればなれよ高萱の 群うち縫へるこのみちを わがためにこそひらけかし 権現山のい
楊林宮沢賢治
5分以内
エレキに魚をとるのみか 鳥さへ犯すしれをのこ 捕らでやまんと駐在の 戸田巡査こそいかめしき まこと楊に磁の乗りて 小鳥は鉄のたぐひかや ひとむれさつと落ち入りて しらむ梢ぞあやしけれ
幻想宮沢賢治
5分以内
濁みし声下より叫ぶ 炉はいまし何度にありや 八百といらへをすれば 声なくて炭を掻く音 声ありて更に叫べり づくはいまし何度にありや 八百といらへをすれば またもちえと舌打つひゞき 灼熱のるつぼをつゝみ むらさきの暗き火は燃え そがなかに水うち汲める 母の像恍とうかべり 声ありて下より叫ぶ 針はいま何度にありや 八百といらへて云へば たちまちに階を来る音 八百は何のたはごと 汝はこゝに睡れる
〔われ聴衆に会釈して〕宮沢賢治
5分以内
われ聴衆に会釈して 歌ひ出でんとしたるとき 突如下手の幕かげに まづおぼろなる銅鑼鳴りて やがてジロフォンみだれうつ わが立ち惑ふそのひまに 琴はいよよに烈しくて そはかの支那の小娘と われとが潔き愛恋を あらぬかたちに歪めなし 描きあざけり罵りて 衆意を迎ふるさまなりき そを一すぢのたはむれと なすべき才もあらざれば たゞ胸あつく頬つりて 呆けたるごとくわが立てば もろびとどつと声あげて い
春章作中判宮沢賢治
5分以内
一、 ましろき蘆の花噴けば 青き死相を眼にたゝへ 大太刀舞はす乱れ髪 二、 白紙を結ぶすはだしや 死を嘲ける青の隈 雪の反射のなかにして 鉄の鏡をかゝげたり
〔ながれたり〕宮沢賢治
5分以内
ながれたり   夜はあやしく陥りて   ゆらぎ出でしは一むらの   陰極線の盲あかり   また螢光の青らむと   かなしく白き偏光の類 ましろに寒き川のさま 地平わづかに赤らむは あかつきとこそ覚ゆなれ     (そもこれはいづちの川のけしきぞも) げにながれたり水のいろ ながれたりげに水のいろ このあかつきの水のさま はてさへしらにながれたり     (そもこれはいづちの川のけしきぞも) 明るく
饗宴宮沢賢治
5分以内
ひとびと酸き胡瓜を噛み やゝに濁れる黄の酒の 陶の小盃に往復せり そは今日賦役に出でざりし家々より 権左エ門が集め来しなれ まこと権左エ門の眼双に赤きは 尚褐玻璃の老眼鏡をかけたるごとく 立つて宰領するこの家のあるじ 熊氏の面はひげに充てり 榾のけむりは稲いちめんにひろがり 雨は※[#「さんずい+堂」、U+6F1F、197-12]々青き穂並にうち注げり われはさながらわれにもあらず 稲の品種をもの
〔こんにやくの〕宮沢賢治
5分以内
こんにやくの す枯れの茎をとらんとて 水こぼこぼと鳴る ひぐれまぢかの笹はらを 兄弟二人わけ行きにけり
開墾地宮沢賢治
5分以内
焦ぎ木のむらはなほあれば 山の畑の雪消えて〔以下なし〕  ―――――――― 青年団が総出にて しだれ桜を截りしなり
〔弓のごとく〕宮沢賢治
5分以内
弓のごとく 鳥のごとく 昧爽の風の中より 家に帰り来れり
水部の線宮沢賢治
5分以内
きみがおもかげうかべんと 夜を仰げばこのまひる 蝋紙に描きし北上の 水線青くひかるなれ 竜や棲みしと伝へたる このこもりぬの辺を来れば 夜ぞらに泛ぶ水線の 火花となりて青々と散る
〔卑屈の友らをいきどほろしく〕宮沢賢治
5分以内
卑屈の友らをいきどほろしく 粘土地二片をはしりてよぎり 崖にて青草黄金なるを知り のぼりてかれ草黄なるをふめば 白雪きららに落ち来るものか 一列赤赤ならべるひのき ふたゝび卑屈の友らをおもひ たかぶるおもひは雲にもまじへ かの粘土地なるかの官庁に 灰鋳鉄のいかりを投げよ
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