〔われ聴衆に会釈して〕
宮沢賢治
『〔われ聴衆に会釈して〕』は青空文庫で公開されている宮沢賢治の短編作品。309文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 309文字 |
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書き出し書出 | われ聴衆に会釈して歌ひ出でんとしたるとき突如下手の幕かげにまづおぼろなる銅鑼鳴りてやがてジロフォンみだれうつわが立ち惑ふそのひまに琴はいよよに烈しくてそはかの支那の小娘とわれとが潔き愛恋をあらぬかたちに歪めなし描きあざけり罵りて衆意を迎ふるさまなりきそを一すぢのたはむれとなすべき才もあらざればたゞ胸あつく頬つりて呆けたるごとくわが立てばもろびとどつと声あげ... |
初出 | |
底本 | 新修宮沢賢治全集 第六巻 |
表記 | 新字旧仮名 |
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