八戸
宮沢賢治
『八戸』は青空文庫で公開されている宮沢賢治の短編作品。275文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 275文字 |
| 人気 | 0PV |
| 書き出し書出 | さやかなる夏の衣して ひとびとは汽車を待てども 疾みはてしわれはさびしく 琥珀もて客を待つめり この駅はきりぎしにして 玻璃の窓海景を盛り 幾条の遙けき青や 岬にはあがる白波 南なるかの野の町に 歌ひめとなるならはしの かゞやける唇や頬 われとても昨日はありにき かのひとになべてを捧げ かゞやかに四年を経しに わが胸はにはかに重く 病葉と髪は散りにき モートルの爆音高く 窓過ぐる黒き船あり |
| 初出 | |
| 底本 | 新修宮沢賢治全集 第六巻 |
| 表記 |
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