ブンゴウサーチ

山羊の歌

中原中也

『山羊の歌』は青空文庫で公開されている中原中也の中編作品。17,034文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
文字数
60分以内
17,034文字
人気
363,287PV
書出

[#ページの左右中央] 初期詩篇 [#改ページ] 春の日の夕暮 トタンがセンベイ食べて 春の日の夕暮は穏かです アンダースローされた灰が蒼ざめて 春の日の夕暮は静かです 吁! 案山子はないか――あるまい 馬嘶くか――嘶きもしまい ただただ月の光のヌメランとするまゝに 従順なのは 春の日の夕暮か ポトホトと野の中に伽藍は紅く 荷馬車の車輪 油を失ひ 私が歴史的現在に物を云へば

初出「山羊の歌」文圃堂、1934(昭和9)年12月10日
底本中原中也詩集
表記
※「人気」は青空文庫の過去10年分のアクセスランキングを集計した累計アクセス数から算出しています。