60分以内で読める青空文庫の中編作品
青空文庫で公開されているすべての著者の作品の中で、おおよその読了目安時間が「60分以内」の中編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
51-100件 / 全2,214件
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
|---|---|---|---|
| ダス・ゲマイネ | 太宰治 | 60分以内 | |
一 幻燈 当時、私には一日一日が晩年であった。 | |||
| 織田信長 | 坂口安吾 | 60分以内 | |
死のふは一定、しのび草には何をしよぞ、一定かたりをこすよの ――信長の好きな小唄―― 立入左京亮が綸旨二通と女房奉書をたずさえて信長をたずねてきたとき、信長は鷹狩に出ていた。 | |||
| 真田幸村 | 菊池寛 | 60分以内 | |
真田対徳川 真田幸村の名前は、色々説あり、兄の信幸は「我弟実名は武田信玄の舎弟典厩と同じ名にて字も同じ」と云っているから信繁と云ったことは、確である。 | |||
| 日本人の自然観 | 寺田寅彦 | 60分以内 | |
緒言 「日本人の自然観」という私に与えられた課題の意味は一見はなはだ平明なようで、よく考えてみると実は存外あいまいなもののように思われる。 | |||
| 二十世紀旗手 | 太宰治 | 60分以内 | |
序唱 神の焔の苛烈を知れ 苦悩たかきが故に尊からず。 | |||
| 天守物語 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
時 不詳。 | |||
| アインシュタイン | 寺田寅彦 | 60分以内 | |
一 この間日本へ立寄ったバートランド・ラッセルが、「今世界中で一番えらい人間はアインシュタインとレニンだ」というような意味の事を誰かに話したそうである。 | |||
| 三国志 | 吉川英治 | 60分以内 | |
諸葛菜 一 三国鼎立の大勢は、ときの治乱が起した大陸分権の自然な風雲作用でもあったが、その創意はもともと諸葛孔明という一人物の胸底から生れ出たものであることは何としても否みがたい。 | |||
| 智恵子の半生 | 高村光太郎 | 60分以内 | |
妻智恵子が南品川ゼームス坂病院の十五号室で精神分裂症患者として粟粒性肺結核で死んでから旬日で満二年になる。 | |||
| 鮨 | 岡本かの子 | 60分以内 | |
東京の下町と山の手の境い目といったような、ひどく坂や崖の多い街がある。 | |||
| 鏡地獄 | 江戸川乱歩 | 60分以内 | |
「珍らしい話とおっしゃるのですか、それではこんな話はどうでしょう」 ある時、五、六人の者が、怖い話や、珍奇な話を、次々と語り合っていた時、友だちのKは最後にこんなふうにはじめた。 | |||
| 秘密 | 谷崎潤一郎 | 60分以内 | |
その頃私は或る気紛れな考から、今迄自分の身のまわりを裹んで居た賑やかな雰囲気を遠ざかって、いろいろの関係で交際を続けて居た男や女の圏内から、ひそかに逃れ出ようと思い、方々と適当な隠れ家を捜し求めた揚句、浅草の松葉町辺に真言宗の寺のあるのを見附けて、ようよう其処の庫裡の一と間を借り受けることになった。 | |||
| いのちの初夜 | 北条民雄 | 60分以内 | |
駅を出て二十分ほども雑木林の中を歩くともう病院の生垣が見え始めるが、それでもその間には谷のように低まった処や、小高い山のだらだら坂などがあって人家らしいものは一軒も見当たらなかった。 | |||
| 人でなしの恋 | 江戸川乱歩 | 60分以内 | |
一 門野、御存知でいらっしゃいましょう。 | |||
| 源氏物語 | 紫式部 | 60分以内 | |
皮ごろも上に着たれば我妹子は聞くこ とのみな身に沁まぬらし (晶子) 源氏の君の夕顔を失った悲しみは、月がたち年が変わっても忘れることができなかった。 | |||
| 皮膚と心 | 太宰治 | 60分以内 | |
ぷつッと、ひとつ小豆粒に似た吹出物が、左の乳房の下に見つかり、よく見ると、その吹出物のまわりにも、ぱらぱら小さい赤い吹出物が霧を噴きかけられたように一面に散点していて、けれども、そのときは、痒くもなんともありませんでした。 | |||
| あの頃の自分の事 | 芥川竜之介 | 60分以内 | |
以下は小説と呼ぶ種類のものではないかも知れない。 | |||
| 早すぎる埋葬 | エドガー・アラン・ポー | 60分以内 | |
興味の点はまったく人を夢中にさせるものであるが、普通の小説にするのにはあまりに恐ろしすぎる、というような題材がある。 | |||
| 戯作三昧 | 芥川竜之介 | 60分以内 | |
一 天保二年九月のある午前である。 | |||
| 源氏物語 | 紫式部 | 60分以内 | |
青海の波しづかなるさまを舞ふ若き心 は下に鳴れども (晶子) 朱雀院の行幸は十月の十幾日ということになっていた。 | |||
| 六百句 | 高浜虚子 | 60分以内 | |
序 さきに『ホトトギス』五百号を記念するために、改造社から『五百句』という書物を出し、また『ホトトギス』五百五拾号を記念するために、桜井書店から『五百五十句』という書物を出した。 | |||
| 機械 | 横光利一 | 60分以内 | |
初めの間は私は私の家の主人が狂人ではないのかとときどき思った。 | |||
| 双生児 | 江戸川乱歩 | 60分以内 | |
先生、今日こそは御話することに決心しました。 | |||
| 修禅寺物語 | 岡本綺堂 | 60分以内 | |
(伊豆の修禅寺に頼家の面というあり。作人も知れず。由来もしれず。木彫の仮面にて、年を経たるまま面目分明ならねど、いわゆる古色蒼然たるもの、観来たって一種の詩趣をおぼゆ。当時を追懐してこの稿成る。) 登場人物 面作師 夜叉王 夜叉王の娘 かつら 同 かえで かえでの婿 春彦 源左金吾頼家 下田五郎景安 金窪兵衛尉行親 修禅寺の僧 行親の家来など 第一場 伊豆の | |||
| 東京八景 | 太宰治 | 60分以内 | |
伊豆の南、温泉が湧き出ているというだけで、他には何一つとるところの無い、つまらぬ山村である。 | |||
| 悪魔祈祷書 | 夢野久作 | 60分以内 | |
いらっしゃいまし。 | |||
| ウィリアム・ウィルスン | エドガー・アラン・ポー | 60分以内 | |
[#ページの左右中央] それをなんと言うのだ? わが道に立つかの妖怪、恐ろしき良心とは? チェインバリン(1)「ファロニダ」 [#改ページ] さしあたり、私は自分をウィリアム・ウィルスンという名にしておくことにしよう。 | |||
| 少年 | 谷崎潤一郎 | 60分以内 | |
もう彼れ此れ二十年ばかりも前になろう。 | |||
| 中国怪奇小説集 | 岡本綺堂 | 60分以内 | |
主人の「開会の辞」が終った後、第一の男は語る。 | |||
| 別れ霜 | 樋口一葉 | 60分以内 | |
第一囘 莊子が蝶の夢といふ世に義理や誠は邪魔くさし覺め際まではと引しむる利慾の心の秤には黄金といふ字に重りつきて増す寶なき子寶のうへも忘るゝ小利大損いまに初めぬ覆車のそしりも我が梶棒には心もつかず握つて放さぬ熊鷹主義に理窟はいつも筋違なる内神田連雀町とかや、友囀りの喧しきならで客足しげき呉服店あり、賣れ口よければ仕入あたらしく新田と呼ぶ苗字そのまゝ暖簾にそめて帳場格子にやに下るあるじの運平不惑 | |||
| 大谷刑部 | 吉川英治 | 60分以内 | |
馬と兵と女 七月の上旬である。 | |||
| 夏の花 | 原民喜 | 60分以内 | |
わが愛する者よ請う急ぎはしれ 香わしき山々の上にありて※の ごとく小鹿のごとくあれ 私は街に出て花を買うと、妻の墓を訪れようと思った。 | |||
| かのように | 森鴎外 | 60分以内 | |
朝小間使の雪が火鉢に火を入れに来た時、奥さんが不安らしい顔をして、「秀麿の部屋にはゆうべも又電気が附いていたね」と云った。 | |||
| 源氏物語 | 紫式部 | 60分以内 | |
わりなくもわかれがたしとしら玉の涙 をながす琴のいとかな (晶子) まだ雨風はやまないし、雷鳴が始終することも同じで幾日かたった。 | |||
| ひかりの素足 | 宮沢賢治 | 60分以内 | |
一、山小屋 鳥の声があんまりやかましいので一郎は眼をさましました。 | |||
| 夜明け前 | 島崎藤村 | 60分以内 | |
第八章 一 「もう半蔵も王滝から帰りそうなものだぞ。」 吉左衛門は隠居の身ながら、忰半蔵の留守を心配して、いつものように朝茶をすますとすぐ馬籠本陣の裏二階を降りた。 | |||
| 現代語訳 方丈記 | 鴨長明 | 60分以内 | |
河の流れは常に絶える事がなく、しかも流れ行く河の水は移り変って絶間がない。 | |||
| 恋愛曲線 | 小酒井不木 | 60分以内 | |
親愛なるA君! 君の一代の盛典を祝するために、僕は今、僕の心からなる記念品として、「恋愛曲線」なるものを送ろうとして居る。 | |||
| 源氏物語 | 紫式部 | 60分以内 | |
みをつくし逢はんと祈るみてぐらもわ れのみ神にたてまつるらん (晶子) 須磨の夜の源氏の夢にまざまざとお姿をお現わしになって以来、父帝のことで痛心していた源氏は、帰京ができた今日になってその御菩提を早く弔いたいと仕度をしていた。 | |||
| 源氏物語 | 紫式部 | 60分以内 | |
道もなき蓬をわけて君ぞこし誰にもま さる身のここちする (晶子) 源氏が須磨、明石に漂泊っていたころは、京のほうにも悲しく思い暮らす人の多数にあった中でも、しかとした立場を持っている人は、苦しい一面はあっても、たとえば二条の夫人などは、源氏が旅での生活の様子もかなりくわしく通信されていたし、便宜が多くて手紙を書いて出すこともよくできたし、当時無官になっていた源氏の無紋の衣裳も季節に従って | |||
| 一枚の切符 | 江戸川乱歩 | 60分以内 | |
上 「イヤ、僕も多少は知っているさ。あれは先ず、近来の珍事だったからな。世間はあの噂で持切っている。が、多分君程詳敷くはないんだ。少し話さないか」 一人の青年紳士が、こういって、赤い血の滴る肉の切れを口へ持って行った。 | |||
| 琴のそら音 | 夏目漱石 | 60分以内 | |
「珍らしいね、久しく来なかったじゃないか」と津田君が出過ぎた洋灯の穂を細めながら尋ねた。 | |||
| 足跡 | 石川啄木 | 60分以内 | |
冬の長い国のことで、物蔭にはまだ雪が残つて居り、村端の溝に芹の葉一片青んではゐないが、晴れた空はそことなく霞んで、雪消の路の泥濘の処々乾きかゝつた上を、春めいた風が薄ら温かく吹いてゐた。 | |||
| 源氏物語 | 紫式部 | 60分以内 | |
あぢきなき松の風かな泣けばなき小琴 をとればおなじ音を弾く (晶子) 東の院が美々しく落成したので、花散里といわれていた夫人を源氏は移らせた。 | |||
| 源氏物語 | 紫式部 | 60分以内 | |
さくら散る春の夕のうすぐもの涙とな りて落つる心地に (晶子) 冬になって来て川沿いの家にいる人は心細い思いをすることが多く、気の落ち着くこともない日の続くのを、源氏も見かねて、 「これではたまらないだろう、私の言っている近い家へ引っ越す決心をなさい」 と勧めるのであったが、「宿変へて待つにも見えずなりぬればつらき所の多くもあるかな」という歌のように、恋人の冷淡に思われることも地理的 | |||
| 源氏物語 | 紫式部 | 60分以内 | |
みづからはあるかなきかのあさがほと 言ひなす人の忘られぬかな (晶子) 斎院は父宮の喪のために職をお辞しになった。 | |||
| 天衣無縫 | 織田作之助 | 60分以内 | |
みんなは私が鼻の上に汗をためて、息を弾ませて、小鳥みたいにちょんちょんとして、つまりいそいそとして、見合いに出掛けたといって嗤ったけれど、そんなことはない。 | |||
| 夜明け前 | 島崎藤村 | 60分以内 | |
第一章 一 円山応挙が長崎の港を描いたころの南蛮船、もしくはオランダ船なるものは、風の力によって遠洋を渡って来る三本マストの帆船であったらしい。 | |||
| 黒手組 | 江戸川乱歩 | 60分以内 | |
(上)顕れたる事実 またしても明智小五郎の手柄話です。 | |||
| うたかたの記 | 森鴎外 | 60分以内 | |
上 幾頭の獅子の挽ける車の上に、勢よく突立ちたる、女神バワリアの像は、先王ルウドヰヒ第一世がこの凱旋門に据ゑさせしなりといふ。 | |||
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