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魚河岸

芥川竜之介

『魚河岸』は青空文庫で公開されている芥川竜之介の短編作品。2,384文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
文字数
10分以内
2,384文字
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書出

去年の春の夜、――と云ってもまだ風の寒い、月の冴(さ)えた夜の九時ごろ、保吉は三人の友だちと、魚河岸の往来を歩いていた。

初出「婦人公論」1922(大正11)年8月
底本芥川龍之介全集5
表記
新字新仮名
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