10分以内で読める中原中也の短編作品
青空文庫で公開されている中原中也の作品の中で、おおよその読了目安時間が「10分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
1-19件 / 全19件
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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散歩生活 | 中原中也 | 10分以内 | |
「女房でも貰つて、はやくシヤツキリしろよ、シヤツキリ」と、従兄みたいな奴が従弟みたいな奴に、浅草のと或るカフエーで言つてゐた。 | |||
良子 | 中原中也 | 10分以内 | |
「お嬢ちやん大きくなつたらお嫁に行くんでせう?……」良子の家に毎日やつてくる真つ赤な顔や手の魚屋の小僧は、いまお祖母ちやんが鉢を出しに奥へ行つたと思ふとそんなことを云つた。 | |||
医者と赤ン坊 | 中原中也 | 10分以内 | |
午前からの来診患者が一先づ絶えたので、先刻から庭木に鋏を入れてゐた医者が、今居間に帰つて来た所だ。 | |||
金沢の思ひ出 | 中原中也 | 10分以内 | |
私が金沢にゐたのは大正元年の末から大正三年の春迄である。 | |||
小詩論 | 中原中也 | 10分以内 | |
此処に家がある。 | |||
高橋新吉論 | 中原中也 | 10分以内 | |
こんなやさしい無辜な心はまたとないのだ。 | |||
ヂェラルド・ド・ネルヴァル | 中原中也 | 10分以内 | |
今から百年ばかり前のことだ、仏蘭西はエルメンノンヴィユに近い一小村モンタニーの、或るお祭の日の黄昏時、アドリンもその辺の娘達と草の上で踊るために出て来た。 | |||
思ひ出す牧野信一 | 中原中也 | 10分以内 | |
牧野信一が縊死した。 | |||
音楽と世態 | 中原中也 | 10分以内 | |
近頃は音楽界は盛んであるやうだ。 | |||
詩と現代 | 中原中也 | 10分以内 | |
由来芸術と時代との関係は、屡々取扱はれる所ではあるけれどもその問題本来の性質のせゐか、ハツキリとした結論に到達してゐる場合は、極めて稀である。 | |||
新短歌に就いて | 中原中也 | 10分以内 | |
新短歌に就いて論ずることは、非常に困難なことに思はれる。 | |||
デボルド―ヷルモオル | 中原中也 | 10分以内 | |
今月から、何回かにわたつて、マルスリーヌ・デボルド―※ルモオルの詩を、飜訳してゆかうと思ふ。 | |||
近頃芸術の不振を論ず | 中原中也 | 10分以内 | |
近頃芸術が不振かどうか、それからして既に軽々と決めてかゝることは出来ない。 | |||
青年青木三造 | 中原中也 | 10分以内 | |
三造の心事――三造の友人達に。 | |||
その一週間 | 中原中也 | 10分以内 | |
「御暇でしたら、一寸御相談したい事等御座居ますので、私の動く事についての事ですが、岩山さんともいろいろ考へたのですが、で、考へをおかし下さいませんでせうか、お待ちします、御目文字の上、」かういふ、女からの葉書が舞ひ込んだのは、水曜日の正午であつた。 | |||
夏の夜の話 | 中原中也 | 10分以内 | |
夏も半ばを過ぎてゐた。 | |||
一つの境涯 | 中原中也 | 10分以内 | |
普通に人々が、この景色は佳いだのあの景色は悪いだのと云ふ、そんなことは殆んど意味もないことだ。 | |||
私の事 | 中原中也 | 10分以内 | |
どうしてこんなに暗くなるのだらう……どうもこれはかう理由もなく暗くなるのでは、理由を神秘に索めるよりほかはない。 | |||
我が生活 | 中原中也 | 10分以内 | |
明治座に吉右衛門の勧進帳が掛かつてゐる、連日満員である――と電車の中で隣り客の話してゐるのを聞いて、なんとなく観に行きたくなつたのであつた。 |
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