ブンゴウサーチ

30分以内で読める寺田寅彦の短編作品

青空文庫で公開されている寺田寅彦の作品の中で、おおよその読了目安時間が「30分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。

1-50件 / 全129件
作品名著者読了時間人気
天災と国防寺田寅彦
30分以内
「非常時」というなんとなく不気味なしかしはっきりした意味のわかりにくい言葉がはやりだしたのはいつごろからであったか思い出せないが、ただ近来何かしら日本全国土の安寧を脅かす黒雲のようなものが遠い水平線の向こう側からこっそりのぞいているらしいという、言わば取り止めのない悪夢のような不安の陰影が国民全体の意識の底層に揺曳していることは事実である。
津浪と人間寺田寅彦
30分以内
昭和八年三月三日の早朝に、東北日本の太平洋岸に津浪が襲来して、沿岸の小都市村落を片端から薙ぎ倒し洗い流し、そうして多数の人命と多額の財物を奪い去った。
アインシュタインの教育観寺田寅彦
30分以内
近頃パリに居る知人から、アレキサンダー・モスコフスキー著『アインシュタイン』という書物を送ってくれた。
学位について寺田寅彦
30分以内
「学位売買事件」というあまり目出度からぬ名前の事件が新聞社会欄の賑やかで無味な空虚の中に振り播かれた胡椒のごとく世間の耳目を刺戟した。
どんぐり寺田寅彦
30分以内
もう何年前になるか思い出せぬが日は覚えている。
小爆発二件寺田寅彦
30分以内
昭和十年八月四日の朝、信州軽井沢千が滝グリーンホテルの三階の食堂で朝食を食って、それからあの見晴らしのいい露台に出てゆっくり休息するつもりで煙草に点火したとたんに、なんだかけたたましい爆音が聞こえた。
電車の混雑について寺田寅彦
30分以内
満員電車のつり皮にすがって、押され突かれ、もまれ、踏まれるのは、多少でも亀裂の入った肉体と、そのために薄弱になっている神経との所有者にとっては、ほとんど堪え難い苛責である。
徒然草の鑑賞寺田寅彦
30分以内
『文学』の編輯者から『徒然草』についての「鑑賞と批評」に関して何か述べよという試問を受けた。
化け物の進化寺田寅彦
30分以内
人間文化の進歩の道程において発明され創作されたいろいろの作品の中でも「化け物」などは最もすぐれた傑作と言わなければなるまい。
夏目漱石先生の追憶寺田寅彦
30分以内
熊本第五高等学校在学中第二学年の学年試験の終わったころの事である。
震災日記より寺田寅彦
30分以内
大正十二年八月二十四日 曇、後驟雨  子供等と志村の家へ行った。
コーヒー哲学序説寺田寅彦
30分以内
八九歳のころ医者の命令で始めて牛乳というものを飲まされた。
マーカス・ショーとレビュー式教育寺田寅彦
30分以内
アメリカのレビュー団マーカス・ショーが日本劇場で開演して満都の人気を収集しているようであった。
地震雑感寺田寅彦
30分以内
一 地震の概念  地震というものの概念は人々によってずいぶん著しくちがっている。
科学者と芸術家寺田寅彦
30分以内
芸術家にして科学を理解し愛好する人も無いではない。
災難雑考寺田寅彦
30分以内
大垣の女学校の生徒が修学旅行で箱根へ来て一泊した翌朝、出発の間ぎわに監督の先生が記念の写真をとるというので、おおぜいの生徒が渓流に架したつり橋の上に並んだ。
静岡地震被害見学記寺田寅彦
30分以内
昭和十年七月十一日午後五時二十五分頃、本州中部地方関東地方から近畿地方東半部へかけてかなりな地震が感ぜられた。
ジャーナリズム雑感寺田寅彦
30分以内
いつかある大新聞社の工場を見学に行ってあの高速度輪転機の前面を瀑布のごとく流れ落ちる新聞紙の帯が、截断され折り畳まれ積み上げられて行く光景を見ていたとき、なるほどこれではジャーナリズムが世界に氾濫するのも当然だという気がしないではいられなかった。
雨の上高地寺田寅彦
30分以内
山好きの友人から上高地行を勧められる度に、自動車が通じるようになったら行くつもりだといって遁げていた。
変った話寺田寅彦
30分以内
一 電車で老子に会った話  中学で孔子や孟子のことは飽きるほど教わったが、老子のことはちっとも教わらなかった。
火山の名について寺田寅彦
30分以内
日本から南洋へかけての火山の活動の時間分布を調べているうちに、火山の名前の中には互いによく似通ったのが広く分布されていることに気がついた。
断水の日寺田寅彦
30分以内
十二月八日の晩にかなり強い地震があった。
地図をながめて寺田寅彦
30分以内
「当世物は尽くし」で「安いもの」を列挙するとしたら、その筆頭にあげられるべきものの一つは陸地測量部の地図、中でも五万分一地形図などであろう。
量的と質的と統計的と寺田寅彦
30分以内
古代ギリシアの哲学者の自然観照ならびに考察の方法とその結果には往々現代の物理学者、化学者のそれと、少なくも範疇的には同様なものがあった。
小浅間寺田寅彦
30分以内
峰の茶屋から第一の鳥居をくぐってしばらくこんもりした落葉樹林のトンネルを登って行くと、やがて急に樹木がなくなって、天地が明るくなる。
函館の大火について寺田寅彦
30分以内
昭和九年三月二十一日の夕から翌朝へかけて函館市に大火があって二万数千戸を焼き払い二千人に近い死者を生じた。
涼味数題寺田寅彦
30分以内
涼しさは瞬間の感覚である。
子猫寺田寅彦
30分以内
これまでかつて猫というもののいた事のない私の家庭に、去年の夏はじめ偶然の機会から急に二匹の猫がはいって来て、それが私の家族の日常生活の上にかなりに鮮明な存在の影を映しはじめた。
相撲寺田寅彦
30分以内
一  一月中旬のある日の四時過ぎに新宿の某地下食堂待合室の大きな皮張りの長椅子の片すみに陥没して、あとから来るはずの友人を待ち合わせていると、つい頭の上近くの天井の一角からラジオ・アナウンサーの特有な癖のある雄弁が流れ出していた。
俳諧瑣談寺田寅彦
30分以内
一  ドイツの若い物理学者のLというのがせんだって日本へ遊びに来ていた。
天文と俳句寺田寅彦
30分以内
俳句季題の分類は普通に時候、天文、地理、人事、動物、植物といふ風になつて居る。
野球時代寺田寅彦
30分以内
明治二十年代の事である。
蓑田先生寺田寅彦
30分以内
明治二十七八年の頃K市の県立中学校に新しい英語の先生が赴任して来た。
わが中学時代の勉強法寺田寅彦
30分以内
自分の出生地は高知県で、始め中学の入学試験に応じたのは十四の年、ちょうど高等三年生の時であった。
軽井沢寺田寅彦
30分以内
十五年ほど前の夏休みに松原湖へ遊びに行った帰りの汽車を軽井沢でおり、ひと汽車だけの時間を利用してこの付近を歩いたことがあった。
竜舌蘭寺田寅彦
30分以内
一日じめじめと、人の心を腐らせた霧雨もやんだようで、静かな宵闇の重く湿った空に、どこかの汽笛が長い波線を引く。
花物語寺田寅彦
30分以内
一 昼顔  いくつぐらいの時であったかたしかには覚えぬが、自分が小さい時の事である。
芝刈り寺田寅彦
30分以内
私は自分の住み家の庭としてはむしろ何もない広い芝生を愛する。
球根寺田寅彦
30分以内
九月中旬の事であった。
簔虫と蜘蛛寺田寅彦
30分以内
二階の縁側のガラス戸のすぐ前に大きな楓が空いっぱいに枝を広げている。
からすうりの花と蛾寺田寅彦
30分以内
ことしは庭のからすうりがずいぶん勢いよく繁殖した。
あひると猿寺田寅彦
30分以内
去年の夏信州沓掛駅に近い湯川の上流に沿うた谷あいの星野温泉に前後二回合わせて二週間ばかりを全く日常生活の煩いから免れて閑静に暮らしたのが、健康にも精神にも目に見えてよい効果があったように思われるので、ことしの夏も奮発して出かけて行った。
物理学と感覚寺田寅彦
30分以内
人間がその周囲の自然界の事物に対する知識経験の基になる材料は、いずれも直接間接に吾人の五感を通じて供給されるものである。
相対性原理側面観寺田寅彦
30分以内
一  世間ではもちろん、専門の学生の間でもまたどうかすると理学者の間ですら「相対性原理は理解しにくいものだ」という事に相場がきまっているようである。
怪異考寺田寅彦
30分以内
物理学の学徒としての自分は、日常普通に身辺に起こる自然現象に不思議を感ずる事は多いが、古来のいわゆる「怪異」なるものの存在を信ずることはできない。
日常身辺の物理的諸問題寺田寅彦
30分以内
毎朝起きて顔を洗いに湯殿の洗面所へ行く、そうしてこの平凡な日々行事の第一箇条を遂行している間に私はいろいろの物理学の問題に逢着する。
物理学圏外の物理的現象寺田寅彦
30分以内
物理学は元来自然界における物理的現象を取り扱う学問であるが、そうかと言って、あらゆる物理的現象がいつでも物理学者の研究の対象となるとは限らない。
自然界の縞模様寺田寅彦
30分以内
ここでかりに「縞模様」と名づけたのは、空間的にある週期性をもって排列された肉眼に可視的な物質的形象を引っくるめた意味での periodic pattern の義である。
時の観念とエントロピーならびにプロバビリティ寺田寅彦
30分以内
時の観念に関しては、哲学者の側でいろいろ昔からむつかしい議論があったようである。
先生への通信寺田寅彦
30分以内
ヴェニスから  お寺の鳩に豆を買ってやることは日本に限ることと思っていましたがここのサンマルコのお寺の前でも同じことをやっています。
※©マークのついた作品は著作権が存続しています。 詳細は青空文庫公式サイトの取り扱い基準をご確認のうえ、取り扱いの際は十分注意してください。
Next