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寺田寅彦の全作品

青空文庫で公開されている寺田寅彦の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。

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作品名著者読了時間人気
アインシュタイン寺田寅彦
60分以内
この間日本へ立寄ったバートランド・ラッセルが、「今世界中で一番えらい人間はアインシュタインとレニンだ」というような意味の事を誰かに話したそうである。
科学者とあたま寺田寅彦
30分以内
私に親しいある老科学者がある日私に次のようなことを語って聞かせた。
日本人の自然観寺田寅彦
60分以内
緒言「日本人の自然観」という私に与えられた課題の意味は一見はなはだ平明なようで、よく考えてみると実は存外あいまいなもののように思われる。
柿の種寺田寅彦
1時間〜
自大正九年ごろから、友人松根東洋城の主宰する俳句雑誌「渋柿」の巻頭第一ページに、「無題」という題で、時々に短い即興的漫筆を載せて来た。
アインシュタインの教育観寺田寅彦
30分以内
近頃パリに居る知人から、アレキサンダー・モスコフスキー著『アインシュタイン』という書物を送ってくれた。
雨の上高地寺田寅彦
30分以内
山好きの友人から上高地行を勧められる度に、自動車が通じるようになったら行くつもりだといって遁(に)げていた。
変った話寺田寅彦
30分以内
電車で老子に会った話中学で孔子や孟子のことは飽きるほど教わったが、老子のことはちっとも教わらなかった。
どんぐり寺田寅彦
30分以内
もう何年前になるか思い出せぬが日は覚えている。
電車の混雑について寺田寅彦
30分以内
満員電車のつり皮にすがって、押され突かれ、もまれ、踏まれるのは、多少でも亀裂の入った肉体と、そのために薄弱になっている神経との所有者にとっては、ほとんど堪え難い苛責である。
小爆発二件寺田寅彦
30分以内
昭和十年八月四日の朝、信州軽井沢千が滝グリーンホテルの三階の食堂で朝食を食って、それからあの見晴らしのいい露台に出てゆっくり休息するつもりで煙草に点火したとたんに、なんだかけたたましい爆音が聞こえた。
静岡地震被害見学記寺田寅彦
30分以内
昭和十年七月十一日午後五時二十五分頃、本州中部地方関東地方から近畿地方東半部へかけてかなりな地震が感ぜられた。
量的と質的と統計的と寺田寅彦
30分以内
古代ギリシアの哲学者の自然観照ならびに考察の方法とその結果には往々現代の物理学者、化学者のそれと、少なくも範疇的には同様なものがあった。
蓄音機寺田寅彦
60分以内
エジソンの蓄音機の発明が登録されたのは一八七七年でちょうど西南戦争の年であった。
コーヒー哲学序説寺田寅彦
30分以内
八九歳のころ医者の命令で始めて牛乳というものを飲まされた。
数学と語学寺田寅彦
10分以内
ある入学試験の成績表について数学の点数と語学の点数の相関を調べてみたことがあった。
科学に志す人へ寺田寅彦
10分以内
新学年開始のこの機会に上記の題で何か書けという編輯員からの御注文である。
科学者と芸術家寺田寅彦
30分以内
芸術家にして科学を理解し愛好する人も無いではない。
映画時代寺田寅彦
60分以内
幼少のころ、高知の城下から東に五六里離れた親類の何かの饗宴[#「饗宴」は底本では「餐宴」]に招かれ、泊まりがけの訪問に出かけたことが幾度かある。
旅日記から寺田寅彦
1時間〜
シャンハイ四月一日朝のうちには緑色をしていた海がだんだんに黄みを帯びて来ておしまいにはまっ黄色くなってしまった。
相撲寺田寅彦
30分以内
一月中旬のある日の四時過ぎに新宿の某地下食堂待合室の大きな皮張りの長椅子の片すみに陥没して、あとから来るはずの友人を待ち合わせていると、つい頭の上近くの天井の一角からラジオ・アナウンサーの特有な癖のある雄弁が流れ出していた。
俳諧瑣談寺田寅彦
30分以内
ドイツの若い物理学者のLというのがせんだって日本へ遊びに来ていた。
天文と俳句寺田寅彦
30分以内
俳句季題の分類は普通に時候、天文、地理、人事、動物、植物といふ風になつて居る。
野球時代寺田寅彦
30分以内
明治二十年代の事である。
蓑田先生寺田寅彦
30分以内
明治二十七八年の頃K市の県立中学校に新しい英語の先生が赴任して来た。
知と疑い寺田寅彦
10分以内
物理学は他の科学と同様に知の学であって同時にまた疑いの学である。
わが中学時代の勉強法寺田寅彦
30分以内
自分の出生地は高知県で、始め中学の入学試験に応じたのは十四の年、ちょうど高等三年生の時であった。
木蓮寺田寅彦
5分以内
白木蓮は花が咲いてしまつてから葉が出る。
軽井沢寺田寅彦
30分以内
十五年ほど前の夏休みに松原湖へ遊びに行った帰りの汽車を軽井沢でおり、ひと汽車だけの時間を利用してこの付近を歩いたことがあった。
竜舌蘭寺田寅彦
30分以内
一日じめじめと、人の心を腐らせた霧雨もやんだようで、静かな宵闇の重く湿った空に、どこかの汽笛が長い波線を引く。
花物語寺田寅彦
60分以内
昼顔いくつぐらいの時であったかたしかには覚えぬが、自分が小さい時の事である。
芝刈り寺田寅彦
30分以内
私は自分の住み家の庭としてはむしろ何もない広い芝生を愛する。
球根寺田寅彦
30分以内
九月中旬の事であった。
簔虫と蜘蛛寺田寅彦
30分以内
二階の縁側のガラス戸のすぐ前に大きな楓(かえで)が空いっぱいに枝を広げている。
ねずみと猫寺田寅彦
60分以内
今の住宅を建てる時に、どうか天井にねずみの入り込まないようにしてもらいたいという事を特に請負人に頼んでおいた。
子猫寺田寅彦
30分以内
これまでかつて猫というもののいた事のない私の家庭に、去年の夏はじめ偶然の機会から急に二匹の猫がはいって来て、それが私の家族の日常生活の上にかなりに鮮明な存在の影を映しはじめた。
解かれた象寺田寅彦
10分以内
上野の動物園の象が花屋敷へ引っ越して行って、そこで既往何十年とかの間縛られていた足の鎖を解いてもらって、久しぶりでのそのそと檻(おり)の内を散歩している、という事である。
からすうりの花と蛾寺田寅彦
30分以内
ことしは庭のからすうりがずいぶん勢いよく繁殖した。
藤の実寺田寅彦
10分以内
昭和七年十二月十三日の夕方帰宅して、居間の机の前へすわると同時に、ぴしりという音がして何か座右の障子にぶつかったものがある。
とんびと油揚寺田寅彦
10分以内
とんびに油揚をさらわれるということが実際にあるかどうか確証を知らないが、しかしこの鳥が高空から地上のねずみの死骸などを発見してまっしぐらに飛びおりるというのは事実らしい。
あひると猿寺田寅彦
30分以内
去年の夏信州沓掛駅に近い湯川の上流に沿うた谷あいの星野温泉に前後二回合わせて二週間ばかりを全く日常生活の煩いから免れて閑静に暮らしたのが、健康にも精神にも目に見えてよい効果があったように思われるので、ことしの夏も奮発して出かけて行った。
物理学と感覚寺田寅彦
30分以内
人間がその周囲の自然界の事物に対する知識経験の基になる材料は、いずれも直接間接に吾人の五感を通じて供給されるものである。
相対性原理側面観寺田寅彦
30分以内
世間ではもちろん、専門の学生の間でもまたどうかすると理学者の間ですら「相対性原理は理解しにくいものだ」という事に相場がきまっているようである。
怪異考寺田寅彦
30分以内
物理学の学徒としての自分は、日常普通に身辺に起こる自然現象に不思議を感ずる事は多いが、古来のいわゆる「怪異」なるものの存在を信ずることはできない。
比較言語学における統計的研究法の可能性について寺田寅彦
60分以内
言語の不思議は早くから自分の頭の中にかなり根深い疑問の種を植え付けていたもののようである。
化け物の進化寺田寅彦
30分以内
人間文化の進歩の道程において発明され創作されたいろいろの作品の中でも「化け物」などは最もすぐれた傑作と言わなければなるまい。
ルクレチウスと科学寺田寅彦
1時間〜
緒言今からもう十余年も前のことである。
火山の名について寺田寅彦
30分以内
日本から南洋へかけての火山の活動の時間分布を調べているうちに、火山の名前の中には互いによく似通ったのが広く分布されていることに気がついた。
日常身辺の物理的諸問題寺田寅彦
30分以内
毎朝起きて顔を洗いに湯殿の洗面所へ行く、そうしてこの平凡な日々行事の第一箇条を遂行している間に私はいろいろの物理学の問題に逢着する。
物理学圏外の物理的現象寺田寅彦
30分以内
物理学は元来自然界における物理的現象を取り扱う学問であるが、そうかと言って、あらゆる物理的現象がいつでも物理学者の研究の対象となるとは限らない。
ロプ・ノールその他寺田寅彦
10分以内
東トルキスタン東部の流砂の中に大きな湖水ロプ・ノールのあることは二千年昔のシナ人にはすでに知られていて、そのだいたいの形や位置を示す地図ができていたそうである。
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