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津浪と人間

寺田寅彦

『津浪と人間』は青空文庫で公開されている寺田寅彦の短編作品。4,658文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数
30分以内
4,658文字
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書出

昭和八年三月三日の早朝に、東北日本の太平洋岸に津浪が襲来して、沿岸の小都市村落を片端から薙(な)ぎ倒し洗い流し、そうして多数の人命と多額の財物を奪い去った。

初出「鉄塔」1933(昭和8)年5月1日、「尾野倶郎」署名で。
底本寺田寅彦全集 第七巻
表記
新字新仮名
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