5分以内で読める寺田寅彦の短編作品
青空文庫で公開されている寺田寅彦の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
1–50件 / 全52件
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 文字数 | 人気 | 書き出し |
|---|---|---|---|---|---|
| ある探偵事件 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,825 | 数年前に「ボーヤ」と名づけた白毛の雄猫が病死してから以来しばらくわが家の縁側に猫というものの姿を見ない月日が流れた。 | |
数年前に「ボーヤ」と名づけた白毛の雄猫が病死してから以来しばらくわが家の縁側に猫というものの姿を見ない月日が流れた。 | |||||
| 赤 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 407 | 蒲団を引っかぶって固く目を閉じると何も見えぬ。 | |
蒲団を引っかぶって固く目を閉じると何も見えぬ。 | |||||
| 凍雨と雨氷 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,907 | 大気中の水蒸気が凍結して液体または固体となって地上に降るものを総称して降水と言う。 | |
大気中の水蒸気が凍結して液体または固体となって地上に降るものを総称して降水と言う。 | |||||
| 天河と星の数 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 754 | 天の河が無数の星の集合したものだという事は今日では誰も知っているが、何故にあのような帯状をなして密集しているかという事はちょっと分らぬ疑問である。 | |
天の河が無数の星の集合したものだという事は今日では誰も知っているが、何故にあのような帯状をなして密集しているかという事はちょっと分らぬ疑問である。 | |||||
| 相撲と力学 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 845 | 力学というのは物体に作用する力の釣り合いや力の作用によって起る物体の運動を数学的に論ずる六かしい学問である。 | |
力学というのは物体に作用する力の釣り合いや力の作用によって起る物体の運動を数学的に論ずる六かしい学問である。 | |||||
| 神 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 36 | God を逆さにすれば Dog だ。 | |
God を逆さにすれば Dog だ。 | |||||
| ムーア灯 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,638 | 一個の電灯の長さ数十尺より二百尺に達すると聞いては誰しも驚かぬ人はあるまい。 | |
一個の電灯の長さ数十尺より二百尺に達すると聞いては誰しも驚かぬ人はあるまい。 | |||||
| 「万年筆」欄より | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,144 | 電話で説教 近頃北米テキサス州のフォートウォースという町で電話を使って説教した牧師がある。 | |
電話で説教 近頃北米テキサス州のフォートウォースという町で電話を使って説教した牧師がある。 | |||||
| 写真電送の新法 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,385 | 電信機が出来てからは、一本の針金に託して書を千里の外に寄せる事が出来る。 | |
電信機が出来てからは、一本の針金に託して書を千里の外に寄せる事が出来る。 | |||||
| 猫六題 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,308 | この頃猫の話が流行るからここにも少しばかり集めてみる。 | |
この頃猫の話が流行るからここにも少しばかり集めてみる。 | |||||
| 蚊帳の研究 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,441 | 自分は蚊帳が嫌いである。 | |
自分は蚊帳が嫌いである。 | |||||
| 卵の形 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 746 | 卵形といえば一方が少し尖った長円い形にきまったようなものであるが稀には円形の卵もある、亀、梟などがその例である。 | |
卵形といえば一方が少し尖った長円い形にきまったようなものであるが稀には円形の卵もある、亀、梟などがその例である。 | |||||
| 雪の話 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,918 | 雪の降るのを飛絮の如しとか鵞毛の如しとか形容するは面白いが科学的ではない。 | |
雪の降るのを飛絮の如しとか鵞毛の如しとか形容するは面白いが科学的ではない。 | |||||
| 汽船の改良 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,777 | 船に酔わぬ人に云わせると航海ほど愉快なものはない。 | |
船に酔わぬ人に云わせると航海ほど愉快なものはない。 | |||||
| 天然色写真新法 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,742 | 今度仏国のリュミエール会社で天然色写真の種板を売り出した。 | |
今度仏国のリュミエール会社で天然色写真の種板を売り出した。 | |||||
| 夢判断 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,600 | 友人が妙な夢を見たと云って話して聞かせた。 | |
友人が妙な夢を見たと云って話して聞かせた。 | |||||
| 木蓮 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 371 | 白木蓮は花が咲いてしまつてから葉が出る。 | |
白木蓮は花が咲いてしまつてから葉が出る。 | |||||
| 感覚と科学 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,840 | 近代の物理科学は、自然を研究するための道具として五官の役割をなるべく切り詰め自然を記載する言葉の中からあらゆる人間的なものを削除する事を目標として進んで来た。 | |
近代の物理科学は、自然を研究するための道具として五官の役割をなるべく切り詰め自然を記載する言葉の中からあらゆる人間的なものを削除する事を目標として進んで来た。 | |||||
| 青磁のモンタージュ | 寺田寅彦 | 5分以内 | 915 | 「黒色のほがらかさ」ともいうものの象徴が黒楽の陶器だとすると、「緑色の憂愁」のシンボルはさしむき青磁であろう。 | |
「黒色のほがらかさ」ともいうものの象徴が黒楽の陶器だとすると、「緑色の憂愁」のシンボルはさしむき青磁であろう。 | |||||
| 映画「マルガ」に現われた動物の闘争 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,754 | 映画「マルガ」の中でいちばんおもしろいと思ったのは猛獣大蛇などの闘争の場面である。 | |
映画「マルガ」の中でいちばんおもしろいと思ったのは猛獣大蛇などの闘争の場面である。 | |||||
| 踊る線条 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,776 | フィッシンガー作「踊る線条」と題するよほど変わった映画の試写をするからぜひ見に来ないかとI氏から勧められるままに多少の好奇心に促されて見に行った。 | |
フィッシンガー作「踊る線条」と題するよほど変わった映画の試写をするからぜひ見に来ないかとI氏から勧められるままに多少の好奇心に促されて見に行った。 | |||||
| 秋の歌 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 903 | チャイコフスキーの「秋の歌」という小曲がある。 | |
チャイコフスキーの「秋の歌」という小曲がある。 | |||||
| ある幻想曲の序 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,309 | 一 何もない空虚の闇の中に、急に小さな焔が燃え上がる。 | |
一 何もない空虚の闇の中に、急に小さな焔が燃え上がる。 | |||||
| 森の絵 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,930 | 暖かい縁に背を丸くして横になる。 | |
暖かい縁に背を丸くして横になる。 | |||||
| 祭 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,558 | 毎年春と秋と一度ずつ先祖祭をするのがわが家の例である。 | |
毎年春と秋と一度ずつ先祖祭をするのがわが家の例である。 | |||||
| 星 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 97 | 天幕の破れ目から見ゆる砂漠の空の星、駱駝の鈴の音がする。 | |
天幕の破れ目から見ゆる砂漠の空の星、駱駝の鈴の音がする。 | |||||
| 初旅 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,981 | 幼い時に両親に連れられてした長短色々の旅は別として、自分で本当の意味での初旅をしたのは中学時代の後半、しかも日清戦争前であったと思うから、たぶん明治二十六年の冬の休暇で、それも押詰まった年の暮であったと思う。 | |
幼い時に両親に連れられてした長短色々の旅は別として、自分で本当の意味での初旅をしたのは中学時代の後半、しかも日清戦争前であったと思うから、たぶん明治二十六年の冬の休暇で、それも押詰まった年の暮であったと思う。 | |||||
| 鷹を貰い損なった話 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,289 | 小学時代の先生方から学校教育を受けた外に同学の友達からは色々の大切な人間教育を受けた。 | |
小学時代の先生方から学校教育を受けた外に同学の友達からは色々の大切な人間教育を受けた。 | |||||
| 高浜さんと私 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,871 | 高浜さんとはもうずいぶん久しく会わないような気がする。 | |
高浜さんとはもうずいぶん久しく会わないような気がする。 | |||||
| 書簡(Ⅱ) | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,330 | 拝復。 | |
拝復。 | |||||
| 書簡(Ⅰ) | 寺田寅彦 | 5分以内 | 574 | 拝復。 | |
拝復。 | |||||
| 鴫つき | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,980 | 別役の姉上が来て西の上り端で話していたら要太郎が台所の方から自分を呼んで裏へ鴫を取りに行かぬかと云う。 | |
別役の姉上が来て西の上り端で話していたら要太郎が台所の方から自分を呼んで裏へ鴫を取りに行かぬかと云う。 | |||||
| 子規の追憶 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,885 | 子規の追憶については数年前『ホトトギス』にローマ字文を掲載してもらったことがある。 | |
子規の追憶については数年前『ホトトギス』にローマ字文を掲載してもらったことがある。 | |||||
| 凩 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,259 | またひとしきり強いのが西の方から鳴って来て、黒く枯れた紅葉を机の前のガラス障子になぐり付けて裏の藪を押し倒すようにして過ぎ去った。 | |
またひとしきり強いのが西の方から鳴って来て、黒く枯れた紅葉を机の前のガラス障子になぐり付けて裏の藪を押し倒すようにして過ぎ去った。 | |||||
| 車 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,053 | 私が九つの秋であった、父上が役を御やめになって家族一同郷里の田舎へ引移る事になった。 | |
私が九つの秋であった、父上が役を御やめになって家族一同郷里の田舎へ引移る事になった。 | |||||
| 窮理日記 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 475 | 十日 動物教室の窓の下を通ると今洗ったらしい色々の骸骨がばらばらに笊へ入れて干してある。 | |
十日 動物教室の窓の下を通ると今洗ったらしい色々の骸骨がばらばらに笊へ入れて干してある。 | |||||
| 蛙の鳴声 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 302 | 何年頃であったか忘れてしまったが、先生の千駄木時代に、晩春のある日、一緒に音楽学校の演奏会に行った帰りに、上野の森をブラブラあるいて帰った。 | |
何年頃であったか忘れてしまったが、先生の千駄木時代に、晩春のある日、一緒に音楽学校の演奏会に行った帰りに、上野の森をブラブラあるいて帰った。 | |||||
| 海陸風と夕なぎ | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,920 | 昼間陸地の表面に近い気層が日照のためにあたためられて膨張すると、地上一定の高さにおいては、従来のその高さ以下にあった空気がその水準の上側にはみ出して来るから、従ってそこの気圧が高くなる。 | |
昼間陸地の表面に近い気層が日照のためにあたためられて膨張すると、地上一定の高さにおいては、従来のその高さ以下にあった空気がその水準の上側にはみ出して来るから、従ってそこの気圧が高くなる。 | |||||
| 猿の顔 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 552 | 映画「マルガ」で猿の親子連れの現われる場面がある。 | |
映画「マルガ」で猿の親子連れの現われる場面がある。 | |||||
| 断片(Ⅰ) | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,784 | 一 神保町から小川町の方へ行く途中で荷馬車のまわりに人だかりがしていた。 | |
一 神保町から小川町の方へ行く途中で荷馬車のまわりに人だかりがしていた。 | |||||
| スパーク | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,875 | 一 当らずさわらずの事を書こうとするとなかなか六かしい。 | |
一 当らずさわらずの事を書こうとするとなかなか六かしい。 | |||||
| 鴉と唱歌 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,097 | 帝劇でドイツ映画「ブロンドの夢」というのを見た。 | |
帝劇でドイツ映画「ブロンドの夢」というのを見た。 | |||||
| 観点と距離 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,981 | ある日、浜町の明治座の屋上から上野公園を眺めていたとき妙な事実に気がついた。 | |
ある日、浜町の明治座の屋上から上野公園を眺めていたとき妙な事実に気がついた。 | |||||
| 戦争と気象学 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,855 | ユーゴーは『哀史』の一節にウォータールーの戦いを叙してこう云っている。 | |
ユーゴーは『哀史』の一節にウォータールーの戦いを叙してこう云っている。 | |||||
| 千人針 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,837 | 去年の暮から春へかけて、欠食児童のための女学生募金や、メガフォン入りの男学生の出征兵士や軍馬のための募金が流行したが、これらはいつの間にか下火になった。 | |
去年の暮から春へかけて、欠食児童のための女学生募金や、メガフォン入りの男学生の出征兵士や軍馬のための募金が流行したが、これらはいつの間にか下火になった。 | |||||
| 中村彝氏の追憶 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,923 | 自分が中村彝氏を訪問したのはあとにも先にもただ一度である。 | |
自分が中村彝氏を訪問したのはあとにも先にもただ一度である。 | |||||
| 二科狂想行進曲 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,050 | 一 古い伝統の床板を踏み抜いて、落ち込んだやっぱり中古の伝統長屋。 | |
一 古い伝統の床板を踏み抜いて、落ち込んだやっぱり中古の伝統長屋。 | |||||
| 山中常盤双紙 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,659 | 岩佐又兵衛作「山中常盤双紙」というものが展覧されているのを一見した。 | |
岩佐又兵衛作「山中常盤双紙」というものが展覧されているのを一見した。 | |||||
| 雑感 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,904 | 子供の時代から現在までに自分等の受けた科学教育というものの全体を引くるめて追想してみた時に、そのうちの如何なるものが現在の自分等の中に最も多く生き残って最も強く活きて働いているかと考えてみると、それは教科書や講義のノートの内容そのものよりも、むしろそれを教わった先生方から鼓吹された「科学魂」といったようなものであるかと思われる。 | |
子供の時代から現在までに自分等の受けた科学教育というものの全体を引くるめて追想してみた時に、そのうちの如何なるものが現在の自分等の中に最も多く生き残って最も強く活きて働いているかと考えてみると、それは教科書や講義のノートの内容そのものよりも、むしろそれを教わった先生方から鼓吹された「科学魂」といったようなものであるかと思われる。 | |||||
| 夏目先生の俳句と漢詩 | 寺田寅彦 | 5分以内 | 1,095 | 夏目先生が未だ創作家としての先生自身を自覚しない前に、その先生の中の創作家は何処かの隙間を求めてその創作に対する情熱の発露を求めていたもののように思われる。 | |
夏目先生が未だ創作家としての先生自身を自覚しない前に、その先生の中の創作家は何処かの隙間を求めてその創作に対する情熱の発露を求めていたもののように思われる。 | |||||
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