岸田国士の全作品
青空文庫で公開されている岸田国士の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
1-50件 / 全638件
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
|---|---|---|---|
| 紙風船(一幕) | 岸田国士 | 30分以内 | |
[#ページの左右中央] 人物 夫 妻 時 晴れた日曜の午後 所 庭に面した座敷 [#改ページ] 夫 (縁側の籐椅子に倚り、新聞を読んでゐる) 「米国フラー建材会社のターナー支配人が一日目白文化村を訪れて、おゝロスアンゼルスの縮図よ! と申しましたやうに、目白文化村は今日瀟洒たる美しい住宅地になりました」 妻 (縁側近く座蒲団を敷き、編物をしてゐる)なに、それは。 | |||
| 命を弄ぶ男ふたり(一幕) | 岸田国士 | 60分以内 | |
[#ページの左右中央] 人物 眼鏡をかけた男 繃帯をした男 [#改ページ] 鉄道線路の土手――その下が、材木の置場らしい僅かの空地、黒く湿つた土の、ところどころに、踏み躙られた雑草。 | |||
| 俳優志望者メンタルテスト | 岸田国士 | 10分以内 | |
私。 | |||
| 双面神 | 岸田国士 | 1時間〜 | |
祝賀会を繞つて 一 無理やりに父の隣に坐らされた千種は、広い食堂の一隅に設けられた婦人連の席へ、僅かに晴れがましい微笑を投げてゐた。 | |||
| 恋愛恐怖病(二場) | 岸田国士 | 30分以内 | |
第一場 静かな海を見下ろす小高い砂丘の上 日没前後 男と女とが、向うむきに、脚を投げ出して坐つてゐる。 | |||
| 落葉日記 | 岸田国士 | 1時間〜 | |
一の一 郷田梨枝子は、叔母と並んで東京駅のプラット・フォームに立つてゐる。 | |||
| 花問答 | 岸田国士 | 60分以内 | |
一 父は旅行、母は買物、兄は散歩といふわけで、珍しく民子一人が、縁側で日向ぼつこをしてゐるところへ、取次も乞はず、義一がのつそり庭伝ひにはひつて来た。 | |||
| ママ先生とその夫 | 岸田国士 | 60分以内 | |
奥居町子 聖風学園の経営者 同 朔郎 その夫 花巻篠子 変死せる児童の母 有田道代 教師 富樫 篠子の甥と称する男 尾形 嘱託医 角さん 小使 たい その妻 かず 篠子の女中 運転手 その他男女の生徒多勢 [#改ページ] 東京に近いある新開田園都市の一隅。 | |||
| 計算は計算 | 岸田国士 | 60分以内 | |
一 悪夢のやうな戦争がすんで、その悪夢の名残りとも思はれる重苦しい気分が、まだ続いてゐるいく年か後のことである。 | |||
| 悪態の心理 | 岸田国士 | 30分以内 | |
一 葉村ヨシエと佐原あつ子とは、いづれもある官庁の文書課に勤めてゐるタイピストで、二人は採用試験のあつた日にはじめて口をきき、希望がかなつていよいよ役所に顔を出すと、そこでもまたお互に幸運をよろこび合ひ、それ以来まる三年、机を並べて仕事をしてゐる間柄である。 | |||
| 俳優倫理 | 岸田国士 | 1時間〜 | |
1 俳優とは何か 講義の題目は俳優倫理というのですが、俳優倫理という言葉は今日までどこでも使われた例はないと思います。 | |||
| 加藤道夫の死 | 岸田国士 | 5分以内 | |
またひとり、作家が自殺した、といふ感じ方でこのニュウスを受けとつた人々がずいぶんたくさんあつたと思ふ。 | |||
| 犬は鎖に繋ぐべからず | 岸田国士 | 60分以内 | |
人物 今里念吉 同 二見 同 甲吉 黒林家の女中ため 酒屋の御用聞 大串葉絵 片倉州蔵の妻まつの 女の子 百瀬鬼骨 郵便配達 男の子 歩兵大尉島貫 片倉州蔵 平大野球部選手越水 同 クマソ 同 ヤモリ 近所の人櫛谷 同 尾畑 同 黒林 同 両角 同 岩城 同 藤巻 隠居多胡鵺人 近所の人A 同 B 同 C 時 現代 所 東京の郊外――最近水田を埋立てた第七流住宅地。 | |||
| 方言について | 岸田国士 | 5分以内 | |
私は方言の専門的研究家ではないが、人一倍その魅力に惹きつけられる。 | |||
| 宗教と科学についての所感 | 岸田国士 | 30分以内 | |
宗教について 宗派をどうするとか、宗教団体を再編成するとかいふことについては、実際の事情をまだ知らないから現在なんにも考へてはをりませんが、宗教心――所謂宗教的感情といふものがこの頃の日本人には非常に少ないやうです。 | |||
| すべてを得るは難し | 岸田国士 | 30分以内 | |
一 弘子はいま幸福の絶頂にあつた。 | |||
| 二つの戯曲時代 | 岸田国士 | 60分以内 | |
一 すべての革新運動と同様に、演劇の革新運動も亦、精神と形式とがつねに相伴ふものとは限らない。 | |||
| 「にんじん」とルナアルについて | 岸田国士 | 30分以内 | |
ジュウル・ルナアル(Jules Renard 1864―1910)の作品のうちで最もひろく読まれ、世人に親しまれているのは、この「にんじん」である。 | |||
| 泉 | 岸田国士 | 1時間〜 | |
勇士黒岩万五の帰村 一 北支の戦線から一年半ぶりで故郷の村へ帰つて来た黒岩万五は、砲兵上等兵の軍服を思ひきりよく脱いで、素ツ裸に浅黄の腹掛けといふ昔どほりの恰好になつた。 | |||
| 日本人とは? | 岸田国士 | 1時間〜 | |
「大事なこと」とは? 三年間の蟄居生活が私に教へたことは、「なにもしない」といふことの気安さと淋しさである。 | |||
| 「ドストエーフスキイ全集」推薦の辞 | 岸田国士 | 5分以内 | |
ドストイエフスキイの小説は、人類の残した業績の最も偉大なものの一つであることは云ふまでもないが、この天才が露西亜に生れたといふことを、われわれは特に注意すべきであると思ふ。 | |||
| 秋の対話 | 岸田国士 | 30分以内 | |
桔梗 芒 女郎花 こうろぎ 風 蛇 少女 老婆 高原――別荘の前庭――秋 遠景は、澄み渡つた空に、濃淡色とりどりの山の姿。 | |||
| カライ博士の臨終 | 岸田国士 | 60分以内 | |
人物 加来典重 冬菜 四紋 ネラ子 雅重 冬菜の母 早見博士 煙(主治医) 細木助教授 大里教授 浦(玉石堂主人) 津丸(雑誌記者) 看護婦 [#改ページ] 一 ある大学の哲学教授、加来典重は、カントの研究家としてその名を知られ、近年は、ハイデッゲルなどの名をもその講義の間にしばしばはさみはするが、学生の一人がサルトルについて質問を行つたところ、それは自分の専門以外である | |||
| 支那人研究 | 岸田国士 | 10分以内 | |
私は近頃支那人について語られてゐる文章を読む機会が多いのであるが、やはり永く支那にゐて親しく彼地の人々と接した経験が土台になつてゐるやうな意見には、なかなか傾聴すべきものが多い。 | |||
| 独断一束 | 岸田国士 | 5分以内 | |
思想 芸術としての思想の魅力は、芸術家が、その思想を、軽く掌の上にのせてゐる時にのみ、われわれの心を動かす。 | |||
| 女性風俗時評 | 岸田国士 | 5分以内 | |
女の間に「キミ」「ボク」といふ言葉が流行してゐる。 | |||
| “現代風俗”に就いて | 岸田国士 | 10分以内 | |
僕は近頃かういふことを考へる。 | |||
| 日本映画の水準について | 岸田国士 | 30分以内 | |
映画愛好者の分布がはつきり二つに別れてをり、一つは西洋映画フアン、一つは日本映画フアンであり、その間に、ほとんど共通な分子がなく、強いて求めれば専門の研究家ぐらゐのものだといふ事実を、日本の映画当事者はなんとみてゐるか? 勿論、西洋映画フアンが悉く教養ある階級であるとも云へず、日本映画フアンがすべて無知識階級であるとも断言はできかねるが、大体に於て、西洋映画を求める序に、日本映画で満足する人々よ | |||
| プログラム | 岸田国士 | 5分以内 | |
毎月僕のところへも、各種の劇団からプログラムと切符とを送つてくれる。 | |||
| ふらんすの女 | 岸田国士 | 10分以内 | |
マダム用応接間にて ――あなた、旦那さんのどういふところに、一番感心してゐらつしやる? ――上手に嘘をつくところ。 | |||
| 美しき日本語と対話 | 岸田国士 | 5分以内 | |
友田夫妻を中心とする築地座の仕事は、最近目ざましい躍進ぶりを見せてゐる。 | |||
| 巴里素描 | 岸田国士 | 10分以内 | |
ヴォルテエル河岸 霧雨。 | |||
| ラヂオ・ドラマ選者の言葉 | 岸田国士 | 5分以内 | |
ラヂオ文学といふ新しい様式について、私は常に興味をもち、なにか原理的なものを発見しようと心掛けてゐるのだが、放送局との関係も、別にそのために特殊な便宜を与へられてゐるわけではないから、なかなか思ふやうに研究もできないでゐる。 | |||
| 演劇新潮と築地小劇場 | 岸田国士 | 5分以内 | |
僕は、此の一年間、色々な事情で、あまり芝居を観にも行かず、月々発表される脚本も割合に読んでゐないから、劇壇全般に亘る感想といふやうなものは勿論書けない。 | |||
| 時計とステッキ | 岸田国士 | 10分以内 | |
私は、今、時計といふものを持つて歩かない。 | |||
| 舞台の言葉 | 岸田国士 | 30分以内 | |
舞台の言葉、即ち「劇的文体」は、所謂、白(台詞)を形造るもので、これは、劇作家の才能を運命的に決定するものである。 | |||
| 物言う術 | 岸田国士 | 10分以内 | |
「物言ふ術」とは、仏蘭西語の ART DE DIRE を訳したつもりである。 | |||
| 暖地の冬から山国の春へ | 岸田国士 | 5分以内 | |
私は今湘南小田原の海岸近くに住んでゐるが、予期した通りの暖かさで、先日の大雪の日も、東京で無理をして品川からやつと電車を拾ひ、日が暮れて小田原の駅を降りると、驚いたことに、うつすらとしか雪の降つた形跡がない。 | |||
| 時 処 人 | 岸田国士 | 30分以内 | |
芝居の脚本を書くのには、まず、標題のつぎに、その劇が行われる時と場所と登場人物とを、はつきり書きあげるのが定石である。 | |||
| 美談附近 | 岸田国士 | 30分以内 | |
両袖献納 一 川村節子さんは、未だ嘗て、人のせぬことをしたことはなかつた。 | |||
| 博物誌あとがき | 岸田国士 | 5分以内 | |
『博物誌』という題は“Histoires Naturelles”の訳であるが、これはもうこれで世間に通った訳語だと思うから、そのまま使うことにした。 | |||
| 火の扉 | 岸田国士 | 1時間〜 | |
冬を待つ山河 一 もう、その年の秋も暮れようとしていた。 | |||
| この握りめし | 岸田国士 | 60分以内 | |
一 増田健次は復員すると間もなく警察官を志願し、今ではもう制服も身についた一人前の駐在さんになつていた。 | |||
| 緑の星 | 岸田国士 | 60分以内 | |
ヨーロッパ通ひの船が印度洋をすぎて、例の紅海にさしかかると、そこではもう、太古以来の沙漠の風が吹き、日が沈む頃には、駱駝の背越しに、モーヴ色の空がはてしなくつづくのが見える。 | |||
| 放浪者 | 岸田国士 | 30分以内 | |
二十年ぶりでヨーロッパから帰つて来た旧友のFは、相も変らず話好きで、訪ねて来るたびに、なにかしら突拍子もない話題をひつさげて来る。 | |||
| 記憶のいたづら | 岸田国士 | 30分以内 | |
一 妻の順子が急に、 「どうも、怪しいわ。こんなに痛いはずないんですもの」 と、顔をしかめながら言ふのをきいて、鈴村博志は、今更のやうにギクリとした。 | |||
| 光は影を | 岸田国士 | 1時間〜 | |
彼を待つもの 一 長い戦争をはさんで、まる七年目に、京野等志は、変りはてた祖国の土を踏み、漠然と父母兄弟がそのまゝ以前のところに住んでいるなら、という期待だけで、自然に東京へ向つて二昼夜の汽車の旅をつづけて来たのである。 | |||
| 秋の雲 | 岸田国士 | 60分以内 | |
一 熊川忠範の名前は、今や、全村はおろか、県下に知れ渡らうとしてゐる、といつても言ひ過ぎではない。 | |||
| 菜の花は赤い | 岸田国士 | 30分以内 | |
一 かうと思つたらどうしてもそのことをやり遂げないと承知できない人物がゐる。 | |||
| それができたら | 岸田国士 | 60分以内 | |
一 吾妻養狐場には、もう狐は牡牝二頭しか残つてゐない。 | |||
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