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風は草木にささやいた01 風は草木にささやいた

山村暮鳥

『風は草木にささやいた』は青空文庫で公開されている山村暮鳥の長編作品。31,351文字で、おおよそ1時間〜で読むことができます。
文字数
1時間〜
31,351文字
人気
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書出

此の書を祖國のひとびとにおくる   なんぢはなんぢの面に汗して生くべし   人間の勝利 人間はみな苦んでゐる 何がそんなに君達をくるしめるのか しつかりしろ 人間の強さにあれ 人間の強さに生きろ くるしいか くるしめ それがわれわれを立派にする みろ山頂の松の古木を その梢が烈風を切つてゐるところを その音の痛痛しさ その音が人間を力づける 人間の肉に喰ひいるその音のいみじさ 何が君達をく

初出
底本日本現代文學全集 54 千家元麿・山村暮鳥・佐藤惣之助・福士幸次郎・堀口大學集
表記
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