青空文庫の全作品
青空文庫で公開されているすべての著者の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
|---|
青空文庫で公開されているすべての著者の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
|---|
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
|---|---|---|---|
| 銷夏漫筆 | 辰野隆 | 5分以内 | |
昨年の夏は油汗を流しながら、改造社から頼まれたフローベールの短篇『エロディヤス』を訳して暮した。 | |||
| 夜間教育の振興 | 嘉納治五郎 | 5分以内 | |
最近わが國の教育は、之れを一般的に言へば、その形式の方面にも、その内容の方面にも、著しい進歩が認められるけれども、ひとり夜間教育に於ては、その學校數及生徒數の上から見ても、その設備内容の上から見ても、未だ歐米大國に比して遜色を見る實状に在ると言はねばならない。 | |||
| 桐生通信 | 坂口安吾 | 60分以内 | |
田舎のメインストリートから 私の住居は田舎の小都市ながらメインストリートに位している。 | |||
| 文壇球突物語 | 南部修太郎 | 30分以内 | |
球突の球の響 アントン・チエエホフの名戯曲「櫻の園」の第三幕目の舞台の左奧手には球突塲がある心になつてゐる。 | |||
| 日記 | 宮本百合子 | 1時間〜 | |
一月一日(金曜)晴 昨夜おそいので眠し。 | |||
| 牡丹灯籠 牡丹灯記 | 田中貢太郎 | 30分以内 | |
日本の幽霊は普通とろとろと燃える焼酎火の上にふうわりと浮いていて、腰から下が無いことになっているが、有名な円朝の牡丹燈籠では、それがからこんからこんと駒下駄の音をさして生垣の外を通るので、ちょっと異様な感じを与えるとともに、そのからこんからこんの下駄の音は、牡丹燈籠を読んだ者の神経に何時までも遺っていて消えない。 | |||
| 獄内にてドイツの同志を思う歌 | 槙村浩 | 10分以内 | |
鎌と槌をうちぬく ひろ/″\とした 美くしい 自由の花園をへだてゝ 砲口をそなえた二つの牢獄がそゝり立つ! ―――日本! 東方の突端 この蜜房のようなじめ/\した数千の牢獄の一画に おれらが住み―――潮が 南方のたぎりたつ褐色の急潮が 夜の銃架のように、おし静まった独房のはての 島々の礎石を噛み 残虐な奴隷労働の、憂愁と反逆を箭のような熔熱にのせて 北流し―――化石した憂愁を、大陸の凍岸に崩折れ | |||
| 芳賀先生と日本主義 | 高橋竜雄 | 5分以内 | |
國學院大學の學長として母校の爲にいひ知れぬ恩惠を與へられたことは、定めて他の院友諸兄が書かれることであらうとおもふので、私は博士が國學院にまだ御關係のなかつた時代、即ち「日本主義」時代のことを述べて、博士の高徳を追慕したいのです。 | |||
| 彷徨へる | 徳田秋声 | 30分以内 | |
芸術論や人生論をやる場合にも劣らぬ否寧ろそれよりも※かに主観的に情熱の高まつて来るのは、彼が先輩G――の愛人I子の噂をする時の態度であつたが、その晩彼は彼自身の恋愛的事件について、仄かな暗示をG――に与へたのであつた。 | |||
| 秀才養子鑑 | 佐々木邦 | 60分以内 | |
失業の裏に夫人あり 小室君は養父の紹介だから、何とかなるだろうと思って出掛けた。 | |||
| 文明史の教訓 | 大隈重信 | 10分以内 | |
歴史は活躍す 世人は歴史について、ややするとかかる誤想を懐きはすまいか。 | |||
| 北越雪譜 | 山東京山 | 5分以内 | |
北越雪譜六巻越後塩沢ノ鈴木牧之老人雪窗囲ミレ炉ヲ寒燈隠ルノレ几ニ随筆ナリ、其事出テ二実脚ニ一徒ラニ非二構ヒレ空ヲ架スルレ虚ニ之談ニ一、然ドモ翁固リ不三必シモ期二於梓行ヲ一矣、嚮者ニ郵筒シテ懇二乞ス校正ヲ一、為レ之ガ芟二刈蕪蔓ヲ一※二※シ菁英ヲ一先ヅ輯メ二三巻ヲ一以為シ二初編ト一、告テレ翁ニ使ム三書肆文渓堂ヲシテ刊二布レ之一、然後越雪之奇千彙万状供シテ二臥遊ノ資ニ一錦室ノ婦妾市窓ノ妻婢モ得三詳知二越 | |||
| 巌流島 | 直木三十五 | 10分以内 | |
一 「天真正伝神道流」の流祖、飯篠長威斎家直が当時東国第一の兵法者とされているのに対して、富田勢源が西に対立して双び称されて居たものである。 | |||
| 廃園 | 森川義信 | 5分以内 | |
骨を折る音 その音のなかに 流れる水は乾き 菫色の空は落ちて 石に濡れた額は傾くままに眠つた みえない推移の重さに みえない推移の重さに 眼をとぢて凍える半身は 崩れるもの影とともに忘却をまつた 想ひ出せないのか ゆくひとよ かつては水の美しい こりんとの町にゐたことを いちどゆけばもはや帰れないことを いつからおまへは覚えたのか 梢ちかく羽ばたく音はなく 背中につつかかる微風は更になく 花の根も | |||
| (名詞の扱ひに) | 中原中也 | 5分以内 | |
名詞の扱ひに ロヂックを忘れた象徴さ 俺の詩は 宣言と作品との関係は 有機的抽象と無機的具象との関係だ 物質名詞と印象との関係だ。 | |||
| 『ケプロン・黒田の構想』について | 中谷宇吉郎 | 10分以内 | |
黒田構想 一八六八年は、日本が中世の封建制度から脱却して、近代世界へはいった年として、日本の歴史の上で、一番重要な年である。 | |||
| Rosellinia necatrix (R. Hart.) Berlese の子嚢殻の裂開性について | エドゥアール・エルネ・プリリュー | 30分以内 | |
[#ページの左右中央] Rosellinia necatrix (R. Hart.) Berlese の子嚢殻の裂開性について (著者のプリリューは,最外殻の子嚢子座および内部の子嚢殻の両方を合わせてこうよんでいると思われる.以降,多くの場合,子嚢子座と読み替えて差し支えない) 国立学院教授(原文では「M. PRILLIEUX, de 〔l'Institut〕」.確証には至らなかったが,「M | |||
| 三狂人 | 大阪圭吉 | 60分以内 | |
一 赤沢医師の経営する私立脳病院は、M市の郊外に近い小高い赭土山の上にこんもりした雑木林を背景に、火葬場へ行く道路を見下すようにして立っているのだが、それはもうかなり旧式の平屋建で立っていると云うよりは、なにか大きな蜘蛛でも這いつくばったという形だった。 | |||
| 創作 | 芥川竜之介 | 10分以内 | |
僕に小説をかけと云ふのかね。 | |||
| 藤九郎の島 | 久生十蘭 | 30分以内 | |
一 享保四年の秋、遠州新居の筒山船に船頭左太夫以下、楫取、水夫十二人が乗組んで南部へ米を運んだ帰り、十一月末、運賃材木を積んで宮古港を出帆、九十九里浜の沖合まで来たところで、にわかの時化に遭った。 | |||
| カライ博士の臨終 | 岸田国士 | 60分以内 | |
人物 加来典重 冬菜 四紋 ネラ子 雅重 冬菜の母 早見博士 煙(主治医) 細木助教授 大里教授 浦(玉石堂主人) 津丸(雑誌記者) 看護婦 [#改ページ] 一 ある大学の哲学教授、加来典重は、カントの研究家としてその名を知られ、近年は、ハイデッゲルなどの名をもその講義の間にしばしばはさみはするが、学生の一人がサルトルについて質問を行つたところ、それは自分の専門以外である | |||
| 清水幾太郎さんへの手紙 | 三好十郎 | 60分以内 | |
1 清水幾太郎様 だしぬけに手紙などさしあげて失礼ですが、あなたに何か質問してみよとの雑誌「群像」からの注文です。 | |||
| 遁走 | 葛西善蔵 | 30分以内 | |
一 神田のある会社へと、それから日比谷の方の新聞社へ知人を訪ねて、明日の晩の笹川の長編小説出版記念会の会費を借りることを頼んだが、いずれも成功しなかった。 | |||
| 『春の岬』序詩 | 三好達治 | 5分以内 | |
わが古きまづしきうたのたぐひここにとり集へてひと卷のふみをばなしつ、名づけて春の岬といふ、ふみのはじめに感をしるして序を添へよとは人の命ずるところなり、あな蛇足をしひたまふものかな、よしやつたなかるともわがうたのかずかずうちかへしわが感をのべたるものを、とてその夜わびしらに率然とおのれつぶやけるつぶやき わが若き 十とせあまりのとしつきの いつしかにはやすぎゆきて あとこそなけれ そこばく | |||
| 敗れて帰る俺達 | 三好十郎 | 5分以内 | |
涙は頬っぺたで乾いた 怒りは胃の底によどんだ にがいにがい空っぽの胃の底に。 | |||
| 今日もまた | 今野大力 | 5分以内 | |
我いのち今日もまた その一つをば切りつめぬ 弱きもの何故ぞ 虐げられて 今日もまた泣いて過しき | |||
| 書信 | 中原中也 | 5分以内 | |
依田氏の「春愁」は好きです。 | |||
| 民芸品の部屋で | 芥川紗織 | 5分以内 | |
前にタマヨの絵を美術雑誌の原色版で見てそのまか不思議な色彩にひどく惹かれました。 | |||
| 「絵画の見かた」あとがき | 中村研一 | 5分以内 | |
矢崎君と私とは同年輩で、約三十年程前に或る所で知り合ったが、そのころ彼は大學の一、二年生であったろうし、私は美術學校の一、二年生の頃であった。 | |||
| 画集 | 原民喜 | 10分以内 | |
落日 湖のうへに、赤い秋の落日があつた。 | |||
| 好色夢 | 牧野信一 | 30分以内 | |
回想 父の十三回忌が一昨年と思はれ、たしかその歿後の翌年と回想される故指折れば早くも十星霜にあまる時が経ちしなり、故葛西善蔵氏が切りと余に力作をすゝめ、稿終るや氏は未読のまゝに故滝田哲太郎氏へおくられたるなり。 | |||
| 野萩 | 久生十蘭 | 30分以内 | |
一 出かけるはずの時間になったが、安は来ない。 | |||
| 双面獣 | 牧逸馬 | 1時間〜 | |
1 レスリイ・シュナイダア夫人は、七歳になる娘ドロシイの登校を見送って、ブレント・クリイクと呼ばれる郊外に近いロレイン街の自宅から、二町ほど離れたディクシイ国道の曲り角までドロシイの手を引いて歩いて行った。 | |||
| 二笑亭綺譚 | 式場隆三郎 | 10分以内 | |
私の『二笑亭綺譚』の初版は昭和十四年(一九三九)昭森社から出た。 | |||
| 村住居の秋 | 若山牧水 | 10分以内 | |
小さな流 この沼津の地に移住を企てゝ初めて私がこの家を見に来た時、その時は村の旧家でいま村医などを勤めてゐる或る老人と、その息子さんと、この家の差配をしてゐる年寄の百姓との四人連で、その老医の息子さんが私たちの結んでゐる歌の社中の一人であるところから斯んな借家の世話などを頼むことになつたのであつたが、先づ私の眼のついたのは門の前を流れてゐる小さな流であつた。 | |||
| 英雄ナポレオン | 槙村浩 | 5分以内 | |
南欧の夜の更け行けば 空には清き星の数 銀河の影もたなびきて 風は香りて薫ばしき 月は折しも青く冴え 波も静けき海原に 俄に殺気みなぎりて なびく異国の旗の影 沖の鴎も怪みて 水の上遠く飛び行けば 羽ばたきに散る水煙 銀月ゆらぐ春の海 東雲の空月落ちて 残星光失へば 彼方に霞む紅の 雲を破って朝の風 天気に響く万歳に 馬に鞭あて英雄の 後に残すや砂煙 パリをさして急ぎ行く 暗雲低くたなびきて 雨濛 | |||
| しかられて | 竹内浩三 | 5分以内 | |
しかられて 外へは出たが 我家から 夕餉の烟と 灯火の 黄色い光に 混ぜられた たのしい飯の音がする 強情はってわるかった おなかがすいた 風も吹く 三日月さんも 出て来たよ あやまりに 行くのも はずかしい さらさら木の葉の 音がした | |||
| 還暦反逆 | 久保田万太郎 | 10分以内 | |
去年の大晦日である。 | |||
| サニンの態度 | 伊藤野枝 | 5分以内 | |
どんな性格の男に敬愛を捧げるかと云ふ問に対して理想を云へば、何れ鐘太鼓でさがしても、見つからぬやうなせひぜひ虫のいゝ事を並べても見られませうが、先づ手つ取り早く彼のやうな男がと云ふやうなのを云へば、これも実在の男ではありませんが、アルツバシエエフによつて描かれた、サニンが好きです。 | |||
| 東洋学人を懐う | 大隈重信 | 10分以内 | |
新智識を要する時に旧思想の人 小野梓君は、我輩の最も大切な友人の一人であって、年齢よりいえば我輩の後輩であった。 | |||
| 人々に答ふ | 正岡子規 | 60分以内 | |
一 歌の事につきては諸君より種々御注意御忠告を辱うし御厚意奉謝候。 | |||
| 十万石 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
上 こゝに信州の六文錢は世々英勇の家なること人の能く識る處なり。 | |||
| 竈の中の顔 | 田中貢太郎 | 30分以内 | |
※ 「今日も負かしてやろうか」 相場三左衛門はそう云ってから、碁盤を中にして己と向いあっている温泉宿の主翁の顔を見て笑った。 | |||
| 小林さんと私のツキアイ | 坂口安吾 | 5分以内 | |
小林さんにはじめて会ったのは、青山二郎の私宅であった。 | |||
| 茶話 | 薄田泣菫 | 1時間〜 | |
栃木の横綱2・16(夕) 栃木山の横綱初土俵入が、常陸山会の主催で、十四日午後二時から出羽海部屋で行はれた事は昨日の新聞に詳しく載つてゐた。 | |||
| 黒髪山 | 堀辰雄 | 30分以内 | |
源氏物語の「總角」の卷で、長患ひのために「かひななどもいとほそうなりて影のやうによわげに」、衾のなかに雛かなんぞの伏せられたやうになつたきり、「御髮はいとこちたうもあらぬほどにうちやられたる、枕よりおちたるきはの、つやつやと」した宇治の姫君が愛人の薫の君たちにみとられながら、遂に息を引きとつてしまふ。 | |||
| 太政官 | 上司小剣 | 1時間〜 | |
一 太政官。 | |||
| 朝へ行く | 平林彪吾 | 5分以内 | |
午前六時 私はアングルにまたがる クレーンはアングルをよこす 私はつかんでひきよせる リベットはやける 鉄と鉄をしめつける それは私の仕事だ。 | |||
| かさぬ宿 | 末吉安持 | 5分以内 | |
五里の青野に行き暮れて、 山下街の片門に、 いかで一夜の宿乞ふと 都のなまり、――うらわかき 学生づれの七人は 手にこそしたれ、百合の花。 | |||
| 仮面 | 正宗白鳥 | 30分以内 | |
一 五月も末になつてゐるのに、火鉢の欲しいほどの時候外れの寒さで、雨さへ終日降りつゞいた。 | |||