村住居の秋
若山牧水
『村住居の秋』は青空文庫で公開されている若山牧水の短編作品。3,385文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
文字数 | 10分以内 3,385文字 |
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書き出し書出 | 小さな流この沼津の地に移住を企てゝ初めて私がこの家を見に来た時、その時は村の旧家でいま村医などを勤めてゐる或る老人と、その息子さんと、この家の差配をしてゐる年寄の百姓との四人連で、その老医の息子さんが私たちの結んでゐる歌の社中の一人であるところから斯んな借家の世話などを頼むことになつたのであつたが、先づ私の眼のついたのは門の前を流れてゐる小さな流であつた。 |
初出 | |
底本 | 日本の名随筆84 村 |
表記 | 新字旧仮名 |
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