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10分以内で読める若山牧水の短編作品

青空文庫で公開されている若山牧水の作品の中で、おおよその読了目安時間が「10分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。

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作品名著者読了時間人気
秋草と虫の音若山牧水
10分以内
秋草の花のうち、最も早く咲くは何であらう。
渓をおもふ若山牧水
10分以内
疲れはてしこころのそこに時ありてさやかにうかぶ渓のおもかげいづくとはさやかにわかねわがこころさびしきときし渓川の見ゆ独りゐてみまほしきものは山かげの巌が根ゆける細渓の水巌が根につくばひをりて聴かまほしおのづからなるその渓の音二三年前の、矢張り夏の真中であつたかとおもふ。
なまけ者と雨若山牧水
10分以内
降るか照るか、私は曇日を最も嫌ふ。
家のめぐり若山牧水
10分以内
先づ野蒜を取つてたべた。
庭さきの森の春若山牧水
10分以内
庭さきの森の春若山牧水濱へ出る漁師たちの徑に沿うたわたしの庭の垣根は、もと此處が桃畑であつた當時に用ゐられてゐた儘(まま)のを使つてゐる。
鮎釣に過した夏休み若山牧水
10分以内
鮎釣に過した夏休み若山牧水わたしは、日向(ひうが)うまれである。
樹木とその葉若山牧水
10分以内
夏と旅とがよく結び付けられて稱(とな)へらるゝ樣になつたが、私は夏の旅は嫌ひである。
樹木とその葉若山牧水
10分以内
今月號の或雜誌に佛法僧鳥のことが書いてあつた。
樹木とその葉若山牧水
10分以内
或る日の午前十一時頃、書き惱んでゐる急ぎの原稿とその催促の電報と小さな時計とを机の上に並べながら、私は甚だ重苦しい心持になつてゐた。
樹木とその葉若山牧水
10分以内
武藏から上野へかけて平原を横切つて汽車が碓氷にかゝらうとする、その左手の車窓に沿うて仰がるゝ妙義山の大岩壁は確かに信越線中での一異景である。
樹木とその葉若山牧水
10分以内
日向の山奧から出て來て先づ私の下宿したのは麹町の三番町であつた。
樹木とその葉若山牧水
10分以内
貧しとし時にはなげく時としてその貧しさを忘れてもをるゆく水のとまらぬこころ持つといへどをりをり濁る貧しさゆゑに小生の貧困時代は首尾を持つてゐない。
樹木とその葉若山牧水
10分以内
信州白骨温泉は乘鞍嶽北側の中腹、海拔五千尺ほどの處に在る。
樹木とその葉若山牧水
10分以内
降るか照るか、私は曇日を最も嫌ふ。
水郷めぐり若山牧水
10分以内
約束した樣なせぬ樣な六月廿五日に、細野君が誘ひにやつて來た。
村住居の秋若山牧水
10分以内
小さな流この沼津の地に移住を企てゝ初めて私がこの家を見に来た時、その時は村の旧家でいま村医などを勤めてゐる或る老人と、その息子さんと、この家の差配をしてゐる年寄の百姓との四人連で、その老医の息子さんが私たちの結んでゐる歌の社中の一人であるところから斯んな借家の世話などを頼むことになつたのであつたが、先づ私の眼のついたのは門の前を流れてゐる小さな流であつた。
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