黒髪山
堀辰雄
『黒髪山』は青空文庫で公開されている堀辰雄の短編作品。4,420文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数 | 30分以内 4,420文字 |
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書き出し書出 | 源氏物語の「總角」の卷で、長患ひのために「かひななどもいとほそうなりて影のやうによわげに」、衾(ふすま)のなかに雛(ひいな)かなんぞの伏せられたやうになつたきり、「御髮はいとこちたうもあらぬほどにうちやられたる、枕よりおちたるきはの、つやつやと」した宇治の姫君が愛人の薫の君たちにみとられながら、遂に息を引きとつてしまふ。 |
初出 | 「改造 第二十三巻第十三号」1941(昭和16)年7月号 |
底本 | 堀辰雄作品集第五卷 |
表記 | 旧字旧仮名 |
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