ブンゴウサーチ

正岡子規の全作品

青空文庫で公開されている正岡子規の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。

1-50件 / 全62件
作品名著者読了時間人気
墨汁一滴正岡子規
1時間〜
病める枕辺に巻紙状袋など入れたる箱あり、その上に寒暖計を置けり。
歌よみに与ふる書正岡子規
60分以内
歌よみに与ふる書仰のごとく近来和歌は一向に振い不申候。
ベースボール正岡子規
30分以内
○ベースボールに至りてはこれを行う者極めて少くこれを知る人の区域も甚だ狭かりしが近時第一高等学校と在横浜米人との間に仕合ありしより以来ベースボールという語ははしなく世人の耳に入りたり。
万葉集を読む正岡子規
30分以内
四月十五日草廬に於いて萬葉集輪講會を開く。
あきまろに答ふ正岡子規
5分以内
「も」の字につきて質問に御答申候。
死後正岡子規
30分以内
人間は皆一度ずつ死ぬるのであるという事は、人間皆知って居るわけであるが、それを強く感ずる人とそれ程感じない人とがあるようだ。
正岡子規
5分以内
○長い長い話をつづめていうと、昔天竺に閼伽衛奴国という国があって、そこの王を和奴和奴王というた、この王もこの国の民も非常に犬を愛する風であったがその国に一人の男があって王の愛犬を殺すという騒ぎが起った、その罪でもってこの者は死刑に処せられたばかりでなく、次の世には粟散辺土の日本という島の信州という寒い国の犬と生れ変った、ところが信州は山国で肴(さかな)などという者はないので、この犬は姨捨山へ往て、山に捨てられたのを喰うて生きて居るというような浅ましい境涯であった、しかるに八十八人目の姨を喰...
病牀瑣事正岡子規
5分以内
○我ながらなが/\しき病に飽きはてゝ、つれ/″\のやるかたなさに書読み物書くを人は我を善く勉めたりといふ。
正岡子規
5分以内
のぼる○空はうらゝかに風はあたゝかで、今日は天上に神様だちの舞踏会のあるといふ日の昼過、白い蝶と黄な蝶との二つが余念無く野辺に隠れんぼをして遊んで居る。
曙覧の歌正岡子規
60分以内
余の初め歌を論ずる、ある人余に勧めて俊頼集、文雄集、曙覧集を見よという。
寒山落木 巻一正岡子規
1時間〜
寒山落木卷正岡子規寒山落木明治十八年ヨリ同二十五年マデ第一期明治十八年夏郷里松山ニ歸ル○嚴嶋ニ遊ビ祭禮ヲ觀ル○九月上京仝十九年夏久松定靖公ニ扈從シテ日光伊香保ニ行ク○九月歸京仝廿年春腸胃ヲ病ム上野ヲ散歩ス○夏歸省○九月上京仝廿一年夏牛嶋月香樓ニ居ル○九月歸京常盤會寄宿舍ニ入ル仝廿二年四月水戸ニ遊ブ徃復一週間○五月咯血七月歸省九月上京不忍池畔ニ居ル後再ビ常盤會寄...
人々に答ふ正岡子規
60分以内
歌の事につきては諸君より種々御注意御忠告を辱うし御厚意奉謝候。
花枕正岡子規
30分以内
上神の工が削りなしけん千仞の絶壁、上平に草生ひ茂りて、三方は奇しき木の林に包まれ、東に向ひて開く一方、遙の下に群れたる人家、屈曲したる川の流を見るべし。
読書弁正岡子規
30分以内
大凡一個の人間の慾には一定の分量ある者と思はる。
万葉集巻十六正岡子規
30分以内
萬葉集は歌集の王なり。
かけはしの記正岡子規
30分以内
浮世の病ひ頭に上りては哲学の研究も惑病同源の理を示さず。
高尾紀行正岡子規
5分以内
旅は二日道連は二人旅行道具は足二本ときめて十二月七日朝例の翁を本郷に訪ふて小春のうかれありきを促せば風邪の鼻すゝりながら俳道修行に出でん事本望なりとて共に新宿さしてぞ急ぎける。
鎌倉一見の記正岡子規
5分以内
面白き朧月のゆふべ柴の戸を立ち出でゝそゞろにありけばまぼろしかと見ゆる往來のさまもなつかしながら都の街をはなれたるけしきのみ思ひやられて新橋までいそぎぬ。
夜寒十句正岡子規
5分以内
虚子を猿楽町に訪ひて夜に入りて帰途に就く。
小園の記正岡子規
10分以内
我に二十坪の小園あり。
すゞし正岡子規
5分以内
「すゞし」といふ語は「すが/\し」のつゞまりたるにやと覚ゆれど、意義稍(やや)変りておもに気候に関して用うる事となり、「涼」の字をあてはむるやうにはなりぬ。
夏の夜の音正岡子規
5分以内
時は明治卅二年七月十二日夜、処は上根岸の某邸の構内の最も奥の家、八畳の間の真中に病の牀を設けて南側の障子明け放せば上野おろしは闇の庭を吹いて枕辺の灯火を揺かす。
ラムプの影正岡子規
10分以内
病の牀に仰向に寐てつまらなさに天井を睨んで居ると天井板の木目が人の顔に見える。
再び歌よみに与ふる書正岡子規
5分以内
貫之は下手な歌よみにて古今集はくだらぬ集に有之候。
東西南北序正岡子規
5分以内
鐵幹、歌を作らず。
字余りの和歌俳句正岡子規
5分以内
短歌三十一文字と定まりたるを三十二文字乃至三十六文字となし俳諧十七字と定まりたるを十八字乃至二十二三字にも作る事あり。
病牀六尺正岡子規
1時間〜
○病床六尺、これが我世界である。
闇汁図解正岡子規
5分以内
一、時は明治卅二年十月二十一日午後四時過、處は保等登藝須發行所、人は初め七人、後十人半、半はマー坊なり。
俳人蕪村正岡子規
1時間〜
緒言芭蕉(ばしょう)新たに俳句界を開きしよりここに二百年、その間出づるところの俳人少からず。
旅の旅の旅正岡子規
30分以内
汽笛一声京城を後にして五十三亭一日に見尽すとも水村山郭の絶風光は雲煙過眼よりも脆(もろ)く写真屋の看板に名所古跡を見るよりもなおはかなく一瞥の後また跡かたを留めず。
正岡子規
10分以内
○十年ほど前に僕は日本画崇拝者で西洋画排斥者であった。
句合の月正岡子規
10分以内
句合の題がまわって来た。
九月十四日の朝正岡子規
5分以内
朝蚊帳の中で目が覚めた。
くだもの正岡子規
30分以内
植物学の上より見たるくだものでもなく、産物学の上より見たるくだものでもなく、ただ病牀で食うて見たくだものの味のよしあしをいうのである。
ランプの影正岡子規
10分以内
病の牀(とこ)に仰向に寐てつまらなさに天井を睨(にら)んで居ると天井板の木目が人の顔に見える。
熊手と提灯正岡子規
10分以内
本郷の金助町に何がしを訪うての帰り例の如く車をゆるゆると歩ませて切通の坂の上に出た。
徒歩旅行を読む正岡子規
10分以内
紀行文をどう書いたら善いかという事は紀行の目的によって違う。
土達磨を毀つ辞正岡子規
5分以内
汝もといづくの辺土の山の土くれぞ。
病牀苦語正岡子規
30分以内
○この頃は痛さで身動きも出来ず煩悶の余り精神も常に穏やかならんので、毎日二、三服の痲痺剤を飲んで、それでようよう暫時の痲痺的愉快を取って居るような次第である。
車上の春光正岡子規
10分以内
四月廿九日の空は青々と晴れ渡って、自分のような病人は寝て居る足のさきに微寒を感ずるほどであった。
明治卅三年十月十五日記事正岡子規
30分以内
余が病体の衰へは一年一年とやうやうにはなはだしくこの頃は睡眠の時間と睡眠ならざる時間との区別さへ明瞭に判じ難きほどなり。
四百年後の東京正岡子規
10分以内
神田川都会の中央、絶壁屏風の如く、緑滴り水流れ、気清く神静かに、騒人は月をここに賞し、兇漢は罪をここに蔵す、これを現今の御茶の水の光景とす。
従軍紀事正岡子規
60分以内
緒言国あり新聞なかるべからず。
飯待つ間正岡子規
5分以内
余は昔から朝飯を喰わぬ事にきめて居る故病人ながらも腹がへって昼飯を待ちかねるのは毎日の事である。
病牀譫語正岡子規
30分以内
◎政治家とならんか、文学者とならんか、我は文学者を択ばん。
煩悶正岡子規
5分以内
時は午後八時頃、体温は卅八度五分位、腹も背も臀(しり)も皆痛む、アッ苦しいナ、痛いナ、アーアー人を馬鹿にして居るじゃないか、馬鹿、畜生、アッ痛、アッ痛、痛イ痛イ、寝返りしても痛いどころか、じっとして居ても痛いや。
初夢正岡子規
30分以内
(座敷の真中に高脚の雑煮膳が三つ四つ据えてある。
わが幼時の美感正岡子規
10分以内
極めて幼き時の美はただ色にありて形にあらず、まして位置、配合、技術などそのほかの高尚なる複雑なる美は固より解すべくもあらず。
正岡子規
5分以内
○先日徹夜をして翌晩は近頃にない安眠をした。
正岡子規
30分以内
○明治廿八年五月大連湾より帰りの船の中で、何だか労れたようであったから下等室で寝て居たらば、鱶(ふか)が居る、早く来いと我名を呼ぶ者があるので、はね起きて急ぎ甲板へ上った。
※©マークのついた作品は著作権が存続しています。 詳細は青空文庫公式サイトの取り扱い基準をご確認のうえ、取り扱いの際は十分注意してください。
Next