青空文庫の全作品
青空文庫で公開されているすべての著者の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 屈辱 | 今野大力 | 5分以内 | |
この一本のレール この一本のリベット この一本の枕木 この掘割、この盛り土 このコンクリート その上を平穏に走って行く機関車 機関車は一つの鋲から 一つのネジ 一つの管から、一つの安全弁 その機関車に焚く一塊の石炭までも 何から何まで、ピンからキリまで おお これが誰の仕事の成果であるか すべてはタコだらけの手のひらでなで 俺たちの仲間の労働がつくった 機関車はレールを辷る 機関車は今運転されて | |||
| おもちゃの汽車 | 竹内浩三 | 5分以内 | |
ゴットン ゴットン 汽車が行く ケムリをはいて 汽車が行く アレアレアレアレ 脱線だ お人形さんの 首が飛び キューピイさんの 手が飛んだ 死傷者優に三十個 オモチャの国の 大椿事 | |||
| (汽車が聞える) | 中原中也 | 5分以内 | |
汽車が聞える 蓮華の上を渡つてだらうか 内的な刺戟で筆を取るダダイストは 勿論サンチマンタルですよ。 | |||
| 雪 | 高祖保 | 30分以内 | |
Sine qua non 乖離 一 十月。 | |||
| 坪内先生を憶ふ | 相馬御風 | 5分以内 | |
先生は逝きたまひけりその事のあまり大きく語るに惑ふ 生き死にのさかひはすでに打越えてゐたまひにけむしかは思へど もぐ/\とみくち大きくうごかしてハムレット、マクベス講じたまひし みそとせの昔もすでに老先生と呼びまゐらすにふさひたまひし ふる城の大き旗竿倒れしにたとへし人の言うべなはむ 老いてます/\創作欲のつのり來しに逆らはずぐん/\生き了せましき 先生の亡きあともなほ二もとの老木の柿はならび立て | |||
| 『アルプスの真昼』(セガンチーニ作) | 正宗白鳥 | 5分以内 | |
私は先月末の大雪の後、輕井澤の快晴の眞晝の空を仰いで、言語に絶したやうな光景に心をひかれた。 | |||
| 十九の秋 | 永井荷風 | 10分以内 | |
近年新聞紙の報道するところについて見るに、東亜の風雲はますます急となり、日支同文の邦家も善鄰の誼しみを訂めている遑がなくなったようである。 | |||
| 武鑑譜 | 服部之総 | 10分以内 | |
徳川時代を通じておこなわれていた「武鑑」について、いまの若い人たちは知ることが少いであろう。 | |||
| 当選の日 | 太宰治 | 10分以内 | |
(一) まづしい作家のこと こんど、國民新聞の短篇小説コンクールに當選したので、その日のことを、正直に書いて見ようと思ふ。 | |||
| 愛陶語録 | 北大路魯山人 | 30分以内 | |
作陶への情熱 なにしろ根がずぶの素人の陶作家、固より何の教養もあろうはずもなく、はじめは随分気のひけたものである。 | |||
| つまり詩は亡びる | 山之口貘 | 10分以内 | |
かつて、アンドレ・ジイドのソヴィエットへの関心を知るや否や、それを以て直ちに、赤化したアンドレ・ジイドと見なしたかのような観方をした人々が、日本の国にあったと記憶する。 | |||
| (不随意筋のケンクワ) | 中原中也 | 5分以内 | |
不随意筋のケンクワ ハイフェンの多い生活 △が○を描いて―― あゝスイミツトーが欲しい | |||
| 二、三の山名について | 木暮理太郎 | 1時間〜 | |
この一篇は昭和三年六月十日、霧の旅会創立第十周年紀念大会の席上で述べた話の原稿を纏めて、改訂増補したものであるが、もとより未定稿であって、ほんの一寸した思い付を述べたに過ぎない、謂わば夢物語に似たようなものであるから、予め左様御承知を願って置きたい。 | |||
| 夕映えのむこうの国 | アンナ・キングスフォード | 60分以内 | |
一 昔々、一人の王女がおりました。 | |||
| かの日 | 漢那浪笛 | 5分以内 | |
あまき歓楽の日は、 束の間に決別をつげ…… 物のかたち、淋しき色に濡れて、 墓場の景色をくりひろげぬ。 | |||
| 死と影 | 坂口安吾 | 30分以内 | |
私がそれを意志したわけではなかったのに、私はいつか淪落のたゞなかに住みついていた。 | |||
| 瓜の涙 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
一 年紀は少いのに、よっぽど好きだと見えて、さもおいしそうに煙草を喫みつつ、……しかし烈しい暑さに弱って、身も疲れた様子で、炎天の並木の下に憩んでいる学生がある。 | |||
| 墓 | 正岡子規 | 30分以内 | |
○こう生きて居たからとて面白い事もないから、ちょっと死んで来られるなら一年間位地獄漫遊と出かけて、一周忌の祭の真中へヒョコと帰って来て地獄土産の演説なぞは甚だしゃれてる訳だが、しかし死にッきりの引導渡されッきりでは余り有難くないね。 | |||
| 手紙 | 坂本竜馬 | 5分以内 | |
一筆啓上仕候。 | |||
| 別れ | 森川義信 | 5分以内 | |
ゆふぐれを君みおくりて ばらの実の丘にのぼりつ 鳩笛のおとに濡れゆく よは肩の君のほそさよ この赤きばらの木の実を をとめの日君はめでしに おそ秋の小径に消ゆる うしろ姿の君は悲しき 暮れなやむ丘にたたずみ ばらの実をしみじみとみき | |||
| 母はとほい | 仲村渠 | 5分以内 | |
障子はあけなくとも アンテナは光つてゐようぞ 母よ 三郎はおめざが欲しい 二十三にもなつたので自転車ものりたくない 朝は街のすみにも光つてゐますが 母よ 三郎はおめざが欲しい | |||
| 農奴の要求 | 今野大力 | 5分以内 | |
雪に埋れ 吹雪に殴られ 山脈の此方に 俺達の部落がある 俺達は侯爵農場の小作人 俺達は真実の水呑百姓 俺達の生活は農奴だ! 俺達はその日 隊伍を組んで 堅雪を渡り 氷橋を蹴って 農場事務所を取巻いた 俺達はその日の出来事を知っている その日俺達の歩哨は喇叭を吹いた 喇叭の合図で 俺達はみんな 見分の家につんばり棒をおっかって 家を出た 俺達の申し合せは不在同盟! 俺達は侯爵の秘密を知り 俺 | |||
| 三国山と苗場山 | 木暮理太郎 | 30分以内 | |
大正二、三年の頃、東京から見える山のスケッチを作る為に、強い北西の風が吹く晴れた冬の日には、よく愛宕山の塔や浅草の凌雲閣に上って、遠い雪の山の姿に見入りながら、新しい印象や古い記憶を辿って、山の持つ個性から其何山であるかを探し出すのが楽しみであった。 | |||
| 春の盗賊 | 太宰治 | 1時間〜 | |
――わが獄中吟。 | |||
| 「伸子」について | 宮本百合子 | 5分以内 | |
長篇「伸子」を書いたのは今から十年ばかり前のことで、完成までに三年位の時間がかかりました。 | |||
| 母たち | 小林多喜二 | 30分以内 | |
弟が面会に行くとき、今度の事件のことをお前に知らせるようにと云ってやった。 | |||
| 狐 | 岡本かの子 | 30分以内 | |
非有想非無想処――大智度論 時は寛保二年頃。 | |||
| 婦人十一題 | 泉鏡花 | 10分以内 | |
一月 うまし、かるた會に急ぐ若き胸は、駒下駄も撒水に辷る。 | |||
| 手紙 | 坂本竜馬 | 5分以内 | |
其後ハ定而御きづかい察入候。 | |||
| 車屋の小供 | 田中貢太郎 | 5分以内 | |
明治も初めの方で、背後に武者絵などのついた人力車が東京市中を往来している比のことであった。 | |||
| 好古小言 | 成島柳北 | 10分以内 | |
古物ヲ玩ブコトハ、古キ世ヨリ今ニ至ルマデ、連綿トシテ絶タルコト無シ。 | |||
| ひとりすまう | 織田作之助 | 60分以内 | |
奇妙なことは、最初その女を見た時、ぼくは、ああこの女は身投げするに違いないと思い込んで了ったことなのだ、――と彼は語り出した。 | |||
| 斎藤茂吉の死を悲しむ | 吉井勇 | 5分以内 | |
友の死を聞きししばらく京の夜の炬燵もさむくもの言はずけり 觀潮樓歌會に寄りし友おほく世を去りたるにわが茂吉また 如月の下浣の童馬忌來るごとに京の寒さもうべとおもはむ われやなほ無頼なりしよ「赤光」のおひろの歌を愛でたるころは 淺草の觀音堂ををろがめる友の寫眞を取り出かなしむ うで玉子買ひたる歌をおもふとき淺草夜空目にうかび來る 寛左千夫信綱茂吉と膝並めて歌つくりしも明治の末か 長崎に | |||
| 大菩薩峠 | 中里介山 | 1時間〜 | |
一 清澄の茂太郎は、ハイランドの月見寺の三重の塔の九輪の上で、しきりに大空をながめているのは、この子は、月の出づるに先立って、高いところへのぼりたがる癖がある。 | |||
| 草木塔 | 種田山頭火 | 5分以内 | |
茶の花 庵のまわりには茶の木が多い。 | |||
| 手紙 | 坂本竜馬 | 5分以内 | |
尊札拝見仕候。 | |||
| 坂 | 末吉安持 | 5分以内 | |
神無月、日は淡々と 夕ぐれの雲ににほへば、 眼路ひくき彼方に薄れ あはれなる遠樹ぞ見ゆる。 | |||
| 陶芸家を志す者のために | 北大路魯山人 | 30分以内 | |
私に陶器に関する講演をせよとのご依頼を受けましたが、何をどう申し上げてよいか困っております。 | |||
| 青年青木三造 | 中原中也 | 10分以内 | |
一 三造の心事 ――三造の友人達に。 | |||
| 憲政に於ける輿論の勢力 | 大隈重信 | 10分以内 | |
〔憲政と輿論〕 帝国議会は解散されました。 | |||
| 新女大学 | 福沢諭吉 | 60分以内 | |
一 夫れ女子は男子に等しく生れて父母に養育せらるゝの約束なれば、其成長に至るまで両親の責任軽からずと知る可し。 | |||
| エトランジェ | 堀辰雄 | 30分以内 | |
七月二十三日 夕方だのに汽車は大へん混んでゐた。 | |||
| 酒 | 正岡子規 | 5分以内 | |
○一つ橋外の学校の寄宿舎に居る時に、明日は三角術の試験だというので、ノートを広げてサイン、アルファ、タン、スィータスィータと読んで居るけれど少しも分らぬ。 | |||
| ▽ノ遊戯―― | 李箱 | 5分以内 | |
紙製ノ蛇ガ紙製ノ蛇デアルトスレバ ▽ハ蛇デアル ▽ハ踊ツタ ▽ノ笑ヒヲ笑フノハ破格デアツテ可笑シクアツタ すりつぱガ地面ヲ離レナイノハ余リ鬼気迫ルコトダ ▽ノ目ハ冬眠デアル ▽ハ電燈ヲ三等ノ太陽ト知ル × ▽ハ何所ヘ行ツタカ ココハ煙突ノてつ片デアルカ 俺ノ呼吸ハ平常デアル 而シテたんぐすてんハ何デアルカ (何ンデモナイ) 屈曲シタ直線 ソレハ白金ト反射係数ヲ相等シクスル | |||
| いわゆる自然の美と自然の愛 | 丘浅次郎 | 30分以内 | |
教育学の書物を開いて見ると、博物学の教育的価値を論ずるところにかならず次の一か条が掲げてある。 | |||
| 結党の焔 | 波立一 | 5分以内 | |
誰が 資格審査を反動政府に頼むだか? 結党は労働者農民の決心だ! 四月十日に胸の党員章を外したけれど 労働者と農民を解散出来るか! 「合法」とは奴らのものだ 被圧迫民衆の生計は「非合法」だ。 | |||
| 夜明の集会 | 波立一 | 5分以内 | |
幽かなエンジンの響 ――炭山の深夜 午前三時 朝退けの号笛 未だ夜は明けぬ 寝たげな共同風呂場 とぎれ とぎれの騒めき おい 見たか ――採炭部の掲示板 浴槽の中は黙り勝ちだ 午前四時半 東の空 白む 発電所の煙突 ――クッキリとしてきた 淡く 電燈の息絶ゆく 重く湛えた貯水池 その辺の一軒長屋 続々と黒い影 阿母! みな集ったか ――要らねいんだ お茶は ――と 赤インキが用なんだ 俺達の胸 | |||
| はめつ | 渡久山水鳴 | 5分以内 | |
銅色の工夫等は 「くわつと」輝く夏の日を 背中にうけつ十数人 えいや声してほそ長な 轆轤にかけし石砕器 高くおとせば、水煙―― 四方に雨ふり――魚死せり。 | |||
| 新短歌に就いて | 中原中也 | 10分以内 | |
新短歌に就いて論ずることは、非常に困難なことに思はれる。 | |||
| 石の思い | 坂口安吾 | 60分以内 | |
私の父は私の十八の年(丁度東京の大地震の秋であったが)に死んだのだから父と子との交渉が相当あってもよい筈なのだが、何もない。 | |||