岡本かの子の全作品
青空文庫で公開されている岡本かの子の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
1-50件 / 全134件
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
|---|---|---|---|
| 金魚撩乱 | 岡本かの子 | 1時間〜 | |
今日も復一はようやく変色し始めた仔魚を一匹二匹と皿に掬い上げ、熱心に拡大鏡で眺めていたが、今年もまた失敗か――今年もまた望み通りの金魚はついに出来そうもない。 | |||
| 鮨 | 岡本かの子 | 60分以内 | |
東京の下町と山の手の境い目といったような、ひどく坂や崖の多い街がある。 | |||
| 快走 | 岡本かの子 | 30分以内 | |
中の間で道子は弟の準二の正月着物を縫い終って、今度は兄の陸郎の分を縫いかけていた。 | |||
| 慈悲 | 岡本かの子 | 10分以内 | |
ひとくちに慈悲ぶかい人といえば、誰にでもものを遣る人、誰のいうことをも直ぐ聞き入れてやる人、何事も他人の為に辞せない人、こう極めて仕舞うのが普通でしょう。 | |||
| 老妓抄 | 岡本かの子 | 60分以内 | |
平出園子というのが老妓の本名だが、これは歌舞伎俳優の戸籍名のように当人の感じになずまないところがある。 | |||
| 桜 | 岡本かの子 | 10分以内 | |
桜ばないのち一ぱいに咲くからに生命をかけてわが眺めたり さくら花咲きに咲きたり諸立ちの棕梠春光にかがやくかたへ この山の樹樹のことごと芽ぐみたり桜のつぼみ稍ややにゆるむ ひつそりと欅大門とざしありひつそりと桜咲きてあるかも 丘の上の桜さく家の日あたりに啼きむつみ居る親豚子豚 ひともとの桜の幹につながれし若駒の瞳のうるめる愛し 淋しげに今年の春も咲くものか一樹は枯れしその傍の桜 春され | |||
| 渾沌未分 | 岡本かの子 | 60分以内 | |
小初は、跳ね込み台の櫓の上板に立ち上った。 | |||
| 仏教人生読本 | 岡本かの子 | 1時間〜 | |
この書を世に贈るについての言葉 二十年近くも、私が心に感じ身に行って来た経験をふりかえり、また、批判してみたことを偽りなく書き集めたのが、この書物となりました。 | |||
| 動かぬ女 | 岡本かの子 | 5分以内 | |
私達が、小田原から、熱海行きの、軽便鉄道に乗り込んだ時も、その一行と一緒になった。 | |||
| 荘子 | 岡本かの子 | 60分以内 | |
紀元前三世紀のころ、支那では史家が戦国時代と名づけて居る時代のある年の秋、魏の都の郊外櫟社の附近に一人の壮年=荘子が、木の葉を敷いて休んでいた。 | |||
| 食魔に贈る | 岡本かの子 | 30分以内 | |
Larue 巴里の雑踏はそこから始まるという大並木路マデレンの辻の角に名料理店、ラルュウがある。 | |||
| 真夏の幻覚 | 岡本かの子 | 5分以内 | |
八月の炎天の下、屋根普請に三四人の工人達が屋根を這ったり上ったり降りたりしていた。 | |||
| 阿難と呪術師の娘 | 岡本かの子 | 1時間〜 | |
人物 釈尊、阿難、目連、呪術師の老女、老女の娘、外道の論師、市の人々、諸天、神将達、大勢の尼僧。 | |||
| 雪の日 | 岡本かの子 | 5分以内 | |
伯林カイザー街の古い大アパートに棲んで居た冬のことです。 | |||
| 窓 | 岡本かの子 | 10分以内 | |
女は、窓に向いて立っていた。 | |||
| 愛 | 岡本かの子 | 5分以内 | |
その人にまた逢うまでは、とても重苦しくて気骨の折れる人、もう滅多には逢うまいと思います。 | |||
| 餅 | 岡本かの子 | 5分以内 | |
餅を焼き乍ら夫はくくと笑った――何を笑って居らっしゃるの」台所で雑煮の汁をつくっていた妻は訊ねた。 | |||
| 生々流転 | 岡本かの子 | 1時間〜 | |
遁れて都を出ました。 | |||
| 蔦の門 | 岡本かの子 | 30分以内 | |
私の住む家の門には不思議に蔦がある。 | |||
| 五月の朝の花 | 岡本かの子 | 5分以内 | |
ものものしい桜が散った。 | |||
| 秋の七草に添へて | 岡本かの子 | 5分以内 | |
萩、刈萱、葛、撫子、女郎花、藤袴、朝顔。 | |||
| 花子 | 岡本かの子 | 5分以内 | |
花子には二人の男と二人の女の兄弟があります。 | |||
| かろきねたみ | 岡本かの子 | 10分以内 | |
女なればか 力など望まで弱く美しく生れしまゝの男にてあれ 甲斐なしや強げにものを言ふ眼より涙落つるも女なればか 血の色の爪に浮くまで押へたる我が三味線の意地強き音 前髪も帯の結びも低くしてゆふべの街をしのび来にけり 天地を鳴らせど風のおほいなる空洞なる声淋しからずや 朝寒の机のまへに開きたる新聞紙の香高き朝かな 我が髪の元結ひもやゝゆるむらむ温き湯に身をひたす時 かろきねたみ 捨 | |||
| 家霊 | 岡本かの子 | 30分以内 | |
山の手の高台で電車の交叉点になっている十字路がある。 | |||
| 百喩経 | 岡本かの子 | 30分以内 | |
前言 この作は旧作である。 | |||
| 巴里のむす子へ | 岡本かの子 | 10分以内 | |
巴里の北の停車場でおまえと訣れてから、もう六年目になる。 | |||
| 橋 | 岡本かの子 | 5分以内 | |
こどものときから妙に橋というものが好きだった。 | |||
| マロニエの花 | 岡本かの子 | 5分以内 | |
父親が英国好きの銀行家であるために初め一年間はぜひともロンドンに住み、それからあとは目的のパリ留学に向わして貰える約束を持った青年画家があった。 | |||
| ある日の蓮月尼 | 岡本かの子 | 60分以内 | |
第一景 (六畳程の部屋。机一つと米櫃一つ置いてある。側は土間になって居る。土間には轆轤台と陶土、出来上った急須や茶碗も五つ六つ並んでいる。 部屋の方にて蓮月尼と無名の青年と対座。) 無名の青年 ――僕はとうとうこの短冊を見付けて来ました。 | |||
| オペラの帰途 | 岡本かの子 | 5分以内 | |
オペラがはねて、一人の東洋婦人がタキシーを探していた。 | |||
| 夏の夜の夢 | 岡本かの子 | 30分以内 | |
月の出の間もない夜更けである。 | |||
| オペラの辻 | 岡本かの子 | 10分以内 | |
巴里は世界の十字路といわれている。 | |||
| みちのく | 岡本かの子 | 30分以内 | |
桐の花の咲く時分であった。 | |||
| 汗 | 岡本かの子 | 5分以内 | |
――お金が汗をかいたわ」 河内屋の娘の浦子はそういって松崎の前に掌を開いて見せた。 | |||
| 智慧に埋れて | 岡本かの子 | 10分以内 | |
私には親も同胞も無いのです。 | |||
| 売春婦リゼット | 岡本かの子 | 10分以内 | |
売春婦のリゼットは新手を考えた。 | |||
| かやの生立 | 岡本かの子 | 60分以内 | |
一 「かやの顔は、眼と口ばかりだな。どうも持参金付きの嫁入でもせにあならねえかな」と云ったりしていつも茶の間の長火鉢の側に坐って、煙草管をぽかんぽかんとたたいてばかり居る癖の、いくら大笑いに笑っても、苦笑いの様な表情しか出ないこのお爺さんが、かやの本当の祖父でないことは、このお爺さんが、時々――半年に一度くらい――寒い季候には茶色のむくむくした襟巻と、同じ色のとぼけた様な(御隠居さん帽子)を冠っ | |||
| 蝙蝠 | 岡本かの子 | 30分以内 | |
それはまだ、東京の町々に井戸のある時分のことであった。 | |||
| ある男の死 | 岡本かの子 | 5分以内 | |
A! 女学校では、当時有名な話でありました。 | |||
| 噴水物語 | 岡本かの子 | 10分以内 | |
「それはヘロドトスの古希臘伝説中の朴野な噴水からアグリッパの拵えた羅馬市中百五つの豪壮な噴水、中世の僧院の捏怪な噴水、清寂な文芸復興期の噴水、バロッコ時代の技巧的な噴水――どれもみな目に見えぬものを水によって見ようとする人間の非望を現わしたものではないでしょうか」 「これも理想を追求する人間意慾の現れと見るときには、あまりに雛型過ぎて笑止なおもちゃじみた事柄ですが」 「だが英国くらい昔から噴水に縁 | |||
| 越年 | 岡本かの子 | 30分以内 | |
年末のボーナスを受取って加奈江が社から帰ろうとしたときであった。 | |||
| 宝永噴火 | 岡本かの子 | 1時間〜 | |
今の世の中に、こういうことに異様な心響を覚え、飽かずその意識の何物たるかに探り入り、呆然自失のような生涯を送りつつあるのは、私一人であろうか。 | |||
| 狐 | 岡本かの子 | 30分以内 | |
非有想非無想処――大智度論 時は寛保二年頃。 | |||
| 秋雨の追憶 | 岡本かの子 | 5分以内 | |
○ 十月初めの小雨の日茸狩りに行つた。 | |||
| 縮緬のこころ | 岡本かの子 | 5分以内 | |
おめしちりめんといふ名で覚えてゐる――それでつくられてゐた明治三十年代、私の幼年時代のねんねこ。 | |||
| 富士 | 岡本かの子 | 1時間〜 | |
人間も四つ五つのこどもの時分には草木のたたずまいを眺めて、あれがおのれに盾突くものと思い、小さい拳を振り上げて争う様子をみせることがある。 | |||
| 愚なる(?!)母の散文詩 | 岡本かの子 | 5分以内 | |
わたしは今、お化粧をせつせとして居ます。 | |||
| 風と裾 | 岡本かの子 | 5分以内 | |
春の雷が鳴つてから俄に暖気を増し、さくら一盛り迎へ送りして、今や風光る清明の季に入らうとしてゐる。 | |||
| 恋愛といふもの | 岡本かの子 | 10分以内 | |
恋愛は詩、ロマンチツクな詩、しかも決して非現実的な詩ではないのであります。 | |||
| 鯉魚 | 岡本かの子 | 30分以内 | |
一 京都の嵐山の前を流れる大堰川には、雅びた渡月橋が架っています。 | |||
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