泉鏡花の全作品
青空文庫で公開されている泉鏡花の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
1-50件 / 全208件
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
|---|---|---|---|
| 外科室 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
上 実は好奇心のゆえに、しかれども予は予が画師たるを利器として、ともかくも口実を設けつつ、予と兄弟もただならざる医学士高峰をしいて、某の日東京府下の一病院において、渠が刀を下すべき、貴船伯爵夫人の手術をば予をして見せしむることを余儀なくしたり。 | |||
| 高野聖 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 「参謀本部編纂の地図をまた繰開いて見るでもなかろう、と思ったけれども、余りの道じゃから、手を触るさえ暑くるしい、旅の法衣の袖をかかげて、表紙を附けた折本になってるのを引張り出した。 飛騨から信州へ越える深山の間道で、ちょうど立休らおうという一本の樹立も無い、右も左も山ばかりじゃ、手を伸ばすと達きそうな峰があると、その峰へ峰が乗り、巓が被さって、飛ぶ鳥も見えず、雲の形も見えぬ。 道と空との | |||
| 夜叉ヶ池 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
場所 越前国大野郡鹿見村琴弾谷 時 現代。 | |||
| 天守物語 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
時 不詳。 | |||
| 草迷宮 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
向うの小沢に蛇が立って、 八幡長者の、おと娘、 よくも立ったり、巧んだり。 | |||
| 婦系図 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
鯛、比目魚 一 素顔に口紅で美いから、その色に紛うけれども、可愛い音は、唇が鳴るのではない。 | |||
| 愛と婚姻 | 泉鏡花 | 10分以内 | |
媒妁人先づいふめでたしと、舅姑またいふめでたしと、親類等皆いふめでたしと、知己朋友皆いふめでたしと、渠等は欣々然として新夫婦の婚姻を祝す、婚礼果してめでたきか。 | |||
| 歌行灯 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 宮重大根のふとしく立てし宮柱は、ふろふきの熱田の神のみそなわす、七里のわたし浪ゆたかにして、来往の渡船難なく桑名につきたる悦びのあまり…… と口誦むように独言の、膝栗毛五編の上の読初め、霜月十日あまりの初夜。 | |||
| 夜行巡査 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
一 「こう爺さん、おめえどこだ」と職人体の壮佼は、そのかたわらなる車夫の老人に向かいて問い懸けたり。 | |||
| 森の紫陽花 | 泉鏡花 | 5分以内 | |
千駄木の森の夏ぞ晝も暗き。 | |||
| 神鑿 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
朱鷺船 一 濡色を含んだ曙の霞の中から、姿も振もしつとりとした婦を肩に、片手を引担ぐやうにして、一人の青年がとぼ/\と顕はれた。 | |||
| 義血侠血 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 越中高岡より倶利伽羅下の建場なる石動まで、四里八町が間を定時発の乗り合い馬車あり。 | |||
| 多神教 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
場所 美濃、三河の国境。 | |||
| 竜潭譚 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
[#ページの左右中央] 躑躅か丘 鎮守の社 かくれあそび おう魔が時 大沼 五位鷺 九ツ谺 渡船 ふるさと 千呪陀羅尼 [#改ページ] 躑躅か丘 日は午なり。 | |||
| 海神別荘 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
時。 | |||
| 雛がたり | 泉鏡花 | 30分以内 | |
雛――女夫雛は言うもさらなり。 | |||
| 貝の穴に河童の居る事 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
雨を含んだ風がさっと吹いて、磯の香が満ちている――今日は二時頃から、ずッぷりと、一降り降ったあとだから、この雲の累った空合では、季節で蒸暑かりそうな処を、身に沁みるほどに薄寒い。 | |||
| 芥川竜之介氏を弔ふ | 泉鏡花 | 5分以内 | |
玲瓏、明透、その文、その質、名玉山海を照らせる君よ。 | |||
| 蛇くひ | 泉鏡花 | 10分以内 | |
西は神通川の堤防を以て劃とし、東は町盡の樹林境を爲し、南は海に到りて盡き、北は立山の麓に終る。 | |||
| 春昼後刻 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
二十四 この雨は間もなく霽れて、庭も山も青き天鵞絨に蝶花の刺繍ある霞を落した。 | |||
| 紫陽花 | 泉鏡花 | 10分以内 | |
一 色青く光ある蛇、おびたゞしく棲めればとて、里人は近よらず。 | |||
| 取舵 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
上 「こりゃどうも厄介だねえ。」 観音丸の船員は累々しき盲翁の手を執りて、艀より本船に扶乗する時、かくは呟きぬ。 | |||
| 怪談女の輪 | 泉鏡花 | 10分以内 | |
枕に就いたのは黄昏の頃、之を逢魔が時、雀色時などといふ一日の内人間の影法師が一番ぼんやりとする時で、五時から六時の間に起つたこと、私が十七の秋のはじめ。 | |||
| 日本橋 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
篠蟹 檜木笠 銀貨入 手に手 露地の細路 柳に銀の舞扇 河童御殿 栄螺と蛤 おなじく妻 横槊賦詩 羆の筒袖 縁日がえり サの字千鳥 梅ヶ枝の手水鉢 口紅 一重桜 伐木丁々 空蝉 彩ある雲 鴛鴦 生理学教室 美挙 怨霊比羅 一口か一挺か 艸冠 河岸の浦島 頭を釘 露霜 彗星 綺麗な花 振向く処を あわせかがみ 振袖 [#改ページ] 篠蟹 一 | |||
| 貧民倶楽部 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
六六館に開かるる婦人慈善会に臨まんとして、在原伯の夫人貞子の方は、麻布市兵衛町の館を二頭立の馬車にて乗出だせり。 | |||
| 月夜 | 泉鏡花 | 10分以内 | |
月の光に送られて、一人、山の裾を、町はづれの大川の岸へ出た。 | |||
| 活人形 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
急病 系図 一寸手懸 宵にちらり 妖怪沙汰 乱れ髪 籠の囮 幻影 破廂 夫婦喧嘩 みるめ、かぐはな 無理 強迫 走馬燈 血の痕 火に入る虫 ※呀! 同士討 虐殺 二重の壁 赤城様――得三様 旭 [#改ページ] 一 急病 雲の峰は崩れて遠山の麓に靄薄く、見ゆる限りの野も山も海も夕陽の茜に染みて、遠近の森の梢に並ぶ夥多寺院の甍は眩く輝きぬ。 | |||
| 浮舟 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
一 「浪花江の片葉の蘆の結ぼれかかり――よいやさ。」 と蹌踉として、 「これわいな。……いや、どっこいしょ。」 脱いで提げたる道中笠、一寸左手に持換えて、紺の風呂敷、桐油包、振分けの荷を両方、蝙蝠の憑物めかいて、振落しそうに掛けた肩を、自棄に前に突いて最一つ蹌踉ける。 | |||
| 妙齢 | 泉鏡花 | 5分以内 | |
雨の日のつれ/″\に、佛、教へてのたまはく、昔某の國に一婦ありて女を生めり。 | |||
| 三人の盲の話 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
一 「もし/\、其處へ行らつしやりますお方。」……と呼ぶ。 | |||
| 熱海の春 | 泉鏡花 | 5分以内 | |
拜啓 三十日夜、相州酒匂松濤園に一泊、間近に富士を望み松原に寄する夕波の趣佳し。 | |||
| 幼い頃の記憶 | 泉鏡花 | 10分以内 | |
人から受けた印象と云うことに就いて先ず思い出すのは、幼い時分の軟らかな目に刻み付けられた様々な人々である。 | |||
| 浅茅生 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
一 鐘の聲も響いて來ぬ、風のひつそりした夜ながら、時刻も丁ど丑滿と云ふのである。 | |||
| 朱日記 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
一 「小使、小ウ使。」 程もあらせず、……廊下を急いで、もっとも授業中の遠慮、静に教員控所の板戸の前へ敷居越に髯面……というが頤頬などに貯えたわけではない。 | |||
| 春昼 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 「お爺さん、お爺さん。」 「はあ、私けえ。」 と、一言で直ぐ応じたのも、四辺が静かで他には誰もいなかった所為であろう。 | |||
| 城の石垣 | 泉鏡花 | 5分以内 | |
同じことを、東京では世界一、地方では日本一と誇る。 | |||
| 海城発電 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
一 「自分も実は白状をしようと思ったです。」 と汚れ垢着きたる制服を絡える一名の赤十字社の看護員は静に左右を顧みたり。 | |||
| 甲乙 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
一 先刻は、小さな女中の案内で、雨の晴間を宿の畑へ、家内と葱を抜きに行った。 | |||
| 銀鼎 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
一 汽車は寂しかつた。 | |||
| 湯島詣 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
[#ページの左右中央] 紅茶会 三両二分 通う神 紀の国屋 段階子 手鞠の友 湯帰り 描ける幻 朝参詣 言語道断 下かた 狂犬源兵衛 半札の円輔 犬張子 胸騒 鶯 白木の箱 灰神楽 星 [#改丁] 紅茶会 一 「紅茶の御馳走だ、君、寄宿舎の中だから何にもない、砂糖は各々適宜に入れることにしよう。さあ、神月。」 三人の紅茶を一個々々硝子杯に煎 | |||
| 麻を刈る | 泉鏡花 | 60分以内 | |
明治十二三年頃の出版だと思ふ――澤村田之助曙双紙と云ふ合卷ものの、淡彩の口繪に、黒縮緬の羽織を撫肩に引つ掛けて、出の衣裝の褄を取つた、座敷がへりらしい、微醉の婀娜なのが、俥の傍に彳ずんで、春たけなはに、夕景色。 | |||
| 木精(三尺角拾遺) | 泉鏡花 | 10分以内 | |
「あなた、冷えやしませんか。」 お柳は暗夜の中に悄然と立って、池に臨んで、その肩を並べたのである。 | |||
| 十和田湖 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
一 「さて何うも一方ならぬ御厚情に預り、少からぬ御苦労を掛けました。道中にも旅店にも、我儘ばかり申して、今更お恥しう存じます、しかし俥、駕籠……また夏座敷だと申すのに、火鉢に火をかんかん……で、鉄瓶の湯を噴立たせるなど、私としましては、心ならずも止むことを得ませんので、決して我意を募らせた不届な次第ではありません。――これは幾重にも御諒察を願はしう存じます。 ――古間木(東北本線)へお出迎ひ下 | |||
| 三尺角 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
一 「…………」 山には木樵唄、水には船唄、駅路には馬子の唄、渠等はこれを以て心を慰め、労を休め、我が身を忘れて屈託なくその業に服するので、恰も時計が動く毎にセコンドが鳴るようなものであろう。 | |||
| 怪力 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
孰れが前に出来たか、穿鑿に及ばぬが、怪力の盲人の物語りが二ツある。 | |||
| 星あかり | 泉鏡花 | 30分以内 | |
もとより何故という理はないので、墓石の倒れたのを引摺寄せて、二ツばかり重ねて台にした。 | |||
| 九九九会小記 | 泉鏡花 | 10分以内 | |
會の名は――會費が九圓九十九錢なるに起因する。 | |||
| 霰ふる | 泉鏡花 | 30分以内 | |
一 若いのと、少し年の上なると…… この二人の婦人は、民也のためには宿世からの縁と見える。 | |||
| 深川浅景 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
雨霽の梅雨空、曇つてはゐるが大分蒸し暑い。 | |||
| わか紫 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
[#ページの左右中央] みつぎもの 裏関所 丁か半か 室咲 日金颪 神妙候 御曹子 黒影白気 梅柳 [#改ページ] みつぎもの 一 伊豆のヒガネ山は日金と書いて、三島峠、弦巻山、十国峠と峰を重ね、翠の雲は深からねど、冬は満山の枯尾花、虚空に立ったる猪見るよう、蓑毛を乱して聳えたり。 | |||
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