泉鏡花の全作品
青空文庫で公開されている泉鏡花の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 山の手小景 | 泉鏡花 | 10分以内 | |
矢來町 「お美津、おい、一寸、あれ見い。」と肩を擦合はせて居る細君を呼んだ。 | |||
| 露萩 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
「これは槙さん入らっしゃい。」 「今晩は――大した景気ですね。」 「お化に景気も妙ですが、おもいのほか人が集りましたよ。」 最近の事である。 | |||
| 菊あわせ | 泉鏡花 | 60分以内 | |
「蟹です、あのすくすくと刺のある。……あれは、東京では、まだ珍らしいのですが、魚市をあるいていて、鮒、鰡など、潟魚をぴちゃぴちゃ刎ねさせながら売っているのと、おし合って……その茨蟹が薄暮方の焚火のように目についたものですから、つれの婦ども、家内と、もう一人、親類の娘をつれております。――ご挨拶をさせますのですが。」 画工、穂坂一車氏は、軽く膝の上に手をおいた。 | |||
| 金時計 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
上 広告 一 拙者昨夕散歩の際此辺一町以内の草の中に金時計一個遺失致し候間御拾取の上御届け下され候御方へは御礼として金百円呈上可仕候 月 日 あーさー、へいげん これ相州西鎌倉長谷村の片辺に壮麗なる西洋館の門前に、今朝より建てる広告標なり。 | |||
| 大阪まで | 泉鏡花 | 30分以内 | |
一 これは喜多八の旅の覺書である―― 今年三月の半ばより、東京市中穩かならず、天然痘流行につき、其方此方から注意をされて、身體髮膚これを父母にうけたり敢て損ひ毀らざるを、と其の父母は扨て在さねども、……生命は惜しし、痘痕は恐し、臆病未練の孝行息子。 | |||
| 雨ふり | 泉鏡花 | 30分以内 | |
一瀬を低い瀧に颯と碎いて、爽かに落ちて流るゝ、桂川の溪流を、石疊で堰いた水の上を堰の其の半ばまで、足駄穿で渡つて出て、貸浴衣の尻からげ。 | |||
| 木菟俗見 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
苗賣の聲は、なつかしい。 | |||
| 雪柳 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 小石川白山のあたりに家がある。 | |||
| 遺稿 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
この無題の小説は、泉先生逝去後、机辺の篋底に、夫人の見出されしものにして、いつ頃書かれしものか、これにて完結のものか、はたまた未完結のものか、今はあきらかにする術なきものなり。 | |||
| 飯坂ゆき | 泉鏡花 | 30分以内 | |
一 旅は此だから可い――陽氣も好と、私は熟として立つて視て居た。 | |||
| 一寸怪 | 泉鏡花 | 10分以内 | |
怪談の種類も色々あって、理由のある怪談と、理由のない怪談とに別けてみよう、理由のあるというのは、例えば、因縁談、怨霊などという方で。 | |||
| 十六夜 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
一 きのふは仲秋十五夜で、無事平安な例年にもめづらしい、一天澄渡つた明月であつた。 | |||
| 片しぐれ | 泉鏡花 | 10分以内 | |
今も恁う云ふのがある。 | |||
| 薄紅梅 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 麹町九段――中坂は、武蔵鐙、江戸砂子、惣鹿子等によれば、いや、そんな事はどうでもいい。 | |||
| 三枚続 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
[#ページの左右中央] 表紙の画の撫子に取添えたる清書草紙、まだ手習児の作なりとて拙きをすてたまわずこのぬしとある処に、御名を記させたまえとこそ。 | |||
| 甲冑堂 | 泉鏡花 | 5分以内 | |
橘南谿が東遊記に、陸前国苅田郡高福寺なる甲胄堂の婦人像を記せるあり。 | |||
| 沼夫人 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 「ああ、奥さん、」 と言った自分の声に、ふと目が覚めると……室内は真暗で黒白が分らぬ。 | |||
| 艶書 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
一 「あゝもし、一寸。」 「は、私……でございますか。」 電車を赤十字病院下で下りて、向うへ大溝について、岬なりに路を畝つて、あれから病院へ行くのに坂がある。 | |||
| 妖魔の辻占 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
一 伝へ聞く……文政初年の事である。 | |||
| 廓そだち | 泉鏡花 | 10分以内 | |
古くから、人も知つた有名な引手茶屋。 | |||
| おばけずきのいわれ少々と処女作 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
僕は随分な迷信家だ。 | |||
| 一席話 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
上總國上野郡に田地二十石ばかりを耕す、源五右衞と云ふ百姓の次男で、小助と云ふのがあつた。 | |||
| 化鳥 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
一 愉快いな、愉快いな、お天気が悪くって外へ出て遊べなくっても可いや、笠を着て、蓑を着て、雨の降るなかをびしょびしょ濡れながら、橋の上を渡って行くのは猪だ。 | |||
| 海異記 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
一 砂山を細く開いた、両方の裾が向いあって、あたかも二頭の恐しき獣の踞ったような、もうちっとで荒海へ出ようとする、路の傍に、崖に添うて、一軒漁師の小家がある。 | |||
| 売色鴨南蛮 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
一 はじめ、目に着いたのは――ちと申兼ねるが、――とにかく、緋縮緬であった。 | |||
| 続銀鼎 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
一 不思議なる光景である。 | |||
| 山吹 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
序 山吹の花の、わけて白く咲きたる、小雨の葉の色も、ゆあみしたる美しき女の、眉あおき風情に似ずやとて、―― 時 現代。 | |||
| 河伯令嬢 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
[#ページの左右中央] ――心中見た見た、並木の下で しかも皓歯と前髪で―― [#改ページ] 一 北国金沢は、元禄に北枝、牧童などがあって、俳諧に縁が浅くない。 | |||
| 文章の音律 | 泉鏡花 | 5分以内 | |
近來の小説の文章は、餘程蕪雜になつたやうに考へられる、思想が大切であるのは言ふまでも無いが、粗笨な文章では思想が何んなに立派でも、讀者に通じはしまい、感じはしまいと思ふ。 | |||
| 照葉狂言 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
鞠唄 一 二坪に足らぬ市中の日蔭の庭に、よくもこう生い立ちしな、一本の青楓、塀の内に年経たり。 | |||
| 蠅を憎む記 | 泉鏡花 | 10分以内 | |
上 いたづら為たるものは金坊である。 | |||
| 湯どうふ | 泉鏡花 | 10分以内 | |
昨夜は夜ふかしをした。 | |||
| 銭湯 | 泉鏡花 | 10分以内 | |
それ熱ければ梅、ぬるければ竹、客を松の湯の揚場に、奧方はお定りの廂髮。 | |||
| 葛飾砂子 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
縁日 柳行李 橋ぞろえ 題目船 衣の雫 浅緑 記念ながら [#改ページ] 縁日 一 先年尾上家の養子で橘之助といった名題俳優が、年紀二十有五に満たず、肺を煩い、余り胸が痛いから白菊の露が飲みたいという意味の辞世の句を残して儚うなり、贔屓の人々は謂うまでもなく、見巧者をはじめ、芸人の仲間にも、あわれ梨園の眺め唯一の、白百合一つ萎んだりと、声を上げて惜しみ | |||
| 魔法罎 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
一 峰は木の葉の虹である、谷は錦の淵である。 | |||
| 式部小路 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
序 日本橋のそれにや習える、 源氏の著者にや擬えたる、 近き頃音羽青柳の横町を、 式部小路となむいえりける。 | |||
| 湯島の境内 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
湯島の境内 (婦系図―戯曲―一齣) ※冴返る春の寒さに降る雨も、暮れていつしか雪となり、 仮声使、両名、登場。 | |||
| 清心庵 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
一 米と塩とは尼君が市に出で行きたまうとて、庵に残したまいたれば、摩耶も予も餓うることなかるべし。 | |||
| 間引菜 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
わびしさ……侘しいと言ふは、寂しさも通越し、心細さもあきらめ氣味の、げつそりと身にしむ思の、大方、かうした時の事であらう。 | |||
| 瓜の涙 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
一 年紀は少いのに、よっぽど好きだと見えて、さもおいしそうに煙草を喫みつつ、……しかし烈しい暑さに弱って、身も疲れた様子で、炎天の並木の下に憩んでいる学生がある。 | |||
| 婦人十一題 | 泉鏡花 | 10分以内 | |
一月 うまし、かるた會に急ぐ若き胸は、駒下駄も撒水に辷る。 | |||
| 十万石 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
上 こゝに信州の六文錢は世々英勇の家なること人の能く識る處なり。 | |||
| 神楽坂七不思議 | 泉鏡花 | 5分以内 | |
世の中何事も不思議なり、「おい、ちよいと煙草屋の娘はアノ眼色が不思議ぢやあないか。」と謂ふは別に眼が三ツあるといふ意味にあらず、「春狐子、何うでごす、彼處の會席は不思議に食せやすぜ。」と謂ふも譽め樣を捻るのなり。 | |||
| 悪獣篇 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 つれの夫人がちょっと道寄りをしたので、銑太郎は、取附きに山門の峨々と聳えた。 | |||
| 遠野の奇聞 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
近ごろ近ごろ、おもしろき書を読みたり。 | |||
| 二世の契 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
一 真中に一棟、小さき屋根の、恰も朝凪の海に難破船の俤のやう、且つ破れ且つ傾いて見ゆるのは、此の広野を、久しい以前汽車が横切つた、其の時分の停車場の名残である。 | |||
| 雨ばけ | 泉鏡花 | 10分以内 | |
あちこちに、然るべき門は見えるが、それも場末で、古土塀、やぶれ垣の、入曲つて長く続く屋敷町を、雨もよひの陰気な暮方、その県の令に事ふる相応の支那の官人が一人、従者を従へて通り懸つた。 | |||
| 処方秘箋 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
一 此の不思議なことのあつたのは五月中旬、私が八歳の時、紙谷町に住んだ向うの平家の、お辻といふ、十八の娘、やもめの母親と二人ぐらし。 | |||
| 註文帳 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
剃刀研 十九日 紅梅屋敷 作平物語 夕空 点灯頃 雪の門 二人使者 左の衣兜 化粧の名残 [#改ページ] 剃刀研 一 「おう寒いや、寒いや、こりゃべらぼうだ。」 と天窓をきちんと分けた風俗、その辺の若い者。 | |||
| 貴婦人 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
一 番茶を焙じるらしい、いゝ香気が、真夜中とも思ふ頃芬としたので、うと/\としたやうだつた沢は、はつきりと目が覚めた。 | |||