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唄立山心中一曲

泉鏡花

『唄立山心中一曲』は青空文庫で公開されている泉鏡花の長編作品。31,528文字で、おおよそ1時間〜で読むことができます。
文字数
1時間〜
31,528文字
人気
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書出

一 「ちらちらちらちら雪の降る中へ、松明がぱっと燃えながら二本――誰も言うことでございますが、他にいたし方もありませんや。真白な手が二つ、悚然とするほどな婦が二人……もうやがてそこら一面に薄り白くなった上を、静に通って行くのでございます。正体は知れていても、何しろそれに、所が山奥でございましょう。どうもね、余り美しくって物凄うございました。」  と鋳掛屋が私たちに話した。

初出
底本泉鏡花集成6
表記
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