1時間〜で読める泉鏡花の長編作品
青空文庫で公開されている泉鏡花の作品の中で、おおよその読了目安時間が「1時間〜」の長編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
1-37件 / 全37件
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
|---|---|---|---|
| 高野聖 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 「参謀本部編纂の地図をまた繰開いて見るでもなかろう、と思ったけれども、余りの道じゃから、手を触るさえ暑くるしい、旅の法衣の袖をかかげて、表紙を附けた折本になってるのを引張り出した。 飛騨から信州へ越える深山の間道で、ちょうど立休らおうという一本の樹立も無い、右も左も山ばかりじゃ、手を伸ばすと達きそうな峰があると、その峰へ峰が乗り、巓が被さって、飛ぶ鳥も見えず、雲の形も見えぬ。 道と空との | |||
| 夜叉ヶ池 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
場所 越前国大野郡鹿見村琴弾谷 時 現代。 | |||
| 草迷宮 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
向うの小沢に蛇が立って、 八幡長者の、おと娘、 よくも立ったり、巧んだり。 | |||
| 婦系図 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
鯛、比目魚 一 素顔に口紅で美いから、その色に紛うけれども、可愛い音は、唇が鳴るのではない。 | |||
| 歌行灯 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 宮重大根のふとしく立てし宮柱は、ふろふきの熱田の神のみそなわす、七里のわたし浪ゆたかにして、来往の渡船難なく桑名につきたる悦びのあまり…… と口誦むように独言の、膝栗毛五編の上の読初め、霜月十日あまりの初夜。 | |||
| 神鑿 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
朱鷺船 一 濡色を含んだ曙の霞の中から、姿も振もしつとりとした婦を肩に、片手を引担ぐやうにして、一人の青年がとぼ/\と顕はれた。 | |||
| 義血侠血 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 越中高岡より倶利伽羅下の建場なる石動まで、四里八町が間を定時発の乗り合い馬車あり。 | |||
| 日本橋 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
篠蟹 檜木笠 銀貨入 手に手 露地の細路 柳に銀の舞扇 河童御殿 栄螺と蛤 おなじく妻 横槊賦詩 羆の筒袖 縁日がえり サの字千鳥 梅ヶ枝の手水鉢 口紅 一重桜 伐木丁々 空蝉 彩ある雲 鴛鴦 生理学教室 美挙 怨霊比羅 一口か一挺か 艸冠 河岸の浦島 頭を釘 露霜 彗星 綺麗な花 振向く処を あわせかがみ 振袖 [#改ページ] 篠蟹 一 | |||
| 貧民倶楽部 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
六六館に開かるる婦人慈善会に臨まんとして、在原伯の夫人貞子の方は、麻布市兵衛町の館を二頭立の馬車にて乗出だせり。 | |||
| 活人形 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
急病 系図 一寸手懸 宵にちらり 妖怪沙汰 乱れ髪 籠の囮 幻影 破廂 夫婦喧嘩 みるめ、かぐはな 無理 強迫 走馬燈 血の痕 火に入る虫 ※呀! 同士討 虐殺 二重の壁 赤城様――得三様 旭 [#改ページ] 一 急病 雲の峰は崩れて遠山の麓に靄薄く、見ゆる限りの野も山も海も夕陽の茜に染みて、遠近の森の梢に並ぶ夥多寺院の甍は眩く輝きぬ。 | |||
| 春昼 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 「お爺さん、お爺さん。」 「はあ、私けえ。」 と、一言で直ぐ応じたのも、四辺が静かで他には誰もいなかった所為であろう。 | |||
| 湯島詣 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
[#ページの左右中央] 紅茶会 三両二分 通う神 紀の国屋 段階子 手鞠の友 湯帰り 描ける幻 朝参詣 言語道断 下かた 狂犬源兵衛 半札の円輔 犬張子 胸騒 鶯 白木の箱 灰神楽 星 [#改丁] 紅茶会 一 「紅茶の御馳走だ、君、寄宿舎の中だから何にもない、砂糖は各々適宜に入れることにしよう。さあ、神月。」 三人の紅茶を一個々々硝子杯に煎 | |||
| わか紫 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
[#ページの左右中央] みつぎもの 裏関所 丁か半か 室咲 日金颪 神妙候 御曹子 黒影白気 梅柳 [#改ページ] みつぎもの 一 伊豆のヒガネ山は日金と書いて、三島峠、弦巻山、十国峠と峰を重ね、翠の雲は深からねど、冬は満山の枯尾花、虚空に立ったる猪見るよう、蓑毛を乱して聳えたり。 | |||
| 雪柳 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 小石川白山のあたりに家がある。 | |||
| 薄紅梅 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 麹町九段――中坂は、武蔵鐙、江戸砂子、惣鹿子等によれば、いや、そんな事はどうでもいい。 | |||
| 三枚続 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
[#ページの左右中央] 表紙の画の撫子に取添えたる清書草紙、まだ手習児の作なりとて拙きをすてたまわずこのぬしとある処に、御名を記させたまえとこそ。 | |||
| 沼夫人 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 「ああ、奥さん、」 と言った自分の声に、ふと目が覚めると……室内は真暗で黒白が分らぬ。 | |||
| 河伯令嬢 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
[#ページの左右中央] ――心中見た見た、並木の下で しかも皓歯と前髪で―― [#改ページ] 一 北国金沢は、元禄に北枝、牧童などがあって、俳諧に縁が浅くない。 | |||
| 照葉狂言 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
鞠唄 一 二坪に足らぬ市中の日蔭の庭に、よくもこう生い立ちしな、一本の青楓、塀の内に年経たり。 | |||
| 式部小路 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
序 日本橋のそれにや習える、 源氏の著者にや擬えたる、 近き頃音羽青柳の横町を、 式部小路となむいえりける。 | |||
| 悪獣篇 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 つれの夫人がちょっと道寄りをしたので、銑太郎は、取附きに山門の峨々と聳えた。 | |||
| 註文帳 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
剃刀研 十九日 紅梅屋敷 作平物語 夕空 点灯頃 雪の門 二人使者 左の衣兜 化粧の名残 [#改ページ] 剃刀研 一 「おう寒いや、寒いや、こりゃべらぼうだ。」 と天窓をきちんと分けた風俗、その辺の若い者。 | |||
| 眉かくしの霊 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 木曾街道、奈良井の駅は、中央線起点、飯田町より一五八哩二、海抜三二〇〇尺、と言い出すより、膝栗毛を思う方が手っ取り早く行旅の情を催させる。 | |||
| 吉原新話 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 表二階の次の六畳、階子段の上り口、余り高くない天井で、電燈を捻ってフッと消すと……居合わす十二三人が、皆影法師。 | |||
| 陽炎座 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 「ここだ、この音なんだよ。」 帽子も靴も艶々と光る、三十ばかりの、しかるべき会社か銀行で当時若手の利けものといった風采。 | |||
| 唄立山心中一曲 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 「ちらちらちらちら雪の降る中へ、松明がぱっと燃えながら二本――誰も言うことでございますが、他にいたし方もありませんや。真白な手が二つ、悚然とするほどな婦が二人……もうやがてそこら一面に薄り白くなった上を、静に通って行くのでございます。正体は知れていても、何しろそれに、所が山奥でございましょう。どうもね、余り美しくって物凄うございました。」 と鋳掛屋が私たちに話した。 | |||
| 南地心中 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 「今のは、」 初阪ものの赤毛布、という処を、十月の半ば過ぎ、小春凪で、ちと逆上せるほどな暖かさに、下着さえ襲ねて重し、野暮な縞も隠されず、頬被りがわりの鳥打帽で、朝から見物に出掛けた……この初阪とは、伝え聞く、富士、浅間、大山、筑波、はじめて、出立つを初山と称うるに傚って、大阪の地へ初見参という意味である。 | |||
| 神鷺之巻 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 白鷺明神の祠へ――一緑の森をその峰に仰いで、小県銑吉がいざ詣でようとすると、案内に立ちそうな村の爺さんが少なからず難色を顕わした。 | |||
| 縷紅新草 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 あれあれ見たか、 あれ見たか。 | |||
| 化銀杏 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 貸したる二階は二間にして六畳と四畳半、別に五畳余りの物置ありて、月一円の極なり。 | |||
| 湯女の魂 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 誠に差出がましく恐入りますが、しばらく御清聴を煩わしまする。 | |||
| 政談十二社 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 東京もはやここは多摩の里、郡の部に属する内藤新宿の町端に、近頃新開で土の色赤く、日当のいい冠木門から、目のふちほんのりと酔を帯びて、杖を小脇に、つかつかと出た一名の瀟洒たる人物がある。 | |||
| 黒百合 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
序 越中の国立山なる、石滝の奥深く、黒百合となんいうものありと、語るもおどろおどろしや。 | |||
| 星女郎 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 倶利伽羅峠には、新道と故道とある。 | |||
| 白花の朝顔 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 「あんた、居やはりますか。」 ……唄にもある――おもしろいのは二十を越えて、二十二のころ三のころ――あいにくこの篇の著者に、経験が、いや端的に体験といおう、……体験がないから、そのおもしろいのは、女か、男か。 | |||
| 卵塔場の天女 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 時雨に真青なのは蒼鬣魚の鰭である。 | |||
| ピストルの使い方 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
はじめ、私はこの一篇を、山媛、また山姫、いずれかにしようと思った。 | |||
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