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神鑿

泉鏡花

『神鑿』は青空文庫で公開されている泉鏡花の長編作品。79,310文字で、おおよそ1時間〜で読むことができます。
文字数
1時間〜
79,310文字
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書出

朱鷺船濡色を含んだ曙(あけぼの)の霞(かすみ)の中から、姿も振もしつとりとした婦を肩に、片手を引担ぐやうにして、一人の青年がとぼ/\と顕はれた。

初出「神鑿」文泉堂書房、1909(明治42)年9月16日
底本新編 泉鏡花集 第八巻
表記
新字旧仮名
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