泉鏡花の全作品
青空文庫で公開されている泉鏡花の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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青空文庫で公開されている泉鏡花の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 国貞えがく | 泉鏡花 | 60分以内 | |
一 柳を植えた……その柳の一処繁った中に、清水の湧く井戸がある。 | |||
| 二、三羽――十二、三羽 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
引越しをするごとに、「雀はどうしたろう。」もう八十幾つで、耳が遠かった。 | |||
| 醜婦を呵す | 泉鏡花 | 5分以内 | |
村夫子は謂ふ、美の女性に貴ぶべきは、其面の美なるにはあらずして、単に其意の美なるにありと。 | |||
| いろ扱ひ | 泉鏡花 | 30分以内 | |
これは作者の閲歴談と云ふやうなことに聞えますと、甚だ恐縮、ほんの子供の内に読んだ本についてお話をするのでございますよ。 | |||
| 眉かくしの霊 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 木曾街道、奈良井の駅は、中央線起点、飯田町より一五八哩二、海抜三二〇〇尺、と言い出すより、膝栗毛を思う方が手っ取り早く行旅の情を催させる。 | |||
| 草あやめ | 泉鏡花 | 10分以内 | |
二丁目の我が借家の地主、江戸児にて露地を鎖さず、裏町の木戸には無用の者入るべからずと式の如く記したれど、表門には扉さへなく、夜が更けても通行勝手なり。 | |||
| 妖術 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
一 むらむらと四辺を包んだ。 | |||
| 吉原新話 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 表二階の次の六畳、階子段の上り口、余り高くない天井で、電燈を捻ってフッと消すと……居合わす十二三人が、皆影法師。 | |||
| お花見雑感 | 泉鏡花 | 5分以内 | |
四五年といふもの逗子の方へ行つてゐたので、お花見には御無沙汰した。 | |||
| 人魚の祠 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
一 「いまの、あの婦人が抱いて居た嬰兒ですが、鯉か、鼈ででも有りさうでならないんですがね。」 「…………」 私は、默つて工學士の其の顏を視た。 | |||
| 旅僧 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
上 去にし年秋のはじめ、汽船加能丸の百餘の乘客を搭載して、加州金石に向ひて、越前敦賀港を發するや、一天麗朗に微風船首を撫でて、海路の平穩を極めたるにも關はらず、乘客の面上に一片暗愁の雲は懸れり。 | |||
| 雪の翼 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
柏崎海軍少尉の夫人に、民子といつて、一昨年故郷なる、福井で結婚の式をあげて、佐世保に移住んだのが、今度少尉が出征に就き、親里の福井に歸り、神佛を祈り、影膳据ゑつつ座にある如く、家を守つて居るのがあつた。 | |||
| 妖怪年代記 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
一 予が寄宿生となりて松川私塾に入りたりしは、英語を学ばむためにあらず、数学を修めむためにあらず、なほ漢籍を学ばむことにもあらで、他に密に期することのありけるなり。 | |||
| 絵本の春 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
もとの邸町の、荒果てた土塀が今もそのままになっている。 | |||
| 薬草取 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
一 日光掩蔽 地上清涼 靉靆垂布 如可承攬 其雨普等 四方倶下 流樹無量 率土充洽 山川険谷 幽邃所生 卉木薬艸 大小諸樹 「もし憚ながらお布施申しましょう。」 背後から呼ぶ優しい声に、医王山の半腹、樹木の鬱葱たる中を出でて、ふと夜の明けたように、空澄み、気清く、時しも夏の初を、秋見る昼の月の如く、前途遥なる高峰の上に日輪を仰いだ高坂は、愕然として振返った。 | |||
| 紅玉 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
時。 | |||
| 錦染滝白糸 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
場所。 | |||
| 七宝の柱 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
山吹つつじが盛だのに、その日の寒さは、俥の上で幾度も外套の袖をひしひしと引合せた。 | |||
| 若菜のうち | 泉鏡花 | 10分以内 | |
春の山――と、優に大きく、申出でるほどの事ではない。 | |||
| 栃の実 | 泉鏡花 | 10分以内 | |
朝六つの橋を、その明方に渡った――この橋のある処は、いま麻生津という里である。 | |||
| 玉川の草 | 泉鏡花 | 10分以内 | |
――これは、そゞろな秋のおもひでである。 | |||
| 伯爵の釵 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
一 このもの語の起った土地は、清きと、美しきと、二筋の大川、市の両端を流れ、真中央に城の天守なお高く聳え、森黒く、濠蒼く、国境の山岳は重畳として、湖を包み、海に沿い、橋と、坂と、辻の柳、甍の浪の町を抱いた、北陸の都である。 | |||
| みさごの鮨 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
一 「旦那さん、旦那さん。」 目と鼻の前に居ながら、大きな声で女中が呼ぶのに、つい箸の手をとめた痩形の、年配で――浴衣に貸広袖を重ねたが――人品のいい客が、 「ああ、何だい。」 「どうだね、おいしいかね。」 と額で顔を見て、その女中はきょろりとしている。 | |||
| 鷭狩 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
一 初冬の夜更である。 | |||
| 木の子説法 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
「――鱧あみだ仏、はも仏と唱うれば、鮒らく世界に生れ、鯒へ鯒へと請ぜられ……仏と雑魚して居べし。されば……干鯛貝らいし、真経には、蛸とくあのく鱈――」 ……時節柄を弁えるがいい。 | |||
| 半島一奇抄 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
「やあ、しばらく。」 記者が掛けた声に、思わず力が入って、運転手がはたと自動車を留めた。 | |||
| 古狢 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
「しゃッ、しゃッ、しゃあっ!……」 寄席のいらっしゃいのように聞こえるが、これは、いざいざ、いでや、というほどの勢いの掛声と思えば可い。 | |||
| 小春の狐 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
一 朝――この湖の名ぶつと聞く、蜆の汁で。 | |||
| 逗子より | 泉鏡花 | 10分以内 | |
拝啓、愚弟におんことづけの儀承り候。 | |||
| 白い下地 | 泉鏡花 | 5分以内 | |
色といえば、恋とか、色情とかいう方面に就いての題目ではあろうが、僕は大に埒外に走って一番これを色彩という側に取ろう、そのかわり、一寸仇ッぽい。 | |||
| 当世女装一斑 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
こゝに先づ一個の裸美人ありと仮定せよ、一代女に記したる、(年紀は十五より十八まで、当世顔は少し丸く、色は薄花桜にして面道具の四つ不足なく揃ひて、目は細きを好まず、眉濃く、鼻の間せはしからず次第高に、口小さく、歯並あら/\として皓く、耳長みあつて縁浅く、身を離れて根まで見透き、額はわざとならず自然の生えどまり、首筋立伸びて後れなしの後髪、手の指はたよわく長みあつて爪薄く、足は八文三分に定め、親指反つ | |||
| 海の使者 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
上 何心なく、背戸の小橋を、向こうの蘆へ渡りかけて、思わず足を留めた。 | |||
| 凱旋祭 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
一 紫の幕、紅の旗、空の色の青く晴れたる、草木の色の緑なる、唯うつくしきものの弥が上に重なり合ひ、打混じて、譬へば大なる幻燈の花輪車の輪を造りて、烈しく舞出で、舞込むが見え候のみ。 | |||
| 女客 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
一 「謹さん、お手紙、」 と階子段から声を掛けて、二階の六畳へ上り切らず、欄干に白やかな手をかけて、顔を斜に覗きながら、背後向きに机に寄った当家の主人に、一枚を齎らした。 | |||
| 妖僧記 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
一 加賀の国黒壁は、金沢市の郊外一里程の処にあり、魔境を以て国中に鳴る。 | |||
| 陽炎座 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 「ここだ、この音なんだよ。」 帽子も靴も艶々と光る、三十ばかりの、しかるべき会社か銀行で当時若手の利けものといった風采。 | |||
| 革鞄の怪 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
一 「そんな事があるものですか。」 「いや、まったくだから変なんです。馬鹿々々しい、何、詰らないと思う後から声がします。」 「声がします。」 「確かに聞えるんです。」 と云った。 | |||
| 唄立山心中一曲 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 「ちらちらちらちら雪の降る中へ、松明がぱっと燃えながら二本――誰も言うことでございますが、他にいたし方もありませんや。真白な手が二つ、悚然とするほどな婦が二人……もうやがてそこら一面に薄り白くなった上を、静に通って行くのでございます。正体は知れていても、何しろそれに、所が山奥でございましょう。どうもね、余り美しくって物凄うございました。」 と鋳掛屋が私たちに話した。 | |||
| 菎蒻本 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
一 如月のはじめから三月の末へかけて、まだしっとりと春雨にならぬ間を、毎日のように風が続いた。 | |||
| 第二菎蒻本 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
一 雪の夜路の、人影もない真白な中を、矢来の奥の男世帯へ出先から帰った目に、狭い二階の六畳敷、机の傍なる置炬燵に、肩まで入って待っていたのが、するりと起直った、逢いに来た婦の一重々々、燃立つような長襦袢ばかりだった姿は、思い懸けずもまた類なく美しいものであった。 | |||
| 白金之絵図 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
一 片側は空も曇って、今にも一村雨来そうに見える、日中も薄暗い森続きに、畝り畝り遥々と黒い柵を繞らした火薬庫の裏通、寂しい処をとぼとぼと一人通る。 | |||
| 茸の舞姫 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
一 「杢さん、これ、何?……」 と小児が訊くと、真赤な鼻の頭を撫でて、 「綺麗な衣服だよう。」 これはまた余りに情ない。 | |||
| 南地心中 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 「今のは、」 初阪ものの赤毛布、という処を、十月の半ば過ぎ、小春凪で、ちと逆上せるほどな暖かさに、下着さえ襲ねて重し、野暮な縞も隠されず、頬被りがわりの鳥打帽で、朝から見物に出掛けた……この初阪とは、伝え聞く、富士、浅間、大山、筑波、はじめて、出立つを初山と称うるに傚って、大阪の地へ初見参という意味である。 | |||
| 灯明之巻 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
一 「やあ、やまかがしや蝮が居るぞう、あっけえやつだ、気をつけさっせえ。」 「ええ。」 何と、足許の草へ鎌首が出たように、立すくみになったのは、薩摩絣の単衣、藍鼠無地の絽の羽織で、身軽に出立った、都会かららしい、旅の客。 | |||
| 神鷺之巻 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 白鷺明神の祠へ――一緑の森をその峰に仰いで、小県銑吉がいざ詣でようとすると、案内に立ちそうな村の爺さんが少なからず難色を顕わした。 | |||
| 開扉一妖帖 | 泉鏡花 | 60分以内 | |
ただ仰向けに倒れなかったばかりだったそうである、松村信也氏――こう真面目に名のったのでは、この話の模様だと、御当人少々極りが悪いかも知れない。 | |||
| 縷紅新草 | 泉鏡花 | 1時間〜 | |
一 あれあれ見たか、 あれ見たか。 | |||
| 縁結び | 泉鏡花 | 60分以内 | |
一 襖を開けて、旅館の女中が、 「旦那、」 と上調子の尻上りに云って、坐りもやらず莞爾と笑いかける。 | |||
| 月令十二態 | 泉鏡花 | 10分以内 | |
一月 山嶺の雪なほ深けれども、其の白妙に紅の日や、美しきかな玉の春。 | |||
| 寸情風土記 | 泉鏡花 | 30分以内 | |
金澤の正月は、お買初め、お買初めの景氣の好い聲にてはじまる。 | |||