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夜明の集会

波立一

『夜明の集会』は青空文庫で公開されている波立一の短編作品。889文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数
5分以内
889文字
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書出

幽かなエンジンの響 ――炭山の深夜 午前三時 朝退けの号笛 未だ夜は明けぬ 寝たげな共同風呂場 とぎれ とぎれの騒めき おい 見たか ――採炭部の掲示板 浴槽の中は黙り勝ちだ 午前四時半 東の空 白む 発電所の煙突 ――クッキリとしてきた 淡く 電燈の息絶ゆく 重く湛えた貯水池 その辺の一軒長屋 続々と黒い影 阿母! みな集ったか ――要らねいんだ お茶は ――と 赤インキが用なんだ 俺達の胸

初出「プロレタリア芸術」1928(昭和3)年3月号
底本日本プロレタリア文学集・38 プロレタリア詩集(一)
表記
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