夜明の集会
波立一
『夜明の集会』は青空文庫で公開されている波立一の短編作品。1,200文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 1,200文字 |
人気 | 0PV |
書き出し書出 | 幽かなエンジンの響――炭山の深夜午前三時朝退けの号笛未だ夜は明けぬ寝たげな共同風呂場とぎれとぎれの騒めきおい見たか――採炭部の掲示板浴槽の中は黙り勝ちだ午前四時半東の空白む発電所の煙突――クッキリとしてきた淡く電燈の息絶ゆく重く湛えた貯水池その辺の一軒長屋続々と黒い影阿母!みな集ったか――要らねいんだお茶は――... |
初出 | 「プロレタリア芸術」1928(昭和3)年3月号 |
底本 | 日本プロレタリア文学集・38 プロレタリア詩集(一) |
表記 | 新字新仮名 |
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