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斎藤茂吉の死を悲しむ

吉井勇

『斎藤茂吉の死を悲しむ』は青空文庫で公開されている吉井勇の短編作品。365文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数
5分以内
365文字
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書出

友の死を聞きししばらく京の夜の炬燵もさむくもの言はずけり 觀潮樓歌會に寄りし友おほく世を去りたるにわが茂吉また 如月の下浣の童馬忌來るごとに京の寒さもうべとおもはむ われやなほ無頼なりしよ「赤光」のおひろの歌を愛でたるころは 淺草の觀音堂ををろがめる友の寫眞を取り出かなしむ うで玉子買ひたる歌をおもふとき淺草夜空目にうかび來る 寛左千夫信綱茂吉と膝並めて歌つくりしも明治の末か 長崎に

初出「短歌研究 第十卷第四號」日本短歌社、1953(昭和28)年4月1日
底本近代作家追悼文集成 第三十四巻
表記
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