坪内先生を憶ふ
相馬御風
『坪内先生を憶ふ』は青空文庫で公開されている相馬御風の短編作品。1,022文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 1,022文字 |
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書き出し書出 | 先生は逝きたまひけりその事のあまり大きく語るに惑ふ生き死にのさかひはすでに打越えてゐたまひにけむしかは思へどもぐ/\とみくち大きくうごかしてハムレット、マクベス講じたまひしみそとせの昔もすでに老先生と呼びまゐらすにふさひたまひしふる城の大き旗竿倒れしにたとへし人の言うべなはむ老いてます/\創作欲のつのり來しに逆らはずぐん/\生き了せましき先生の亡きあともなほ二もとの老木の柿はならび立てりとふ(熱海双柿舍をおもふ)いとせめて一度はたづね... |
初出 | |
底本 | 相馬御風著作集 第六巻 |
表記 | 旧字旧仮名 |
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