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山之口貘の全作品

青空文庫で公開されている山之口貘の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。

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作品名著者読了時間人気
山之口貘詩集山之口貘
1時間〜
喪のある景色うしろを振りむくと親である親のうしろがその親であるその親のそのまたうしろがまたその親の親であるといふやうに親の親の親ばつかりがむかしの奧へとつづいてゐるまへを見るとまへは子である子のまへはその子であるその子のそのまたまへはそのまた子の子であるといふやうに子の子の子の子の子ばつかりが空の彼方へ消えいるやうに未來の涯へとつづいてゐるこんな景色のなかに神のバ...
池袋の店山之口貘
5分以内
池袋は、いま、時々刻々に変貌しつつあるのだ。
沖縄帰郷始末記山之口貘
10分以内
三十五年ぶりで郷里に帰り、ついこのごろになって帰京した。
おきなわやまとぐち山之口貘
5分以内
おんなじ沖縄出身である旧知の男に出会したところ、かれはぼくに「あなたの放送を聞きましたよ」と言ったが、「しかしあなたの日本語はひどいもんですな、まるでおきなわやまとぐちのまる出しじゃありませんか」と来たのである。
声をあげて泣く山之口貘
5分以内
かつて、「むらさき」という雑誌があった。
詩とはなにか山之口貘
30分以内
詩を書き出してから、すでに四十年に近いのであるが、さてしかし、詩とはなにかと来られると四十年の年月もぐらつくみたいで先ず、当惑をもって答えるしかないのである。
自伝山之口貘
5分以内
本名山口重三郎。
装幀の悩み山之口貘
5分以内
ぼくの最初の詩集『思弁の苑』を出版したのは、昭和十三年の八月である。
つまり詩は亡びる山之口貘
10分以内
かつて、アンドレ・ジイドのソヴィエットへの関心を知るや否や、それを以て直ちに、赤化したアンドレ・ジイドと見なしたかのような観方をした人々が、日本の国にあったと記憶する。
夏向きの一夜山之口貘
10分以内
争えないもので、顔までがいつのまにやらそういう顔つきになってしまったのであろう。
野宿山之口貘
30分以内
あとになって、きいたことなのであるが、ずっと前にそこに住んでいたうちの娘さんが、毒をのんで便所のなかで死んでいたという噂のある家なのである。
暴風への郷愁山之口貘
5分以内
郷里の沖縄から、上京したのは大正十一年の秋のことであったがその年の冬に、はじめて、ぼくは雪を見た。
私の青年時代山之口貘
30分以内
人間は、生れてしばらくの間を赤ん坊と言われ、そのうちに幼年、少年、青年、壮年、老年という順を経て、墓場に永住することになるわけである。
ダルマ船日記山之口貘
30分以内
×月×日金眼を覚ましてみると、側に寝ていた筈の六さんの姿は見えなかった。
チャンプルー山之口貘
10分以内
このごろの泡盛屋では、琉球料理を食べさせるようになったので琉球出身のぼくなどにとっては何よりである。
鮪に鰯山之口貘
1時間〜
野次馬これはおどろいたこの家にもテレビがあったのかいと来たのだが食うのがやっとの家にだってテレビはあって結構じゃないかと言うと貰ったのかいそれとも買ったのかいと首をかしげるのだどちらにしても勝手じゃないかと言うと買ったのではないだろう貰ったのだろうと言うわけなのだがいかにもそれは真実その通りなのだがおしつけられては腹立たしくて余計なお世話をするものだと言うとまたしてもどこ吹く風なのか...
雨あがり山之口貘
5分以内
その日、朝は、どしゃ降りなのであったが、午後になると、からりと晴れて、縁側に陽がさした。
酒友列伝山之口貘
30分以内
十年を一昔とみれば、昔の昔の昔から、ぼくは酒を飲んで来たわけである。
宝くじ・その後山之口貘
10分以内
池袋のコーヒー店で、I氏を待っている間を、顔見知りの常連の人達が来るたびに、宝くじを買ったことがあるかどうかを一々たずねてみた。
梯梧の花山之口貘
10分以内
ぼくが、まだ、おっぱいをのんでいたころのある日のことである。
初恋のやり直し山之口貘
5分以内
小学校の六年生になってからのこと、ぼくは机の前に座っていても、それは父や兄などの手前で、勉強しているふりをしているにすぎなかった。
貧乏を売る山之口貘
30分以内
この間のことである。
楽になったという話山之口貘
10分以内
とにかく、靴も高くなった。
あとの祭り山之口貘
10分以内
この間の朝、裏の井戸端へ顔を洗いに行くと、近所の人に出会したので、「おはようごさいます。
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