山之口貘の全作品
青空文庫で公開されている山之口貘の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
1-24件 / 全24件
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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山之口貘詩集 | 山之口貘 | 1時間〜 | |
喪のある景色うしろを振りむくと親である親のうしろがその親であるその親のそのまたうしろがまたその親の親であるといふやうに親の親の親ばつかりがむかしの奧へとつづいてゐるまへを見るとまへは子である子のまへはその子であるその子のそのまたまへはそのまた子の子であるといふやうに子の子の子の子の子ばつかりが空の彼方へ消えいるやうに未來の涯へとつづいてゐるこんな景色のなかに神のバ... | |||
池袋の店 | 山之口貘 | 5分以内 | |
池袋は、いま、時々刻々に変貌しつつあるのだ。 | |||
沖縄帰郷始末記 | 山之口貘 | 10分以内 | |
三十五年ぶりで郷里に帰り、ついこのごろになって帰京した。 | |||
おきなわやまとぐち | 山之口貘 | 5分以内 | |
おんなじ沖縄出身である旧知の男に出会したところ、かれはぼくに「あなたの放送を聞きましたよ」と言ったが、「しかしあなたの日本語はひどいもんですな、まるでおきなわやまとぐちのまる出しじゃありませんか」と来たのである。 | |||
声をあげて泣く | 山之口貘 | 5分以内 | |
かつて、「むらさき」という雑誌があった。 | |||
詩とはなにか | 山之口貘 | 30分以内 | |
詩を書き出してから、すでに四十年に近いのであるが、さてしかし、詩とはなにかと来られると四十年の年月もぐらつくみたいで先ず、当惑をもって答えるしかないのである。 | |||
自伝 | 山之口貘 | 5分以内 | |
本名山口重三郎。 | |||
装幀の悩み | 山之口貘 | 5分以内 | |
ぼくの最初の詩集『思弁の苑』を出版したのは、昭和十三年の八月である。 | |||
つまり詩は亡びる | 山之口貘 | 10分以内 | |
かつて、アンドレ・ジイドのソヴィエットへの関心を知るや否や、それを以て直ちに、赤化したアンドレ・ジイドと見なしたかのような観方をした人々が、日本の国にあったと記憶する。 | |||
夏向きの一夜 | 山之口貘 | 10分以内 | |
争えないもので、顔までがいつのまにやらそういう顔つきになってしまったのであろう。 | |||
野宿 | 山之口貘 | 30分以内 | |
あとになって、きいたことなのであるが、ずっと前にそこに住んでいたうちの娘さんが、毒をのんで便所のなかで死んでいたという噂のある家なのである。 | |||
暴風への郷愁 | 山之口貘 | 5分以内 | |
郷里の沖縄から、上京したのは大正十一年の秋のことであったがその年の冬に、はじめて、ぼくは雪を見た。 | |||
私の青年時代 | 山之口貘 | 30分以内 | |
人間は、生れてしばらくの間を赤ん坊と言われ、そのうちに幼年、少年、青年、壮年、老年という順を経て、墓場に永住することになるわけである。 | |||
ダルマ船日記 | 山之口貘 | 30分以内 | |
×月×日金眼を覚ましてみると、側に寝ていた筈の六さんの姿は見えなかった。 | |||
チャンプルー | 山之口貘 | 10分以内 | |
このごろの泡盛屋では、琉球料理を食べさせるようになったので琉球出身のぼくなどにとっては何よりである。 | |||
鮪に鰯 | 山之口貘 | 1時間〜 | |
野次馬これはおどろいたこの家にもテレビがあったのかいと来たのだが食うのがやっとの家にだってテレビはあって結構じゃないかと言うと貰ったのかいそれとも買ったのかいと首をかしげるのだどちらにしても勝手じゃないかと言うと買ったのではないだろう貰ったのだろうと言うわけなのだがいかにもそれは真実その通りなのだがおしつけられては腹立たしくて余計なお世話をするものだと言うとまたしてもどこ吹く風なのか... | |||
雨あがり | 山之口貘 | 5分以内 | |
その日、朝は、どしゃ降りなのであったが、午後になると、からりと晴れて、縁側に陽がさした。 | |||
酒友列伝 | 山之口貘 | 30分以内 | |
十年を一昔とみれば、昔の昔の昔から、ぼくは酒を飲んで来たわけである。 | |||
宝くじ・その後 | 山之口貘 | 10分以内 | |
池袋のコーヒー店で、I氏を待っている間を、顔見知りの常連の人達が来るたびに、宝くじを買ったことがあるかどうかを一々たずねてみた。 | |||
梯梧の花 | 山之口貘 | 10分以内 | |
ぼくが、まだ、おっぱいをのんでいたころのある日のことである。 | |||
初恋のやり直し | 山之口貘 | 5分以内 | |
小学校の六年生になってからのこと、ぼくは机の前に座っていても、それは父や兄などの手前で、勉強しているふりをしているにすぎなかった。 | |||
貧乏を売る | 山之口貘 | 30分以内 | |
この間のことである。 | |||
楽になったという話 | 山之口貘 | 10分以内 | |
とにかく、靴も高くなった。 | |||
あとの祭り | 山之口貘 | 10分以内 | |
この間の朝、裏の井戸端へ顔を洗いに行くと、近所の人に出会したので、「おはようごさいます。 |
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