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好色夢

牧野信一

『好色夢』は青空文庫で公開されている牧野信一の短編作品。6,881文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
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30分以内
6,881文字
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書出

回想父の十三回忌が一昨年と思はれ、たしかその歿後の翌年と回想される故指折れば早くも十星霜にあまる時が経ちしなり、故葛西善蔵氏が切りと余に力作をすゝめ、稿終るや氏は未読のまゝに故滝田哲太郎氏へおくられたるなり。

初出「中央公論 第五十巻第十号」中央公論社、1935(昭和10)年10月1日
底本牧野信一全集第六巻
表記
新字旧仮名
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