青空文庫の全作品
青空文庫で公開されているすべての著者の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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| 予言者の家で | パウル・トーマス・マン | 30分以内 | |
奇妙な場所が、奇妙な脳髄が、精神の棲む奇妙な領域がある――高いところに、みすぼらしく。 | |||
| 宝くじ・その後 | 山之口貘 | 10分以内 | |
池袋のコーヒー店で、I氏を待っている間を、顔見知りの常連の人達が来るたびに、宝くじを買ったことがあるかどうかを一々たずねてみた。 | |||
| 私信 | 伊藤野枝 | 30分以内 | |
八重子様 本当に暫く手紙を書きませんでした。 | |||
| 日本人とは? | 岸田国士 | 1時間〜 | |
「大事なこと」とは? 三年間の蟄居生活が私に教へたことは、「なにもしない」といふことの気安さと淋しさである。 | |||
| 髷 | 上村松園 | 10分以内 | |
ちいさい頃から、いろいろの髷を考案して近所の幼友達にそれを結ってあげ、ともにたのしんだのがこうじて、年がつもるにしたがって女の髷というものに興味を深くもつようになった。 | |||
| 社会劇と印象派 | 田山花袋 | 30分以内 | |
社会劇と印象派といふ題を設けたけれど、別に深く研究した訳ではない、唯、此頃さういふことを考へたことがあつたから、此処では自分の貧しい経験といふやうなことを中心として少し述べて見たいと思ふ。 | |||
| 唖娘 | 田中貢太郎 | 5分以内 | |
伊井蓉峰の弟子に石井孝三郎と云う女形があった。 | |||
| 秋日口占 | 三好達治 | 5分以内 | |
われながく憂ひに栖みて はやく身は老いんとすらん ふたつなきいのちをかくて 愚かにもうしなひつるよ 秋の日の高きにたちて こしかたをおもへばかなし すぎし日の憂ひならねば あまからぬこの歎きかな 見よ彼方 日は眞晝 藍ふかき海のはるかに 眞白なる鴎どりはも 一羽ゐてなに思ふらん 波の穗にうかびただよふ 願はくばわが老いらくの 日もかかれ 世の外にして つたなかる心ひとつを いだきつ | |||
| 青い風呂敷包 | 大倉燁子 | 60分以内 | |
ゴリラ 江川初子がカフェー・ドラゴンからアパートへ帰ったのはかれこれ朝の五時頃であった。 | |||
| 幼な子チビコ | 今野大力 | 5分以内 | |
チビコは今年三つになりました、 チビコのお父さんは肺病でねています、 チビコのお母さんは又稼ぎに行くと言っています、 稼がなければ喰べられないから チビコはある晩ばあちゃんに抱かれてねながら 「メメが痛いメメが痛い」とパッチリ目あけたまま 泣いて泣いて眠りませんでした、 そして翌日、ゲッゲッと食べ物を吐き出しました、 メメは目ではなく腹のようでした、 「チビコお父っちゃんあるかい」 「ある」 「チ | |||
| 暮れ方の窓 | 漢那浪笛 | 5分以内 | |
常に夢見る女のすがた! 夕暮れ方、 しめやかな窓にしのんで来る。 | |||
| 『静かなる愛』と『諸国の天女』 | 宮本百合子 | 30分以内 | |
貧困というものは、云ってみれば今日世界にみちている。 | |||
| 牛 | 坂口安吾 | 60分以内 | |
ふと校庭を眺めると、例の学生がまた走っていた。 | |||
| 西林図 | 久生十蘭 | 30分以内 | |
一 冬木が縁の日向に坐って、懐手でぼんやりしているところへ、俳友の冬亭がビールと葱をさげてきて、今日はツル菜鍋をやりますといった。 | |||
| ふるさとびと | 堀辰雄 | 60分以内 | |
一 おえふがまだ二十かそこいらで、もう夫と離別し、幼兒をひとりかかへて、生みの親たちと一しよに住むことになつた分去れの村は、その頃、みるかげもない寒村になつてゐた。 | |||
| 蟹満寺縁起 | 岡本綺堂 | 30分以内 | |
登場人物 漆間の翁 嫗 娘 里の青年 (坂東三吉) 蟹 蛇 蛙 里のわらべなど [#改ページ] (一) 時代は昔、時候は夏、場所は山城国。 | |||
| 神経家の言 | 田山花袋 | 5分以内 | |
新世紀に出た正宗白鳥君の『古手帳』の中に、『蟲齒が痛んで苦んだ。 | |||
| 渋民村より | 石川啄木 | 30分以内 | |
一 杜陵を北へ僅かに五里のこの里、人は一日の間に往復致し候へど、春の歩みは年々一週が程を要し候。 | |||
| 病牀苦語 | 正岡子規 | 30分以内 | |
○この頃は痛さで身動きも出来ず煩悶の余り精神も常に穏やかならんので、毎日二、三服の痲痺剤を飲んで、それでようよう暫時の痲痺的愉快を取って居るような次第である。 | |||
| 北の冬 | 小川未明 | 30分以内 | |
私が六ツか七ツの頃であった。 | |||
| 真昼 | 李箱 | 5分以内 | |
○ ELEVATER FOR AMERICA. ○ 三羽の鶏は蛇紋石の階段である。 | |||
| 内科 | 李箱 | 5分以内 | |
白イ天使 (コノ※[#「髟/胡」、U+9B0D、150-2]ノ生ヘタ天使ハキユビツトノ祖父様デアル。[#改行]※[#「髟/胡」、U+9B0D、150-2]ノ全然(?)生ヘナイ天使ト ヨク結婚シタリスル。) 私ノ肋骨ハ2ダーズ(ン)。 | |||
| 悒鬱な花 | 森川義信 | 5分以内 | |
はながさいてゐる 目をつむつてぼくは見てゐる はなびらは色をうしなひ あを白くうなだれて…… はななれば はなのやうに なぜ笑はないのだらう はながさいてゐる 目をそつとつむると いつでも黙つてさいてゐる 背中をむけて 向ふを向いて 悒鬱な花よ 匂ひのない―― 花ならば 花のやうに…… | |||
| 能書を語る | 北大路魯山人 | 30分以内 | |
今日は「料理と陶器」の話を致すということでありましたが、そういうことになりますと、ここに三百点ぐらいの陶器を並べなければなりません。 | |||
| まちむすめ | 上田敏 | 5分以内 | |
かなしき契となりてけり さめてうれたき夢のあと きはみて落つるいてふ葉の あしたの霜にうづむごと あゝわが戀はきゆべしや 月はしづみてほしかげの きらめくよひの浴歸りに 霜夜の下駄のおとかぞへ 別れしひとのおもかげを おもひきたればときの鐘 鐘にうらみはむかしより こひするひとの情なれど かねをうらむも世の中に ひとめの關のあればなり げにつれなきは義理の道 さはいへ空の高みくら 此世の末の | |||
| 「わすれなぐさ」はしがき | 北原白秋 | 5分以内 | |
少年老い易し、麗人は刻を千金の春夜に惜む。 | |||
| 女婿 | 佐々木邦 | 60分以内 | |
嚔 清之介君の結婚式は二ヵ月かゝったというので未だに一つ話になっている。 | |||
| 生物学より見たる教育 | 丘浅次郎 | 30分以内 | |
教育の書物を開いて見ると「教育トハ一定ノ目的ト方法トヲ具ヘテ教育者ガ被教育者ニ加フル所ノ働作ナリ」などとむずかしい定義を下して、これは人類のみに限るものであると書いてあるが、教育学者の言うところの教育はあるいは人類に限られてあるか知らぬが、教え育てるということは動物界において決して珍しいことではない。 | |||
| 動物の私有財産 | 丘浅次郎 | 30分以内 | |
人間社会では財産はきわめて大切なもので、ほとんど生命に次いで貴重なものというてよろしい。 | |||
| 親は眺めて考えている | 金森徳次郎 | 60分以内 | |
ペンギンの連想 見はるかす積雪の原である。 | |||
| 丹下左膳 | 林不忘 | 1時間〜 | |
夜泣きの刀 しずかに更けてゆく秋の夜。 | |||
| 安吾人生案内 | 坂口安吾 | 60分以内 | |
不見転観相学 桜井大路 この写真(次頁の)から観た処では、額、眉、耳と何れにも非常に強く反家庭的な相が感じられる。 | |||
| 或新年の小説評 | 田山花袋 | 30分以内 | |
○ おくればせに新年と二月の小説を飛び/\に読んで見た。 | |||
| 葛飾土産 | 永井荷風 | 30分以内 | |
○ 菅野に移り住んでわたくしは早くも二度目の春に逢おうとしている。 | |||
| 清涼飲料 | 古川緑波 | 10分以内 | |
九月の日劇の喜劇人まつり「アチャラカ誕生」の中に、大正時代の喜歌劇(当時既にオペレットと称していた)「カフエーの夜」を一幕挿入することになって、その舞台面の飾り付けの打ち合せをした。 | |||
| 虐殺の記念日 | 今野大力 | 5分以内 | |
砂時計はさらさらと流れる 民衆の赤き血は流された 到る処に銃火と剣戟がひらめいた 到る処に窮乏と犯罪が増加した 新聞紙はもっと恐しい話を捏造する 伯林ではパリーの革命を報道する フランスの都ではリーブクネヒトの死が印刷される ……アンリ、ギルボウ 「自分を免職し得るものは民衆のみ」と独逸独立社会党員アルヒホルンは拒絶した。 | |||
| 詩集 浚渫船 | 中原中也 | 5分以内 | |
友人高森文夫の詩集、浚渫船が出た。 | |||
| 朝香宮殿下に侍して南アルプスの旅 | 木暮理太郎 | 60分以内 | |
西山温泉 寝覚の耳元へいきなりザアと大雨の降るような谷川の音が聞えた。 | |||
| 冬の山 | 木暮理太郎 | 10分以内 | |
都大路に木枯が音ずれて、街路樹の梢が日に増しあらわになりまさる頃になると、濁りがちな空の色も流石に冴えて、武蔵野をめぐる山々の姿が、市中からも鮮に望まれる日が多くなる。 | |||
| 思ひ出づるまゝに | 淀野隆三 | 5分以内 | |
三高時代の思ひ出といつたものは実に際限のないものであつて、どれをとつてみようにもとる標準が見当らぬ始末である。 | |||
| 人面瘡物語 | 田中貢太郎 | 30分以内 | |
谷崎潤一郎氏に人面疽のことを書いた物語がある。 | |||
| 雨夜詞 | 田中貢太郎 | 30分以内 | |
給仕女のお菊さんは今にもぶらりとやつて来さうに思はれる客の来るのを待つてゐた。 | |||
| 十五年 | 山本実彦 | 30分以内 | |
『改造』を創めてからこの四月で満十五年だ。 | |||
| 天草の春 | 長谷健 | 30分以内 | |
三月二十三日 きのう越後からの便りに、越路はまだ深い雪の中で、春まだ遠くとあつたが、肥後路の季節は早く、菜の花も桜も今や満開、らんまんの春の姿である。 | |||
| 荀子解題 | 服部宇之吉 | 10分以内 | |
荀子三十二篇は周の戰國時代最後の大儒であつた荀況の著作である。 | |||
| かめ | 濤音 | 5分以内 | |
まがどりのやうな冠船が翼をひろげて 那覇港内にしやんで居るうちは 薩摩の殿にはあへまいわなあ。 | |||
| 湯川博士の受賞を祝す | 長岡半太郎 | 10分以内 | |
我邦では敗戰の創痍未だ癒えず、媾和條約未だ締結されず、國民は暗雲に鎖された氣持ちに包まれている際、湯川博士がノーベル賞を受けられた吉報に接したのは、黒雲の一隅から一條の日光が燦爛たる輝きを示した心地がして、專門家に限らず大衆に至るまで、歡聲をあげて喜びを同じくしました。 | |||
| ある歴史に就て | 今野大力 | 5分以内 | |
星が一つ 森林の中の 忘れられた静かな湖水へ降りて来て 暫く思案にくれていた (それを知っていたものは誰もいない天空にいる星達さえも存じなかった) 星にも厭世があるのかしら? 星は湖水へ沈んで行った | |||
| 音響 | 今野大力 | 5分以内 | |
一切宇宙の音響を失わしめよ 吾をして無韻の国土の王たらしめよ かくて孤りの声の響きあらしめよ | |||
| 北岳と朝日岳 | 木暮理太郎 | 30分以内 | |
白峰北岳 日は忘れたが明治二十六年の八月であった、初めて木曾の御岳に登った時、兼てこの山は高さ一万七百尺、日本第二の高山であると地理書で教えられ、又近所の御岳講の講中で登山したことのある人の話にも、頂上からは富士山が高く見えるだけで、外に目に立つ山は無いと聞かされていたので、そうと許り信じていた私は、意外な展望にすっかり驚いてしまった。 | |||