上村松園の全作品
青空文庫で公開されている上村松園の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
1-50件 / 全83件
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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三人の師 | 上村松園 | 30分以内 | |
鈴木松年先生私にとっては鈴木松年先生は一番最初の師であり、よちよちあるきの幼時から手をとって教えられ一人あるきが出来るようにまで育てあげられた、いわば育ての親とも言うべき大切な師なのである。 | |||
髷 | 上村松園 | 10分以内 | |
ちいさい頃から、いろいろの髷を考案して近所の幼友達にそれを結ってあげ、ともにたのしんだのがこうじて、年がつもるにしたがって女の髷というものに興味を深くもつようになった。 | |||
冷かされた桃割娘 | 上村松園 | 5分以内 | |
いつも一番なつかしく若い頃を思い出させるのはその頃の縮図帖です。 | |||
寛政時代の娘納涼風俗 | 上村松園 | 5分以内 | |
月蝕は今迄余り多く描かれて居りませんから一度描いてみたいと胸に浮びましたのが動機です。 | |||
日本画と線 | 上村松園 | 5分以内 | |
日本画美人画風俗画それがこれからどうなってゆくかと申すことにつきましては、いろいろと斯道の人達にも議論せられているようでございますが、いずれに致しましても、どうかしてこの日本特有の絵の心を失わずに持ち続けたいものだと存じます。 | |||
栖鳳先生を憶う | 上村松園 | 5分以内 | |
さあ明治二十七、八年頃ですか、楳嶺先生や竹堂さんや吉堂さんなんどの方々がまだ生きていられ、栖鳳先生も三十歳になるやならずでその時分の絵の展覧会を今と比べて見ると、なんとのうのんびりとしていたようどす。 | |||
昔尊く | 上村松園 | 10分以内 | |
もう丁度、五十年の昔になりましょうかしら、たしか、私の十九歳の頃のことでした。 | |||
今日になるまで | 上村松園 | 10分以内 | |
私は明治八年四月二十三日四条通り御幸町西へ行った所に生まれました。 | |||
砧 | 上村松園 | 5分以内 | |
謡の「砧(きぬた)」に取材したものですが、章句の中には格別に時代が決定されていませんので、私の自由に徳川時代元禄から享保頃迄の人物にこれを表現してみました。 | |||
芸術三昧即信仰 | 上村松園 | 5分以内 | |
人は苦しまなければいけない、苦しんでこそ初めて生まれるものが有る。 | |||
絵筆に描き残す亡びゆく美しさ | 上村松園 | 5分以内 | |
京の舞妓の面影は、他のものの変り方を思えば、さして著しくはありませんが、それでもやはり時代の波は伝統の世界にもひたひたと打ち寄せているようです。 | |||
画学校時代 | 上村松園 | 10分以内 | |
十三年の年に小学校を卒業し、翌年十四歳の春、京都府立画学校へ入学しました。 | |||
母への追慕 | 上村松園 | 10分以内 | |
父の顔を知らない私には、母は「母と父をかねた両親」であった。 | |||
旧作 | 上村松園 | 5分以内 | |
ある人が、こんなことを言っていました。 | |||
九龍虫 | 上村松園 | 5分以内 | |
いつだったか歯をわるくしてお医者さんに行ったところ、そのお医者さんは見たところそれほど丈夫そうにもないのに、毎日のおびただしい患者を扱って少しも疲労を感じないと言う。 | |||
砂書きの老人 | 上村松園 | 5分以内 | |
まだ私が八、九歳のころ京都の町々にいろいろな物売りや、もの乞いがやって来ていたが、その中に五十歳ぐらいのきたならしい爺さんが、絣木綿のぼろを纒って白の風変りな袴をつけ、皺くちゃな顔には半白の鬚など生やして門々を訪れてまわっていた。 | |||
眉の記 | 上村松園 | 10分以内 | |
眉目秀麗にしてとか、眉ひいでたる若うどとか、怒りの柳眉を逆だててとか、三日月のような愁いの眉をひそめてとか、ほっと愁眉をひらいてとか……古人は目を心の窓と言ったと同時に眉を感情の警報旗にたとえて、眉についていろいろの言いかたをして来たものである。 | |||
無題抄 | 上村松園 | 10分以内 | |
私には、どうも絵以外のことですと、どうせ余技にすぎないからという気がして、打ち込んで熱中する気になれない性分があるようです。 | |||
友人 | 上村松園 | 5分以内 | |
私にはこれという友人がなく、つきあいらしい交際もしたことがない。 | |||
「汐くみ」の画に就いて | 上村松園 | 5分以内 | |
「汐くみ」は私としては相当に苦心を費やし、努力を払うた作品でございます。 | |||
朝顔日記の深雪と淀君 | 上村松園 | 5分以内 | |
美人画といって画家が美人を専門に描くようになったのは日本では浮世絵以後のことだろうと思われますが、浮世絵画家のうちで私は春信と長春が好きです。 | |||
あのころ | 上村松園 | 30分以内 | |
父私が生まれたのは明治八年四月二十三日ですが、そのときには、もう父はこの世にいられなかった。 | |||
作画について | 上村松園 | 30分以内 | |
自分の画歴をふりかえって見ますと、ある時代には徳川期の錦絵的な題材を好んで主題にとっていたり、またある時代には支那風の影響に強く支配されていたりして、いろいろと変遷してきたものです。 | |||
車中有感 | 上村松園 | 10分以内 | |
汽車の旅をして、いちばん愉しいことは、窓にもたれて、ぼんやりと流れてゆく風景を眺めていることである。 | |||
好きな髷のことなど | 上村松園 | 10分以内 | |
茶の袴私が画学校に行っていた時、学校の古顔に前田玉英さんがいました。 | |||
簡潔の美 | 上村松園 | 5分以内 | |
能楽の幽微で高雅な動作、その装束から来る色彩の動き、重なり、線の曲折、声曲から発する豪壮沈痛な諧律、こんなものが一緒になって、観る人の心を打つのです。 | |||
「草紙洗」を描いて | 上村松園 | 5分以内 | |
○わたくしの夢幻の国、思慕の華、それはつねにこの世の芸術の極致の境にひろがっている能楽です。 | |||
あゝ二十年 | 上村松園 | 5分以内 | |
雪とうとう二十年来の肩の重荷をおろしましてほっといたしました。 | |||
浮世絵画家の肉筆 | 上村松園 | 10分以内 | |
浮世絵画家の肉筆というものは、錦絵とはちがった別の味わいがあるものですが、こんど蒐集陳列されたものは、屏風、掛物、巻、画帖など種々な形のものがあって、しかも何しろ二百点ばかりもあったろうと思いますから、こういう展覧会としても、なかなか見ごたえのあるものでした。 | |||
絵だけ | 上村松園 | 5分以内 | |
ほかのことはテンとあきまへん。 | |||
幼き頃の想い出 | 上村松園 | 5分以内 | |
古ぼけた美東京と違って、京都は展覧会を観る機会も数も少のうございますが、私は書画や骨董の売立のようなものでも、出来るだけ見逃さないようにして、そうした不足を満たすように心掛けて居ます。 | |||
女の話・花の話 | 上村松園 | 10分以内 | |
○責任のある画債を少しずつ果していっておりますが、なかなか埓(らち)があきません。 | |||
軽女 | 上村松園 | 5分以内 | |
数多い忠臣義士物語の中に出てくる女性のうちで、お軽ほど美しい哀れな運命をになった女性は他にないであろう。 | |||
画室談義 | 上村松園 | 10分以内 | |
いつだったか、ある東京の婦人雑誌の記者が数人見えて、私のいろいろな生活を写真に撮られたり記事にして行かれたことがあった。 | |||
画道と女性 | 上村松園 | 30分以内 | |
高松宮家へ御輿入になる徳川喜久子姫の御調度の一にお加えになるのだからと申すので、旧臣の総代として京都大学の新村博士が私のところに見えられ、御屏風揮毫の御依頼がありました。 | |||
画筆に生きる五十年 | 上村松園 | 60分以内 | |
今夏は、私は誠にすがすがしい心持でおります。 | |||
絹と紙の話と師弟の間柄の話 | 上村松園 | 10分以内 | |
二、三年前竹杖会の研究会で年に二点は大小に拘わらず是非出品しなければいけないという規則が出来ましたので、いつぞや小品を一点持出したことがあります。 | |||
京のその頃 | 上村松園 | 10分以内 | |
私は京の四条通りの、今、万養軒という洋食屋になってるところにあった家で生まれた。 | |||
屏風祭 | 上村松園 | 5分以内 | |
京都という町ほど祭の多いところも全国ですくないだろう。 | |||
雷同性に富む現代女流画家 | 上村松園 | 5分以内 | |
現時の画界は未だ根本の方針が定まっているということは出来ません。 | |||
余齢初旅 | 上村松園 | 60分以内 | |
海を渡りて年々、ずいぶんあわただしい生活がつづいている。 | |||
謡曲と画題 | 上村松園 | 10分以内 | |
下手の横好きと言いますか、私は趣味のうちでは謡曲を第一としています。 | |||
謡曲仕舞など | 上村松園 | 10分以内 | |
○伊勢の白子浜に鼓が浦という漁村があって、去年からそこに一軒の家を借りまして、夏じゅうだけ避暑といってもよし、海気に親しむといってもよし、家族づれで出かけていって、新鮮な空気と、清涼な海水に触れてくることにしています。 | |||
山の湯の旅 | 上村松園 | 5分以内 | |
○信州に発甫という珍らしい地名の温泉地があります。 | |||
靄の彼方 | 上村松園 | 10分以内 | |
心忙しい気もちから脱れて、ゆっくり制作もし、また研究もしたいと年中そればかりを考えていながら、やはり心忙しく過ごしています。 | |||
孟母断機 | 上村松園 | 10分以内 | |
「その父賢にして、その子の愚なるものは稀(めずら)しからず。 | |||
迷彩 | 上村松園 | 10分以内 | |
○この間私はある方面から質のいい古い唐紙を手に入れましたので、戯れに興味描きを試みまして、知合いの人にも贈ったりしました。 | |||
無表情の表情 | 上村松園 | 5分以内 | |
◇私は前かたから謡曲を何よりの楽しみにして居りまして、唯今では家内中一統で稽古して居ります。 | |||
昔のことなど | 上村松園 | 10分以内 | |
最近年の栖鳳先生はずっと湯河原にお出でになられたものですから滅多にお会いする機会もなくなり、何彼と先生のことを思い出そうとしますとどうしてもずっと古いことがあれこれと思い浮かばせられます。 | |||
花筐と岩倉村 | 上村松園 | 10分以内 | |
「花がたみ」は第九回文展出品作で、大正四年の制作である。 |
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