上村松園の全作品

青空文庫で公開されている上村松園の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。

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作品名著者読了時間文字数人気書き出し
三人の師上村松園30分以内4,749

鈴木松年先生  私にとっては鈴木松年先生は一番最初の師であり、よちよちあるきの幼時から手をとって教えられ一人あるきが出来るようにまで育てあげられた、いわば育ての親とも言うべき大切な師なのである。

鈴木松年先生  私にとっては鈴木松年先生は一番最初の師であり、よちよちあるきの幼時から手をとって教えられ一人あるきが出来るようにまで育てあげられた、いわば育ての親とも言うべき大切な師なのである。

花筐と岩倉村上村松園10分以内3,192

「花がたみ」は第九回文展出品作で、大正四年の制作である。

「花がたみ」は第九回文展出品作で、大正四年の制作である。

母への追慕上村松園10分以内2,154

父の顔を知らない私には、母は「母と父をかねた両親」であった。

父の顔を知らない私には、母は「母と父をかねた両親」であった。

最初の出品画上村松園10分以内2,875

今でこそ洋画にしろ日本画にしろ、モデルというものが大きな問題となっているが、今から四、五十年も前の我が画壇をふり返ってみると、そんなものはまるでなかった。

今でこそ洋画にしろ日本画にしろ、モデルというものが大きな問題となっているが、今から四、五十年も前の我が画壇をふり返ってみると、そんなものはまるでなかった。

髷上村松園10分以内3,718

ちいさい頃から、いろいろの髷を考案して近所の幼友達にそれを結ってあげ、ともにたのしんだのがこうじて、年がつもるにしたがって女の髷というものに興味を深くもつようになった。

ちいさい頃から、いろいろの髷を考案して近所の幼友達にそれを結ってあげ、ともにたのしんだのがこうじて、年がつもるにしたがって女の髷というものに興味を深くもつようになった。

冷かされた桃割娘上村松園5分以内755

いつも一番なつかしく若い頃を思い出させるのはその頃の縮図帖です。

いつも一番なつかしく若い頃を思い出させるのはその頃の縮図帖です。

寛政時代の娘納涼風俗上村松園5分以内428

月蝕は今迄余り多く描かれて居りませんから一度描いてみたいと胸に浮びましたのが動機です。

月蝕は今迄余り多く描かれて居りませんから一度描いてみたいと胸に浮びましたのが動機です。

日本画と線上村松園5分以内1,384

日本画 美人画 風俗画 それがこれからどうなってゆくかと申すことにつきましては、いろいろと斯道の人達にも議論せられているようでございますが、いずれに致しましても、どうかしてこの日本特有の絵の心を失わずに持ち続けたいものだと存じます。

日本画 美人画 風俗画 それがこれからどうなってゆくかと申すことにつきましては、いろいろと斯道の人達にも議論せられているようでございますが、いずれに致しましても、どうかしてこの日本特有の絵の心を失わずに持ち続けたいものだと存じます。

栖鳳先生を憶う上村松園5分以内1,046

さあ明治二十七、八年頃ですか、楳嶺先生や竹堂さんや吉堂さんなんどの方々がまだ生きていられ、栖鳳先生も三十歳になるやならずでその時分の絵の展覧会を今と比べて見ると、なんとのうのんびりとしていたようどす。

さあ明治二十七、八年頃ですか、楳嶺先生や竹堂さんや吉堂さんなんどの方々がまだ生きていられ、栖鳳先生も三十歳になるやならずでその時分の絵の展覧会を今と比べて見ると、なんとのうのんびりとしていたようどす。

昔尊く上村松園10分以内2,721

もう丁度、五十年の昔になりましょうかしら、たしか、私の十九歳の頃のことでした。

もう丁度、五十年の昔になりましょうかしら、たしか、私の十九歳の頃のことでした。

今日になるまで上村松園10分以内2,013

私は明治八年四月二十三日四条通り御幸町西へ行った所に生まれました。

私は明治八年四月二十三日四条通り御幸町西へ行った所に生まれました。

砧上村松園5分以内730

謡の「砧」に取材したものですが、章句の中には格別に時代が決定されていませんので、私の自由に徳川時代元禄から享保頃迄の人物にこれを表現してみました。

謡の「砧」に取材したものですが、章句の中には格別に時代が決定されていませんので、私の自由に徳川時代元禄から享保頃迄の人物にこれを表現してみました。

芸術三昧即信仰上村松園5分以内945

人は苦しまなければいけない、苦しんでこそ初めて生まれるものが有る。

人は苦しまなければいけない、苦しんでこそ初めて生まれるものが有る。

絵筆に描き残す亡びゆく美しさ上村松園5分以内805

京の舞妓の面影は、他のものの変り方を思えば、さして著しくはありませんが、それでもやはり時代の波は伝統の世界にもひたひたと打ち寄せているようです。

京の舞妓の面影は、他のものの変り方を思えば、さして著しくはありませんが、それでもやはり時代の波は伝統の世界にもひたひたと打ち寄せているようです。

画学校時代上村松園10分以内2,499

十三年の年に小学校を卒業し、翌年十四歳の春、京都府立画学校へ入学しました。

十三年の年に小学校を卒業し、翌年十四歳の春、京都府立画学校へ入学しました。

旧作上村松園5分以内1,626

ある人が、こんなことを言っていました。

ある人が、こんなことを言っていました。

九龍虫上村松園5分以内790

いつだったか歯をわるくしてお医者さんに行ったところ、そのお医者さんは見たところそれほど丈夫そうにもないのに、毎日のおびただしい患者を扱って少しも疲労を感じないと言う。

いつだったか歯をわるくしてお医者さんに行ったところ、そのお医者さんは見たところそれほど丈夫そうにもないのに、毎日のおびただしい患者を扱って少しも疲労を感じないと言う。

砂書きの老人上村松園5分以内1,057

まだ私が八、九歳のころ京都の町々にいろいろな物売りや、もの乞いがやって来ていたが、その中に五十歳ぐらいのきたならしい爺さんが、絣木綿のぼろを纒って白の風変りな袴をつけ、皺くちゃな顔には半白の鬚など生やして門々を訪れてまわっていた。

まだ私が八、九歳のころ京都の町々にいろいろな物売りや、もの乞いがやって来ていたが、その中に五十歳ぐらいのきたならしい爺さんが、絣木綿のぼろを纒って白の風変りな袴をつけ、皺くちゃな顔には半白の鬚など生やして門々を訪れてまわっていた。

眉の記上村松園10分以内2,494

眉目秀麗にしてとか、眉ひいでたる若うどとか、怒りの柳眉を逆だててとか、三日月のような愁いの眉をひそめてとか、ほっと愁眉をひらいてとか……  古人は目を心の窓と言ったと同時に眉を感情の警報旗にたとえて、眉についていろいろの言いかたをして来たものである。

眉目秀麗にしてとか、眉ひいでたる若うどとか、怒りの柳眉を逆だててとか、三日月のような愁いの眉をひそめてとか、ほっと愁眉をひらいてとか……  古人は目を心の窓と言ったと同時に眉を感情の警報旗にたとえて、眉についていろいろの言いかたをして来たものである。

無題抄上村松園10分以内2,150

私には、どうも絵以外のことですと、どうせ余技にすぎないからという気がして、打ち込んで熱中する気になれない性分があるようです。

私には、どうも絵以外のことですと、どうせ余技にすぎないからという気がして、打ち込んで熱中する気になれない性分があるようです。

友人上村松園5分以内507

私にはこれという友人がなく、つきあいらしい交際もしたことがない。

私にはこれという友人がなく、つきあいらしい交際もしたことがない。

「汐くみ」の画に就いて上村松園5分以内965

「汐くみ」は私としては相当に苦心を費やし、努力を払うた作品でございます。

「汐くみ」は私としては相当に苦心を費やし、努力を払うた作品でございます。

朝顔日記の深雪と淀君上村松園5分以内1,877

美人画といって画家が美人を専門に描くようになったのは日本では浮世絵以後のことだろうと思われますが、浮世絵画家のうちで私は春信と長春が好きです。

美人画といって画家が美人を専門に描くようになったのは日本では浮世絵以後のことだろうと思われますが、浮世絵画家のうちで私は春信と長春が好きです。

あのころ上村松園30分以内4,734

父  私が生まれたのは明治八年四月二十三日ですが、そのときには、もう父はこの世にいられなかった。

父  私が生まれたのは明治八年四月二十三日ですが、そのときには、もう父はこの世にいられなかった。

作画について上村松園30分以内5,656

自分の画歴をふりかえって見ますと、ある時代には徳川期の錦絵的な題材を好んで主題にとっていたり、またある時代には支那風の影響に強く支配されていたりして、いろいろと変遷してきたものです。

自分の画歴をふりかえって見ますと、ある時代には徳川期の錦絵的な題材を好んで主題にとっていたり、またある時代には支那風の影響に強く支配されていたりして、いろいろと変遷してきたものです。

車中有感上村松園10分以内2,403

汽車の旅をして、いちばん愉しいことは、窓にもたれて、ぼんやりと流れてゆく風景を眺めていることである。

汽車の旅をして、いちばん愉しいことは、窓にもたれて、ぼんやりと流れてゆく風景を眺めていることである。

好きな髷のことなど上村松園10分以内3,429

茶の袴  私が画学校に行っていた時、学校の古顔に前田玉英さんがいました。

茶の袴  私が画学校に行っていた時、学校の古顔に前田玉英さんがいました。

簡潔の美上村松園5分以内1,292

能楽の幽微で高雅な動作、その装束から来る色彩の動き、重なり、線の曲折、声曲から発する豪壮沈痛な諧律、こんなものが一緒になって、観る人の心を打つのです。

能楽の幽微で高雅な動作、その装束から来る色彩の動き、重なり、線の曲折、声曲から発する豪壮沈痛な諧律、こんなものが一緒になって、観る人の心を打つのです。

「草紙洗」を描いて上村松園5分以内1,380

○  わたくしの夢幻の国、思慕の華、それはつねにこの世の芸術の極致の境にひろがっている能楽です。

○  わたくしの夢幻の国、思慕の華、それはつねにこの世の芸術の極致の境にひろがっている能楽です。

あゝ二十年上村松園5分以内1,859

雪  とうとう二十年来の肩の重荷をおろしましてほっといたしました。

雪  とうとう二十年来の肩の重荷をおろしましてほっといたしました。

浮世絵画家の肉筆上村松園5分以内1,894

浮世絵画家の肉筆というものは、錦絵とはちがった別の味わいがあるものですが、こんど蒐集陳列されたものは、屏風、掛物、巻、画帖など種々な形のものがあって、しかも何しろ二百点ばかりもあったろうと思いますから、こういう展覧会としても、なかなか見ごたえのあるものでした。

浮世絵画家の肉筆というものは、錦絵とはちがった別の味わいがあるものですが、こんど蒐集陳列されたものは、屏風、掛物、巻、画帖など種々な形のものがあって、しかも何しろ二百点ばかりもあったろうと思いますから、こういう展覧会としても、なかなか見ごたえのあるものでした。

絵だけ上村松園5分以内393

ほかのことはテンとあきまへん。

ほかのことはテンとあきまへん。

幼き頃の想い出上村松園5分以内1,792

古ぼけた美  東京と違って、京都は展覧会を観る機会も数も少のうございますが、私は書画や骨董の売立のようなものでも、出来るだけ見逃さないようにして、そうした不足を満たすように心掛けて居ます。

古ぼけた美  東京と違って、京都は展覧会を観る機会も数も少のうございますが、私は書画や骨董の売立のようなものでも、出来るだけ見逃さないようにして、そうした不足を満たすように心掛けて居ます。

女の話・花の話上村松園10分以内2,693

○  責任のある画債を少しずつ果していっておりますが、なかなか埓があきません。

○  責任のある画債を少しずつ果していっておりますが、なかなか埓があきません。

軽女上村松園5分以内1,767

数多い忠臣義士物語の中に出てくる女性のうちで、お軽ほど美しい哀れな運命をになった女性は他にないであろう。

数多い忠臣義士物語の中に出てくる女性のうちで、お軽ほど美しい哀れな運命をになった女性は他にないであろう。

画室談義上村松園10分以内2,626

いつだったか、ある東京の婦人雑誌の記者が数人見えて、私のいろいろな生活を写真に撮られたり記事にして行かれたことがあった。

いつだったか、ある東京の婦人雑誌の記者が数人見えて、私のいろいろな生活を写真に撮られたり記事にして行かれたことがあった。

画道と女性上村松園30分以内4,680

高松宮家へ御輿入になる徳川喜久子姫の御調度の一にお加えになるのだからと申すので、旧臣の総代として京都大学の新村博士が私のところに見えられ、御屏風揮毫の御依頼がありました。

高松宮家へ御輿入になる徳川喜久子姫の御調度の一にお加えになるのだからと申すので、旧臣の総代として京都大学の新村博士が私のところに見えられ、御屏風揮毫の御依頼がありました。

画筆に生きる五十年上村松園60分以内13,110

今夏は、私は誠にすがすがしい心持でおります。

今夏は、私は誠にすがすがしい心持でおります。

絹と紙の話と師弟の間柄の話上村松園10分以内3,265

二、三年前竹杖会の研究会で年に二点は大小に拘わらず是非出品しなければいけないという規則が出来ましたので、いつぞや小品を一点持出したことがあります。

二、三年前竹杖会の研究会で年に二点は大小に拘わらず是非出品しなければいけないという規則が出来ましたので、いつぞや小品を一点持出したことがあります。

京のその頃上村松園10分以内3,456

私は京の四条通りの、今、万養軒という洋食屋になってるところにあった家で生まれた。

私は京の四条通りの、今、万養軒という洋食屋になってるところにあった家で生まれた。

屏風祭上村松園5分以内874

京都という町ほど祭の多いところも全国ですくないだろう。

京都という町ほど祭の多いところも全国ですくないだろう。

雷同性に富む現代女流画家上村松園5分以内1,623

現時の画界は未だ根本の方針が定まっているということは出来ません。

現時の画界は未だ根本の方針が定まっているということは出来ません。

余齢初旅上村松園60分以内16,174

海を渡りて  年々、ずいぶんあわただしい生活がつづいている。

海を渡りて  年々、ずいぶんあわただしい生活がつづいている。

謡曲と画題上村松園10分以内3,098

下手の横好きと言いますか、私は趣味のうちでは謡曲を第一としています。

下手の横好きと言いますか、私は趣味のうちでは謡曲を第一としています。

謡曲仕舞など上村松園5分以内1,987

○  伊勢の白子浜に鼓が浦という漁村があって、去年からそこに一軒の家を借りまして、夏じゅうだけ避暑といってもよし、海気に親しむといってもよし、家族づれで出かけていって、新鮮な空気と、清涼な海水に触れてくることにしています。

○  伊勢の白子浜に鼓が浦という漁村があって、去年からそこに一軒の家を借りまして、夏じゅうだけ避暑といってもよし、海気に親しむといってもよし、家族づれで出かけていって、新鮮な空気と、清涼な海水に触れてくることにしています。

山の湯の旅上村松園5分以内1,803

○  信州に発甫という珍らしい地名の温泉地があります。

○  信州に発甫という珍らしい地名の温泉地があります。

靄の彼方上村松園5分以内1,965

心忙しい気もちから脱れて、ゆっくり制作もし、また研究もしたいと年中そればかりを考えていながら、やはり心忙しく過ごしています。

心忙しい気もちから脱れて、ゆっくり制作もし、また研究もしたいと年中そればかりを考えていながら、やはり心忙しく過ごしています。

孟母断機上村松園5分以内1,923

「その父賢にして、その子の愚なるものは稀しからず。その母賢にして、その子の愚なる者にいたりては、けだし古来稀なり」  わたくしは、かつてのわたくしの作「孟母断機」の図を憶い出すごとに、一代の儒者、安井息軒先生の、右のお言葉を連想するを常としている。

「その父賢にして、その子の愚なるものは稀しからず。その母賢にして、その子の愚なる者にいたりては、けだし古来稀なり」  わたくしは、かつてのわたくしの作「孟母断機」の図を憶い出すごとに、一代の儒者、安井息軒先生の、右のお言葉を連想するを常としている。

迷彩上村松園10分以内2,157

○  この間私はある方面から質のいい古い唐紙を手に入れましたので、戯れに興味描きを試みまして、知合いの人にも贈ったりしました。

○  この間私はある方面から質のいい古い唐紙を手に入れましたので、戯れに興味描きを試みまして、知合いの人にも贈ったりしました。

無表情の表情上村松園5分以内1,614

◇  私は前かたから謡曲を何よりの楽しみにして居りまして、唯今では家内中一統で稽古して居ります。

◇  私は前かたから謡曲を何よりの楽しみにして居りまして、唯今では家内中一統で稽古して居ります。