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5分以内で読める萩原朔太郎の短編作品

青空文庫で公開されている萩原朔太郎の作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。

1-50件 / 全139件
作品名著者読了時間人気
足利尊氏萩原朔太郎
5分以内
僕は日本の英雄中では、足利尊氏が最も偉大な人物だと思つて居る。
中原中也君の印象萩原朔太郎
5分以内
中原君の詩はよく讀んだが、個人としては極めて淺い知合だつた。
秋と漫歩萩原朔太郎
5分以内
四季を通じて、私は秋という季節が一番好きである。
悲しい新宿萩原朔太郎
5分以内
世田谷へ移つてから、新宿へ出る機會が多くなつた。
ラムネ・他四編萩原朔太郎
5分以内
ラムネ  ラムネといふもの、不思議になつかしく愉快なものだ。
クリスマス萩原朔太郎
5分以内
クリスマスとは何ぞや 我が隣の子の羨ましきに そが高き窓をのぞきたり。
ふつくりとした人柄萩原朔太郎
5分以内
北原氏は、私の知つてゐる範圍で、最もよい感じをもつた人です。
歳末に近き或る冬の日の日記萩原朔太郎
5分以内
詩人協會の用件にて高村光太郎氏を訪ふべく、前夜福士幸次郎君と約束がしてあつたので、萬世驛のミカドで待合せをする。
大船駅で萩原朔太郎
5分以内
例年の如く詩話會の旅行をする。
愛の詩集萩原朔太郎
5分以内
ちちのみの父を負ふもの ひとのみの肉と骨とを負ふもの きみはゆくゆく涙をながし そのあつき氷を踏み 夜明けむとするふるさとに あらゆるものを血まみれにする 萩原朔太郎
永遠の詩人萩原朔太郎
5分以内
僕は少年の時、島崎藤村氏と薄田泣菫氏の詩を愛讀した。
蒲原有明氏の近況を聞いて萩原朔太郎
5分以内
日本の詩壇は、過去に於て凡そ三期の峠を越して來てゐる。
近日所感萩原朔太郎
5分以内
朝鮮人あまた殺され その血百里の間に連なれり われ怒りて視る、何の慘虐ぞ
橋上萩原朔太郎
5分以内
支那のある水郷地方。
喫茶店にて萩原朔太郎
5分以内
先日大阪の知人が訪ねて来たので、銀座の相当な喫茶店へ案内した。
本質的な文学者萩原朔太郎
5分以内
日本の文學に對して、僕は常に或る滿たされない不滿を持つて居た。
感謝萩原朔太郎
5分以内
野のはて夕暮雲かへりて しだいに落ちくる夕雲雀の 有心の調さへしづみゆけば かすかに頬うつ香ひありて 夜の闇頒ちて幕くだる。
冬の情緒萩原朔太郎
5分以内
冬といふ季節は、蕭条とした自然の中にをののいてゐる、人間の果敢ない孤独さを思はせる。
家庭の痛恨萩原朔太郎
5分以内
西洋の風習では、その妻が良人と共に社交に出で、多くの異性と舞踏をし、宴会の席上で酒をすすめ、ピアノを弾き、唄をうたひ、文学を論じ、時に艶めかしき媚態を示して、人々の注意と愛情を惹かうと努める。
装幀の意義萩原朔太郎
5分以内
書物に於ける装幀の趣味は、絵画に於ける額縁や表装と同じく、一つの明白な芸術の「続き」ではないか。
蒲原有明に帰れ萩原朔太郎
5分以内
僕、先月末出京しました。
易者の哲理萩原朔太郎
5分以内
すべての易者たちは、彼の神秘な筮竹を探りながら、威嚇するやうな調子で言ふ。
俳句萩原朔太郎
5分以内
○ 五月幟立つ家家の向うは海    ○ 暮鳥忌 磯濱の煙わびしき年のくれ 笹鳴 笹鳴の日かげをくぐる庭の隅 笹鳴や日脚のおそき縁の先    ○ 天城ごえ伊豆に入る日や遲櫻 青梅に言葉すくなき別れ哉    ○ 青梅に言葉すくなき別れかな    ○ 冬日くれぬ思ひおこせや牡蠣の塚    ○ 我が心また新しく泣かんとす 冬日暮れぬ思ひ起せや岩に牡蠣    ○ ブラジルに
花あやめ萩原朔太郎
5分以内
皐月あやめさくころ。
断調萩原朔太郎
5分以内
△寒水 春なれば小椿おちて山吹の黄をもつ流その流背戸を走れるいまやせたり、 木がらしの行方もしらにさはさはと音する枯草のひびき寂寞の影をやどせば敗れ岩ところどころに冬を行くいささ小川の悲しげなりや。
古盃萩原朔太郎
5分以内
小人若うて道に倦んじ 走りて隱者を得しが如く 今われ山路の歸さ來つつ 木蔭に形よき汝をえたり。
君が家萩原朔太郎
5分以内
ああ戀人の家なれば 幾度そこを行ききずり 空しくかへるたそがれの 雲つれなきを恨みんや 水は流れて南する ゆかしき庭にそそげども たが放ちたる花中の 艶なる戀もしらでやは 垣間み見ゆるほほづきの 赤きを人の脣に 情なくふくむ日もあらば 悲しき子等はいかにせん 例へば森に烏なき 朝ざむ告ぐる冬の日も さびしき興に言よせて 行く子ありとは知るやしらずや ああ空しくて往來ずり 狂者に似たるふりは
煤掃萩原朔太郎
5分以内
井桁古びた天井に 鼠の夢を驚かして 今朝年越しの煤拂ひ、 主人七兵衞いそいそと 店の小者を引具して 事に堪ふべく見えにけり。
ゆく春萩原朔太郎
5分以内
おきつ邊かつ鳴る海青なぎ 今手に動ずる胸をおせば 哀愁ことごと浮び出でて たぎつ瀬涙の八千尋沼 ああ世は神祕の影にみちて 興ある歌もつ子等もあるに 何をか若きに眉根ひそめ 執着泣くべくえ堪へんや 例へば人あり花に醉ひて 秋雲流るる夕づつに 樂觀すぎしを思ふ如く 足ぶみせんなき煩ひかや   信なき一人に戀しさで   今年もさびしう春は行きぬ
蛇苺萩原朔太郎
5分以内
實は成りぬ 草葉かげ 小やかに 赤うして 名も知らぬ 實は成りぬ 大空みれば 日は遠しや 輝輝たる夏の午さがり 野路に隱れて 唱ふもの 魔よ 名を蛇と呼ばれて 拗者の 呪ひ歌 節なれぬ 野に生ひて 光なき身の 運命悲しや 世を逆に 感じては のろはれし 夏の日を 妖艷の 蠱物と 接吻交す蛇苺
絶句四章萩原朔太郎
5分以内
色白の姉に具されて。
秋の日萩原朔太郎
5分以内
眼を惱む山雀の 愁を分けて、秋の日 乳母の里、梨寺に 稚日想をなやみぬ 花びら 地に落つる音 芥子ちるか 秋なるに はた山なるに いと淋しや 宵、また籠をいだいて 憂ひぬ、鳥の病に ああ疑ふ 死せざらんや、いかで さて風ふかば、いかで 聞かざらんや 豆の葉の鳴る日を 野面、雪に埋れし 木枯あらばいかに 淋しとて 泣くこころ、鳥にかあらまし 人なればとて、いはんや かばかりいたむ心ぞ、君
宿酔萩原朔太郎
5分以内
堪へがたき惡寒おぼえて ふとめざむれば室内の 壁わたる鈍き光や 障子を照らす光線の やや色づきて言ひ知らず ものうきけしき 物の香のただよふ 宿醉の胸苦し 腦は鉛の重たさに えたへず喉は ひしひしとかわき迫り 口内のねばり酒の香 くるめくにがき嘔づく思 そぞろにもけだものの かつゑし心 獰惡のふるまひを 思ひでて怖れわななく 下卑たる女の物言ひざま はた酌人の低き鼻 どすぐろき頬の肉 追はん
なにか知らねど萩原朔太郎
5分以内
なにか知らねど泣きたさに われはゆくゆく汽車の窓 はるばると きやべつ畑に日は光り 風見ぐるま きりやきりりとめぐる日に われはゆくゆく汽車の窓 なにか知らねど泣きたさに
萩原朔太郎
5分以内
白雲のゆききもしげき山の端に 旅びとの群はせはしなく その脚もとの流水も しんしんめんめんと流れたり ひそかに草に手をあてて すぎ去るものをうれひいづ わがつむ花は時無草の白きなれども 花びらに光なく 見よや空には銀いろのつめたさひろごれり あはれはるかなる湖うみのこころもて 燕雀のうたごゑも消えゆくころほひ わが身を草木の影によこたへしに さやかなる野分吹き來りて やさしくも、かの高きよりくすぐ
ものごころ萩原朔太郎
5分以内
ものごころ覺えそめたるわが性のうすらあかりは 春の夜の雪のごとくにしめやかにして ふきあげのほとりに咲けるなでしこの花にも似たり ああこのうるほひをもておん身の髮を濡らすべきか しからずはその手をこそ ふくらかなる白きお指にくちをあて やみがたき情愁の海にひたりつくさむ おん身よ なになればかくもわが肩によりすがり いつもいつもくさばなの吐息もてささやき給ふや このごろは涙しげく流れ出でて ひる
ふぶき萩原朔太郎
5分以内
くち惜しきふるまひをしたる朝 あららんらんと降りしきる雪を冒して 一目散にひたばしる このとき雨もそひきたり すべてはくやしきそら涙 あの顏にちらりと落ちたそら涙 けんめいになりて走れよ ひたばしるきちがひの涙にぬれて あららんらんと吹きつける なんのふぶきぞ青き雨ぞや
萩原朔太郎
5分以内
夕ぐれて ほの痒くなる指のさき 坂をくだれば一群の 鳥は高きをすぎ行けり。
小曲集萩原朔太郎
5分以内
× ほほづきよ ひとつ思ひに泣けよかし 女のくちにふくまれて 男ごころのさびしさを さも忍び音に泣けよかし    × ほんのふとした一言から 人が憎うてならぬぞえ ほんのその日の出來ごころ つい張りつめた男氣が しんぞ可愛ゆてならぬぞえ
小曲集萩原朔太郎
5分以内
× 千鳥あし やつこらさと來て見れば にくい伯母御にしめ出され 泣くに泣かれずちんちろり 柳の下でひとくさり    × 隣きんじよのお根ん性に 打たれ抓められくすぐられ じつと涙をかみしめる 青い毛糸の指ざはり
放蕩の虫萩原朔太郎
5分以内
放蕩の蟲は玉蟲 そつと來て心の底で泣く蟲 夜としなればすずろにも リキユールグラスの端を這ふ蟲 放蕩の蟲はいとほしや 放蕩の蟲は玉蟲 青いこころでひんやりと 色街の薄らあかりに鳴く蟲 三味線の撥にきて光る蟲 放蕩の蟲はせんなや
暮春詠嘆調萩原朔太郎
5分以内
× 年ひさしくなりぬれば すべてのことを忘れはてたり むざんなる哉 かばかりのもよほしにさへ 涙も今はみなもとをば忘れたり    × 人目を忍びて何處に行かん 感ずれば我が身も老いたり さんさんと柳の葉は落ち來る 駒下駄の鼻緒の上に落日は白くつめたし
ありや二曲萩原朔太郎
5分以内
× えこそ忘れめや そのくちづけのあとやさき 流るる水をせき止めし わかれの際の青き月の出    × 雨落し來らんとして 沖につばなの花咲き 海月は渚にきて青く光れり 砂丘に登りて遠きを望む いま我が身の上に 好しと思ふことのありけり
ふるさと萩原朔太郎
5分以内
赤城山の雪流れ出で かなづる如くこの古き町に走り出づ ひとびとはその四つ辻に集まり 哀しげに犬のつるむを眺め居たり ひるさがり 床屋の庭に石竹の花咲きて 我はいつもの如く本町裏の河岸を行く うなだれて歩むわが背後に かすかなる市人のささやききこえ 人なき電車はがたこんと狹き街を走り行けり 我が故郷の前橋
秋日行語萩原朔太郎
5分以内
ちまた、ちまたを歩むとも ちまた、ちまたに散らばへる 秋の光をいかにせむ たそがれどきのさしぐめる 我が愁をばいかにせむ 捨身に思ふ我が身こそ びいどろ造りと成りてまし うすき女の移り香も 今朝の野分に吹き散りて 水は涼しく流れたり 薄荷に似たるうす涙
萩原朔太郎
5分以内
いとしや いとしや この身の影に鳴く蟲の ねんねんころりと鳴きにけり たれに抱かれて寢る[#「寢る」は底本では「寝る」]身ぞや 眞實我身は獨りもの 三十になるといふ その事の寂しさよ 勘平さんにはあらねども せつぷくしても果つべきか ても因業なくつわ蟲
便なき幼児のうたへる歌萩原朔太郎
5分以内
うすらさびしき我が身こそ 利根の河原の石ひろひ ひとり岸邊をさまよひて 今日も小石をひろふほど 七つ八つとなりにけり
くさばな萩原朔太郎
5分以内
君はそれとも知らざれど 我が手に持てる草ばなの 薄くにじめる涙にも 男ごころのやるせなき 愁の節はこもりたり
うすやみ萩原朔太郎
5分以内
うすやみに光れる皿あり 皿の底に蟲かくれ居て啜り鳴く 晝はさびしく居間にひそみて 鉛筆の心をけづるに疲れ 夜は酒場の椅子にもたれて 想ひにひたせる我が身の上こそ悲しけれ
神に捧ぐる歌萩原朔太郎
5分以内
あしきおこなひをする勿れ われはやさしきひとなれば よるも楊柳の木影にうち伏し ひとり居てダビテの詩をうたひなむ われは巡禮 悲しき旅路にあるとも わが身にそへる星をたのみて よこしまの道をな歩みそ たとしへなく寂しけれども よきひとはみなかくある者ぞかし われはいとし子 み神よ、めぐみをたれさせ給へ
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