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秋の日

萩原朔太郎

『秋の日』は青空文庫で公開されている萩原朔太郎の短編作品。376文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数
5分以内
376文字
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眼を惱む山雀の 愁を分けて、秋の日 乳母の里、梨寺に 稚日想をなやみぬ 花びら 地に落つる音 芥子ちるか 秋なるに はた山なるに いと淋しや 宵、また籠をいだいて 憂ひぬ、鳥の病に ああ疑ふ 死せざらんや、いかで さて風ふかば、いかで 聞かざらんや 豆の葉の鳴る日を 野面、雪に埋れし 木枯あらばいかに 淋しとて 泣くこころ、鳥にかあらまし 人なればとて、いはんや かばかりいたむ心ぞ、君

初出
底本萩原朔太郎全集 第三卷
表記
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