萩原朔太郎の全作品
青空文庫で公開されている萩原朔太郎の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
1-50件 / 全178件
作品名 | 著者 | 読了時間 | 人気 |
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月に吠える | 萩原朔太郎 | 1時間〜 | |
従兄萩原栄次氏に捧ぐ萩原君。 | |||
青猫 | 萩原朔太郎 | 1時間〜 | |
※私の情緒は、激情といふ範疇に屬しない。 | |||
純情小曲集 | 萩原朔太郎 | 30分以内 | |
[#ページの左右中央]北原白秋氏に捧ぐ[#改ページ]珍らしいものをかくしてゐる人への序文萩原の今ゐる二階家から本郷動坂あたりの町家の屋根が見え、木立を透いて赤い色の三角形の支那風な旗が、いつも行くごとに閃めいて見えた。 | |||
猫町 | 萩原朔太郎 | 30分以内 | |
蠅(はえ)を叩(たた)きつぶしたところで、蠅の「物そのもの」は死にはしない。 | |||
日清戦争異聞 | 萩原朔太郎 | 10分以内 | |
上日清戦争が始まった。 | |||
僕の孤独癖について | 萩原朔太郎 | 30分以内 | |
僕は昔から「人嫌い」「交際嫌い」で通って居た。 | |||
詩の翻訳について | 萩原朔太郎 | 30分以内 | |
宮森麻太郎氏の英訳した俳句は、外国で非常に好評ださうであるが、その訳詩を通じて、外国人が果して何を感銘したものか疑問である。 | |||
冬の情緒 | 萩原朔太郎 | 5分以内 | |
冬といふ季節は、蕭条とした自然の中にをののいてゐる、人間の果敢ない孤独さを思はせる。 | |||
田舎の時計他十二篇 | 萩原朔太郎 | 60分以内 | |
散文詩集『田舎の時計他十二篇』萩原朔太郎[表記について]●本文中、底本のルビは「(ルビ)」の形式で処理した。 | |||
喫茶店にて | 萩原朔太郎 | 5分以内 | |
先日大阪の知人が訪ねて来たので、銀座の相当な喫茶店へ案内した。 | |||
夢 | 萩原朔太郎 | 30分以内 | |
夢と人生夢が虚妄に思はれるのは、個々の事件が斷片であり、記憶の連續がないからである。 | |||
家庭の痛恨 | 萩原朔太郎 | 5分以内 | |
西洋の風習では、その妻が良人と共に社交に出で、多くの異性と舞踏をし、宴会の席上で酒をすすめ、ピアノを弾き、唄をうたひ、文学を論じ、時に艶めかしき媚態を示して、人々の注意と愛情を惹かうと努める。 | |||
夏帽子 | 萩原朔太郎 | 10分以内 | |
青年の時は、だれでもつまらないことに熱情をもつものだ。 | |||
ニイチェに就いての雑感 | 萩原朔太郎 | 30分以内 | |
ニイチェの世界の中には、近代インテリのあらゆる苦悩が包括されてゐる。 | |||
装幀の意義 | 萩原朔太郎 | 5分以内 | |
書物に於ける装幀の趣味は、絵画に於ける額縁や表装と同じく、一つの明白な芸術の「続き」ではないか。 | |||
蝶を夢む | 萩原朔太郎 | 60分以内 | |
詩集の始にこの詩集には、詩六十篇を納めてある。 | |||
ウォーソン夫人の黒猫 | 萩原朔太郎 | 30分以内 | |
ウォーソン夫人は頭脳もよく、相当に教育もある婦人であった。 | |||
秋と漫歩 | 萩原朔太郎 | 5分以内 | |
四季を通じて、私は秋という季節が一番好きである。 | |||
老年と人生 | 萩原朔太郎 | 30分以内 | |
老いて生きるということは醜いことだ。 | |||
定本青猫 | 萩原朔太郎 | 1時間〜 | |
[#ページの左右中央]宇宙は意志の現れであり、意志の本質は惱みであるシヨウペンハウエル[#改ページ]自「青猫」の初版が出たのは、一九二三年の春であり、今から約十年ほど昔になる。 | |||
宿命 | 萩原朔太郎 | 1時間〜 | |
散文詩について序に代へて散文詩とは何だらうか。 | |||
月の詩情 | 萩原朔太郎 | 10分以内 | |
昔は多くの詩人たちが、月を題材にして詩を作つた。 | |||
ラヂオ漫談 | 萩原朔太郎 | 10分以内 | |
東京に移つてから間もなくの頃である。 | |||
散文詩・詩的散文 | 萩原朔太郎 | 1時間〜 | |
SENTIMENTALISMセンチメンタリズムの極致は、ゴーガンだ、ゴツホだ、ビアゼレだ、グリークだ、狂氣だ、ラヂウムだ、螢だ、太陽だ、奇蹟だ、耶蘇だ、死だ。 | |||
短歌 | 萩原朔太郎 | 30分以内 | |
明治三十五年○鞦韆のさゆらぎ止まぬ我が庭の芭蕉卷葉に細し春雨ひと夜えにしおち椿ふみては人のこひしくて春日七日を惓(うん)じぬる里流れ來て加茂川さむき春のよひ京の欄人うつくしきあけぼのの花により來しそぞろ道そぞろあふ人皆うつくしき松落葉ふみつつ行けば里ちかし朝靄みちにうすれうすれゆく朝ゆくに人目涼しき濱や濱小靴玉靴漣のあと明治三十六年○... | |||
病床生活からの一発見 | 萩原朔太郎 | 30分以内 | |
病床生活からの一発見萩原朔太郎病気といふものは、私にとつて休息のやうに思はれる。 | |||
詩の原理 | 萩原朔太郎 | 1時間〜 | |
本書を書き出してから、自分は寝食を忘れて兼行し、三カ月にして脱稿した。 | |||
常識家の非常識 | 萩原朔太郎 | 10分以内 | |
常識家の非常識萩原朔太郎僕等の如き所謂詩人が、一般に欠乏してゐるものは「常識」である。 | |||
氷島 | 萩原朔太郎 | 30分以内 | |
自近代の抒情詩、概ね皆感覺に偏重し、イマヂズムに走り、或は理智の意匠的構成に耽つて、詩的情熱の單一な原質的表現を忘れて居る。 | |||
非論理的性格の悲哀 | 萩原朔太郎 | 30分以内 | |
白でないものは黒である。 | |||
蒲原有明に帰れ | 萩原朔太郎 | 5分以内 | |
僕、先月末出京しました。 | |||
名前の話 | 萩原朔太郎 | 30分以内 | |
名は性を現はすといふのは、どういふ所に根拠してゐるのか知らないが、剛蔵必しも剛直人でなく、貞子必しも貞女でないことは、多数の実例によつて明々白々のことである。 | |||
易者の哲理 | 萩原朔太郎 | 5分以内 | |
すべての易者たちは、彼の神秘な筮竹を探りながら、威嚇するやうな調子で言ふ。 | |||
小説家の俳句 | 萩原朔太郎 | 10分以内 | |
芥川龍之介氏とは、生前よく俳句の話をし、時には意見の相違から、激論に及んだことさへもある。 | |||
流行歌曲について | 萩原朔太郎 | 10分以内 | |
現代の日本に於ける、唯一の民衆芸術は何かと聞かれたら、僕は即座に町の小唄と答へるだらう。 | |||
童話と教育について | 萩原朔太郎 | 30分以内 | |
近頃の子供たちの悦ぶ童話は、昔とすつかりちがつたといふ説がある。 | |||
ローマ字論者への質疑 | 萩原朔太郎 | 10分以内 | |
日本語の健全な發育と、その國語の純粹性を害毒するものは、實に生硬な漢語と漢字、特に明治以來濫造される飜譯漢語と漢字である。 | |||
郷愁の詩人 与謝蕪村 | 萩原朔太郎 | 1時間〜 | |
蕪村や芭蕉(ばしょう)の俳句に関しては、近頃さかんに多くの研究文献が輩出している。 | |||
初めてドストイェフスキイを読んだ頃 | 萩原朔太郎 | 10分以内 | |
初めてドストイェフスキイを讀んだのは、何でも僕が二十七、八歳位の時であつた。 | |||
石段上りの街 | 萩原朔太郎 | 30分以内 | |
私の郷里は前橋であるから、自然子供の時から、伊香保へは度々行つて居る。 | |||
俳句 | 萩原朔太郎 | 5分以内 | |
○五月幟立つ家家の向うは海○暮鳥忌磯濱の煙わびしき年のくれ笹鳴笹鳴の日かげをくぐる庭の隅笹鳴や日脚のおそき縁の先○天城ごえ伊豆に入る日や遲櫻青梅に言葉すくなき別れ哉○青梅に言葉すくなき別れかな○冬日くれぬ思ひおこせや牡蠣の塚○我が心また新しく泣かんとす冬日暮れぬ... | |||
花あやめ | 萩原朔太郎 | 10分以内 | |
皐月あやめさくころ。 | |||
断調 | 萩原朔太郎 | 5分以内 | |
△寒水春なれば小椿おちて山吹の黄をもつ流その流背戸を走れるいまやせたり、木がらしの行方もしらにさはさはと音する枯草のひびき寂寞の影をやどせば敗れ岩ところどころに冬を行くいささ小川の悲しげなりや。 | |||
二十三夜 | 萩原朔太郎 | 10分以内 | |
『エ、おい、べら棒な。 | |||
感謝 | 萩原朔太郎 | 5分以内 | |
野のはて夕暮雲かへりてしだいに落ちくる夕雲雀の有心の調さへしづみゆけばかすかに頬(ほほ)うつ香ひありて夜の闇頒ちて幕くだる。 | |||
古盃 | 萩原朔太郎 | 5分以内 | |
小人若うて道に倦(う)んじ走りて隱者を得しが如く今われ山路の歸さ來つつ木蔭に形よき汝をえたり。 | |||
君が家 | 萩原朔太郎 | 5分以内 | |
ああ戀人の家なれば幾度そこを行ききずり空しくかへるたそがれの雲つれなきを恨みんや水は流れて南するゆかしき庭にそそげどもたが放ちたる花中の艶なる戀もしらでやは垣間み見ゆるほほづきの赤きを人の脣に情なくふくむ日もあらば悲しき子等はいかにせん例へば森に烏(からす)なき朝ざむ告ぐる冬の日もさびしき興に言よせて行く子ありとは知るやしらずやああ空しくて往來ずり... | |||
煤掃 | 萩原朔太郎 | 5分以内 | |
井桁古びた天井に鼠の夢を驚かして今朝年越しの煤拂ひ、主人七兵衞いそいそと店の小者を引具して事に堪ふべく見えにけり。 | |||
ゆく春 | 萩原朔太郎 | 5分以内 | |
おきつ邊かつ鳴る海青なぎ今手に動ずる胸をおせば哀愁ことごと浮び出でてたぎつ瀬涙の八千尋沼ああ世は神祕の影にみちて興ある歌もつ子等もあるに何をか若きに眉根ひそめ執着泣くべくえ堪へんや例へば人あり花に醉ひて秋雲流るる夕づつに樂觀すぎしを思ふ如く足ぶみせんなき煩ひかや信なき一人に戀しさで今年もさびしう春は行きぬ。 | |||
蛇苺 | 萩原朔太郎 | 5分以内 | |
實は成りぬ草葉かげ小やかに赤うして名も知らぬ實は成りぬ大空みれば日は遠しや輝輝たる夏の午さがり野路に隱(かく)れて唱ふもの魔よ名を蛇と呼ばれて拗者の呪ひ歌節なれぬ野に生ひて光なき身の運命悲しや世を逆に感じてはのろはれし夏の日を妖艷の蠱物と接吻交す蛇苺。 |
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