秋
萩原朔太郎
『秋』は青空文庫で公開されている萩原朔太郎の短編作品。253文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 253文字 |
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書き出し書出 | 白雲のゆききもしげき山の端に旅びとの群はせはしなくその脚もとの流水もしんしんめんめんと流れたりひそかに草に手をあててすぎ去るものをうれひいづわがつむ花は時無草の白きなれども花びらに光なく見よや空には銀いろのつめたさひろごれりあはれはるかなる湖うみのこころもて燕雀のうたごゑも消えゆくころほひわが身を草木の影によこたへしにさやかなる野分吹き來りてやさしくも、かの高きよりくすぐれり(大... |
初出 | |
底本 | 萩原朔太郎全集 第三卷 |
表記 | 旧字旧仮名 |
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