雨の降る日(兄のうたへる)
萩原朔太郎
『雨の降る日』は青空文庫で公開されている萩原朔太郎の短編作品。152文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 152文字 |
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書き出し書出 | 雨の降る日の縁端にわが弟はめんこ打つめんこの繪具うす青くいつもにじめる指のさき兄も哀しくなりにけり雨の降る日のつれづれに客間の隅でひそひそとわが妹のひとり言なにが悲しく羽根ぶとん力いつぱい抱きしめる兄も泣きたくなりにけり。 |
初出 | |
底本 | 萩原朔太郎全集 第三卷 |
表記 | 旧字旧仮名 |
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