遠望

萩原朔太郎

『遠望』は青空文庫で公開されている萩原朔太郎の短編作品。121文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。

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5分以内121文字
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書き出し

さばかり悲しみたまふとや、 わが長く叫べること、 煉瓦の門に入りしこと、 路上に草をかみしこと、 なべてその日を忘れえず、 いはむや君が來し方を指さし、 かの遠望をしたたむる、 あはれ、あはれ、 わが古き街の午後の風見よ。

初出
底本萩原朔太郎全集 第三卷
表記
旧字旧仮名