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秋日行語〔ちまた、ちまたを歩むとも〕

萩原朔太郎

『秋日行語』は青空文庫で公開されている萩原朔太郎の短編作品。127文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数
5分以内
127文字
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書出

ちまた、ちまたを歩むとも ちまた、ちまたに散らばへる 秋の光をいかにせむ たそがれどきのさしぐめる 我が愁をばいかにせむ 捨身に思ふ我が身こそ びいどろ造りと成りてまし うすき女の移り香も 今朝の野分に吹き散りて 水は涼しく流れたり 薄荷に似たるうす涙

初出
底本萩原朔太郎全集 第三卷
表記
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